家に帰っても、その後次男は特に変わった様子はなかった。



そして、次男は言った。



そのとき、次男は2歳だったが、はっきりと「たくのこと、緑の葉っぱが助けてくれたの」と言った。



「緑の葉っぱって何かな?」



次男は答えなかったが、緑の葉っぱに助けられたと本人は分かっている感じだった。



ここからは想像するしかないのだが、人工芝がクッションになっていたのは間違いのないことなので、顔面から落ちたとき、その緑が目に入ったのかもしれない。



その次男の命を救った人工芝は、今もうちの庭に置いてある。



なぜか引っ越しをする度に一緒に持ってきた。



断捨離が好きで、直ぐにいろんなものを処分するが、
捨てていなかった。



なんと25年前の人工芝が今も変わらず庭にある。




ところで、



その後も次男の落下事故は続いた。



つづく




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次回、ケントのzoomお話会は「思春期からおとなになってから」8月13日金曜日、夜の9時からです。

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