今日は長いこと友だちと話した。



今、虐待のことを書いているものだからそのことが話題になった。



彼女は学者なので、色々分析する。



それで、私たちの年代の親は戦時中や戦後の大変なときを過ごして来て、おまけに兄妹も多くて、食べ物もなくて、親の愛情をしっかり感じる間もなく育ったと‥




自分と歳があんまり変わらない弟や妹の子守りをさせられたり、家業を手伝わされたり「ありがとう」も言われず、できないと叩かれ‥



そんな家庭が多かったんじゃないかと言っていた。




「確かになぁ」と思いながら聴いていた。





わたしの母は7人兄妹の三番目に生まれた。




父親は震え上がるほど怖かったと言っていた。




つまり、わたしのおじいちゃんのことだ。




晩年は優しいおじいちゃんだったけど、母にとってはただ、ただ怖い存在だったらしい。





しかし、母は愛情深い人だ。




優しい人で誰からも好かれた。




ケントなどは「バーバのことを考えるだけで泣きそうになる」と言っていた。




「なんでだろう?」と考えた。




母の元々もっている性質はあると思う。




しかし、わたしはあることに気づいた。




母はひどく病弱だった。




学校にもろくに行けないほど、しょっちゅう寝込んでいた。




肝臓が悪く、その痛みにのたうち回るほどだったと言う。




両親は忙しくて、かまってくれることはなかったが、母のおじいちゃんとおばあちゃんが母の看病をした。




どうやらおばあちゃんはきつい人だったようだが、おじいちゃんは「仏の川右衛門さん」とよばれ、それはそれは優しい人だったらしい。




肝臓が悪いのだからと毎日しじみの味噌汁を飲ませてくれたり、痛いところに氷を当てて冷やしてくれたり、背中をさすり続けたりしてくれた。




つまり、母は大切にされていた。




おじいちゃんの愛情をしっかり受けて育った。




母は、痛みに耐えて大変な日々だったと思うが、愛を受けることができた。




わたしはいつも「愛すること」について講演で話す。




親に大切にされることは、その人の生涯に渡る愛のベースを作る。




悲しいときは、話を聴き




できたときは、一緒に喜ぶ




本を読み、眠るまでそばにいる




笑顔で送り出す




そういことで、子どもは自分は生きていて良いのだと思う。




生きて、他の人の役に立ちたいと思う。





そういう愛をあまり受けられなかったというか、いつもぶん殴られ、罵声を浴びせられて育った子はどうしたら良いのだろう。





しかし、彼らは生きてその日々を取り返すべく幸せに生きる道を選ぶ。





「ぎゃくたいサバイバー

こじらせルンちゃん」




6月15日に連載を始められるように準備中、






子どもの頃のことと対峙しながらの作業はどんなにしんどいことだろう。




だけど、この記録が誰かのお役に立つ。




その思いが込められた40年に渡る記録をわたしは書かせて頂く。





明日から6月、





力を尽くそう。







個人カウンセリング | ゆるみ☆子育て [ 堀内祐子オフィシャルサイト ]個人カウンセリングについて 「個人的にゆっくり話を聴いてほしい」 子育て、発達障害、不登校、引きこもり、人間関係、ご自身の生きづらさ・・・・。 講演会の質疑応答や、集まりでは話しづらい事など、じっくりと1対1でお伺いします。 また、カウンセリングの中にご希望があれば、対面のみエモーションコード(ネガティブな感情の解放)を取り入れます。 カウンセリングの申し込…リンクk-gifted.net

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