20年以上前のこと、わたしはある女性からとても助けられた。

 
 
 
子育てのことでたくさんの情報やヒントやアドバイスを頂いた。
 
 
 
その方のことは本の中にも書いていたりするが、とにかく大恩人なのだ。
 
 
 
しかし、神戸から引っ越してから年賀状だけのやり取りになった。
 
 
 
彼女はいつも達筆で簡単に近況を書いてくれていた。
 
 
 
ある年からその年賀状が届かなくなり、こちらからの手紙にも返事は来なくなった。
 
 
 
気にはなりつつも月日は流れた。
 
 
 
それから5年か6年経ったある日、彼女の娘さんからメールが届いた。
 
 
 
かなり苦労して、ようやくわたしへ連絡できたようだ。
 
 
 
そこには彼女が難病を患い、亡くなったと書かれていた。
 
 
 
彼女は徐々に身体が動かなくなり、話すことが出来なくなり、呼吸が難しくなり‥
 
 
 
そんな中でも娘さんはお母さんのことを、「母は最後まで母でした」と書いておられた。
 
 
 
ほんとに凛としたステキな方だったので、娘さんの言葉で彼女のことが鮮やかによみがえった。
 
 
 
 
それからまた、月日は流れてつい数日前のこと、彼女からのメッセージがあることが分かったので伺ってみた。
 
 
 
彼女の思いを伝えたかったというより、私たちのために話してくれているのが分かった。
 
 
 
なぜなら、彼女は自分の人生にとても満足していて、今も幸せだった。
 
 
 
わたしのためにメッセージを伝えてくれたのだ。
 
 
 
 
ひとつだけ、分かち合います。
 
 
 
 
「愛と感謝と信頼は天からもたらされました」
 
 
 
 
わたしに子育てのことでたくさん教えてくれた彼女が、このことをはっきりと伝えてきた。
 
 
 
 
子育てする上でとても大切なこと。
 
 
 
 
愛も、
 
 
 
 
感謝も、
 
 
 
 
信頼も、
 
 
 
 
それは天からもたらされたもの。
 
 
 
 
天からの恵みということ。
 
 
 
 
このことを彼女は知ってほしかった。
 
 
 
天からもたらされたものはパワフルだ。
 
 
 
 
天の助けを借りて、子育てしなさい。
 
 
 
 
愛と感謝と信頼で‥