先生の言葉通り3人で校長室で待っておられた。



なぜ、次男の作った作品を他の子の作品の下に置いたのか?



次男が、恐竜をどかしてほしいと何度も言ったのに、
「動かせない」と言って応じなかったのはなぜか?



それを言われた次男の気持ちを考えなかったのか?



しかし、それを聞いていた先生の中に不満そうな思いが感じられた。



そして、先生は言った。



「なんでお母さんは、息子さんが図工の授業に出ないことを許しているんですか?
そんなわがままなことをさせていいのかと職員の間でも話題になっています」



このことについては説明が必要だ。



その前の年に次男は図工の授業に出て、「好きなように作ってください」と言われるとどうして良いか分からず、パニックになる。



ストレスが加わると、アトピーがあるので、体中がかゆくなって、かきむしる。



そうすると、体は血がにじみボロボロになる。



そのため、「図工に出たくない」と次男は言った。



わたしはそれを許し、翌年は図工のある日にコミュニケーションの教室に行くようにあえてした。



それを先生方の間でわがままを許しているととらえていた。



なので、そもそもわたしに対して不満があった。



しかし、それと次男の作品を他の子の作品の下敷きするのは別のことだとわたしは思う。



それに、そう思っているのであれば、それをわたしに聞いてほしかった。



まぁ わたしも図工に次男が出ない理由を先生に伝えるということを怠ったわけだが‥



つまり、コミュニケーション不足だった。



つづく