今朝、出がけに次男が「子守唄って子どもを守る唄って書きますよね」と言った。




「確かにそうだね。

子守唄が子どもを守るっていうの、なんだか分かるなぁ。それに絵本を読んであげることも、似たように思う」




それだけの会話で次男は仕事に行った。




今、ぎやくたいサバイバーの話を書いていて、本人のハルさんは小さい頃、お母さんに絵本を読んでほしかったけど、一度も読んでもらえなかったことを話していた。




そのときに叶えられなかった願いを、彼女はご主人に絵本を読んでもらうことによって満たそうとした。




幸い、その願いは叶えてもらえたので、随分と癒された。




子守唄を歌ってもらったり、絵本を読んでもらったり‥

寝る前のその時間は子どもを本当に守ると思った。




寝る前のひと時、あ母さんの愛情を一身に受ける。




それによって子どもの心は守られる。




わたしは幼いときに、母が「にんじん」という本を読んでくれていた。




絵本ではなく文庫本だったが‥




「にんじん」はかわいそうなストーリーだけど、母が本を読んでくれる時間はあったかくて安心して穏やかな時間で、大好きだった。




だから、わたしも子どもたちに絵本や創作のお話を毎晩した。




電気を暗くしないと眠らないので、途中からわたしが作ったお話を聞かせた。




みんな楽しそうに聴いていたなぁ。




子どもたちはそのことを覚えていないかもしれないが、わたしは子どもたちが、よく笑っていたことを覚えている。




よくもまぁ、毎日お話が作れたよなぁと思う。




おやつの時間には紙芝居を読んでいた。




図書館で、たくさん絵本や紙芝居を借りてきた。




自分で言うのもなんだけど、おやつを食べながら、紙芝居を観るってなかなか贅沢な感じだ。




子どもたちは楽しみにしていた。




そういう毎日の積み重ねの中で、子どもは安心するのだろう。




わたしは愛されていると‥





ハルさんが小さい頃は家に絵本がたったの1冊しかなかったらしいが、その反動でハルさんはたくさんの絵本を次々と買った。





そんなわけで、お話の最後に絵本のコーナーも作ろうと思っている。






連載は6月15日から始めますが、その前にちょこちょこと「こじらせルンちゃん」を紹介をしていこうと思います。。





明るいぎゃくたいサバイバーのお話、お楽しみに〜(o^^o)