移動する際の頭の位置(1) | 堀 啓のブログ

移動する際の頭の位置(1)

今日はステップインやバックステップ、サイドステップなど、移動する際の頭の位置について書いて行きます。


どの方向でも、素早く移動するためにはまず、移動したい方向に頭を動かし、重心移動を促します。

以前の投稿(http://ameblo.jp/horihiraku/entry-12244478416.html)で書いたように、両足の範囲内に頭を置いておくことが重要なので、行きたい方向の側の足の上まで頭を移動させます。

頭を足の前に出して移動すると不安定ですし、ストップや方向転換が困難になります。
(短距離走ではスタートの体勢が完全に前傾で頭は足のはるか前にありますが、それは必ず前に進む、という前提があるからでしょう。)

そして後ろ足(行きたい方向の逆側の足)で地面を強く蹴り、移動します。

この時、進行方向に重心、頭を移動させていることで、後ろ足による地面の蹴りを非常に有効に活用することが出来ます。


どの方向でも、スピーディーな移動のためには(下半身の力を使って)頭から動く事が大切になってきます。

素早く動けるに越したことはないので、どの方向でもこれは当てはまるのですが、実は格闘技では、ここに当てはまらないケースがたくさんあります。

次回の投稿では、この、「当てはまらないケースと、その理由について書いていきます。