子育てしていて「怒り」っていうのが、けっこう大変だった。

 
 
 
「怒り」の感情がわいてくる。
 
 
 
それが情けないことに、子どもがご飯を食べるのに1時間以上かかるとか、言っても言っても同じいたずらを繰り返すとか‥
 
 
 
 
後で考えたらなんでそんなことで怒っていたのか?って思ったりするが、そのときのわたしはそうだった。
 
 
 
 
お恥ずかしい話だが、あえて書く。
 
 
 
三男がまだ2歳の頃だった。
 
 
 
そのときは神戸に住んでいた。
 
 
 
大きなウッドデッキがありそこにテーブルがあって、天気の良いときはいつも子どもたちは外でご飯を食べていた。
 
 
 
なかなかのどかな光景だ。
 
 
 
しかし、三男はご飯を食べるのにすごく時間がかかる。
 
 
一人だけになってものんびり食べている。
 
 
 
その日はお隣りの方が庭に防虫剤を散布することになっていた。
 
 
 
なので早くご飯を食べなければ散布が始まる。
 
 
 
それだったら、残りを家の中で食べれば良いだけなのに、その日わたしはなんだかイライラしていて「早く食べて!!」と、まだ2歳の三男に言った。
 
 
 
しかしマイペースな三男は相変わらずゆっくり食べている。
 
 
 
そのうちわたしの心に怒りが湧き起こり、残りのご飯を三男の口にスプーンで突っ込んだ。
 
 
 
次々突っ込まれるので三男は泣き出した。
 
 
 
そのときに感じた情けなさ、悲しさ、悔しさは忘れられない。
 
 
 
三男はご飯を食べるのがゆっくりなだけだ。
 
 
 
それだけのことなのに、なんでわたしは怒ったのか‥
 
 
 
その背景には色んなできごとや思いがある。
 
 
 
心にゆとりがなかったし、何もかも一人でやらなくてはならなかったし‥
 
 
 
子どもたちのアトピーに喘息に不登校‥
 
 
 
後で分かったけど、全員発達障害。
 
 
 
辛いこともいっぱいあった。
 
 
 
 
色んな感情があって、その感情を持て余すこともあるのだけど、その感情が湧いたことに対して「自分はダメだ」と段々に思わなくなった。
 
 
 
 
「そりゃー怒るわな。悔しいよな。
まー しゃーない(しょうがない)」と自分を責めることはしない。
 
 
 
 
その方が引きずらないで済む。
 
 
 
多分、そうしないとやってこれなかったんだと思う。
 
 
 
 
自分を責めないってことは、とっても大切。
 
 
 
責めてもろくなことはない。
 
 
 
いけなかったなって思ったら、それを繰り返さなければ良いわけで‥
 
 
 
また同じことをしても、それを次にしないようにすればいい。
 
 
 
神さまは七の七十倍赦しなさいっておっしゃってるので、自分のことも七の七十倍赦せばいい。
 
 
 
 
次男が言うように、「自分に甘く」ってことね😊
 
 
☆☆☆☆☆