時間軸:Part 7:パレスチナ人に対する、イスラエルの人権侵害75 年
2023/11/06:マイク・アダムス

 

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2014 年 8 月 4 日 – 攻撃を受ける医師、患者、病院 - Aug. 4, 2014 – Doctors, patients and hospitals under attack


7月8日に始まったガザ地区でのイスラエルの軍事作戦中、特に7月17日にイスラエル地上軍がガザに入って以来、ガザ地区全域の救急車と医療施設が攻撃されている。 専門的な治療を受けるためにガザ郊外の病院に緊急に搬送されない限り、多数の重傷患者が死亡することになる。

 

 

 

2014 年 8 月 19 日 – 銃撃戦が再開される中、ガザへの人権アクセスが不可欠 - Aug. 19, 2014 – Human rights access to Gaza imperative amid renewed exchange of fire

アムネスティ・インターナショナルは本日、イスラエルによるガザ空爆とロケット弾発射の再開は、人権団体に状況監視の為の即時アクセスを許可することが不可欠であることを浮き彫りにしていると述べた。

 

 

2014年7月8日に、ガザでイスラエルの軍事作戦が開始されて以来、イスラエル当局は、イスラエルが管理するエレズ国境を経由してガザに入るというアムネスティ・インターナショナルの度重なる要請を拒否してきた。 同団体はエジプト当局にもアクセスを要請したが、これ迄の処、許可されていない。



2014年11月5日 – イスラエル軍、ガザ地区の住宅への致命的な攻撃で「冷酷な無関心」を示した - Nov. 5, 2014 – Israeli forces displayed ‘callous indifference’ in deadly attacks on family homes in Gaza

アムネスティ・インターナショナルは、ガザ地区でのイスラエルによる最新の作戦に関する新たな報告書の中で、イスラエル軍が家族で満員の家を狙った攻撃で多数のパレスチナ民間人殺害し、場合によっては戦争犯罪に等しいことを明らかにした。

 




2014 年 11 月 21 日 – イスラエル、懲罰的な住宅破壊を再開 - Nov. 21, 2014 – Israel resumes punitive house demolitions

イスラエル政府は、イスラエル人を殺害する攻撃を行った少なくとも7人のパレスチナ人の実家の取り壊しを命じた。 イスラエルは、将来の攻撃を阻止する為に、これを行う必要があると主張している。

 


アカリ、ジャアビス、ヒジャジ、アブ・ジャマルの家族は、11月13日~11月20日迄に取り壊し命令を受け、上訴を提出する迄に、48時間の猶予が与えられた。 高等裁判所は、少なくとも、この命令に対する彼らの申し立てが審理される11月24日迄は、ジャアビ家の自宅の取り壊しを禁止する暫定命令を出した。 イスラエルのメディア情報筋によると、国内戦線軍の職員らは取り壊しの準備として他の家族の家を訪れ、写真や寸法を撮影したという。




2014 年 12 月 9 日 – イスラエルによる高層ビルの破壊:大規模かつ理不尽かつ不当な行為 - Dec. 9, 2014 – Israel’s destruction of multistorey buildings: extensive, wanton and unjustified

2014年8月に、ガザでイスラエル軍が行った「プロテクション・エッジ作戦」の最終段階でのランドマーク的建造物への空爆は、民間建物に対する意図的かつ直接的な攻撃であり、戦争犯罪に相当するとアムネスティ・インターナショナルは本日発表した。

 


「何も免れない」:イスラエルによるガザ地区のランドマーク的建物の破壊は、紛争最後の4日間に4階建ての建物に対する攻撃が国際人道法に違反していた事を示す証拠となり、独立かつ公平な調査が求められている。

 


アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカプログラム責任者のフィリップ・ルーサー氏は:

 

「我々が入手した全ての証拠は」

「この大規模破壊が軍事的正当化無しに」

「意図的に行われた事を示している」と述べた。



2015年7月29日 – 2014年のイスラエル/ガザ紛争中のラファでの「ブラックフライデー」大虐殺 - July 29, 2015 – ‘Black Friday’ Carnage in Rafah during 2014 Israel/Gaza conflict
 

この報告書では、アムネスティ・インターナショナルとロンドン大学ゴールドスミスに拠点を置く研究チーム「フォレンジック・アーキテクチャー」が、停戦が発効した2014年8月1日~8月4日迄の、ラファでの出来事を詳細に再構成したものを提供している。 報告書は、中尉の拘束に対するイスラエル軍の対応を調査している。

 

 

ハダル・ゴルディンと、そのハンニバル命令の実施について ─ これは兵士の捕獲に対処する為に設計された、物議を醸す指令であり、攻撃の近くの人、車両、建物に大規模な火力を発射し、民間人や捕虜の兵士に危険を負わせるものです。

 

 



▶ 2015 年 10 月 9 日 – 民間人に対する意図的な攻撃、イスラエル軍による不法な殺害、パレスチナ人の集団処罰には何の正当性もない - Oct. 9, 2015 – No justification for deliberate attacks on civilians, unlawful killings by Israeli forces, or collective punishment of Palestinians

2015年10月1日以来、パレスチナ占領地域(OPT)とイスラエルで暴力の大幅な激化が続いている中、アムネスティ・インターナショナルは、パレスチナ占領地域(OPT)内のイスラエル民間人を含む民間人に対する全ての意図的な攻撃を非難し、この様な攻撃を止めるよう、全て当事者に呼び掛ける。 アムネスティ・インターナショナルはまた、占領下のヨルダン川西岸全域でパレスチナ人のデモ参加者に対してイスラエル軍が過剰な武力行使を広範に行った事と、入植者の攻撃の波からパレスチナ人を守れなかった事を非難している。

 


同組織は、イスラエル当局に対し、イスラエル軍によるパレスチナ人過剰な武力行使と不法な殺害を停止し、パレスチナ人に対する懲罰的な住宅破壊や、その他の集団的処罰を止め、パレスチナ民間人に対する不法な攻撃に責任のあるイスラエル軍、警察、民間人を確実に取り締まるよう要請する。 パレスチナ占領地域(OPT)は責任を負っています。

 

 

 

2015年10月27日 – パレスチナ占領地域のイスラエル軍は不法殺人のパターンを終わらせなければならない - Oct. 27, 2015 – Israeli forces in Occupied Palestinian Territories must end pattern of unlawful killings

アムネスティ・インターナショナルは、本日、東エルサレムを含む、ヨルダン川西岸への継続的な調査旅行の結果に基いて、イスラエル軍が正当な理由無く、意図的な殺傷能力を使用してパレスチナ人に対する一連の不法な殺害を行ったと発表した。

 


同組織は、生命への差し迫った脅威が無いにも関らず、パレスチナ人が、イスラエル軍によって意図的に射殺され、超法規的処刑とみられる少なくとも4件の事件を詳細に文書化している。

 


場合によっては、拷問やその他の虐待の禁止に違反して、射殺された人物が地面に放置され出血多量で死亡し、迅速な医療援助が受けられなかった。 

 

 

10月1日以来、イスラエル軍は占領下のヨルダン川西岸とイスラエルで、刺殺が行われた後、或いは刺殺が意図されたとイスラエル当局が主張して、30人以上のパレスチナ人を殺害した。

「イスラエルと占領下のヨルダン川西岸で」

「イスラエル民間人や軍・警察に対する」

「パレスチナ人による最近の一連の刺殺攻撃を受けて」

「イスラエル軍が致死的な武力を」

「不法に使用する明確なパターンが明らかになった」

アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ・プログラム責任者フィリップ・ルーサー氏はこう語った。

 

 


 


2015 年 11 月 12 日 – ヘブロン病院での明らかな超法規的処刑を調査 - Nov. 12, 2015 – Investigate apparent extrajudicial execution at Hebron hospital

木曜日の早朝、ヘブロンのアル・アハリ病院を襲撃したイスラエル軍による28歳のパレスチナ人男性の殺害は、超法規的処刑に相当する可能性があるとアムネスティ・インターナショナルが本日発表した。

 


目撃者の報告によると、午前2時43分、イスラエルの兵士と警察の大規模な集団が、パレスチナ民間人変装して病院に入った。中にはクーフィーヤ(頭巾)と、付け髭を着けた者もおり、妊婦の格好をして車椅子に乗った者も居たという。 

 

イスラエル軍がおとり捜査でヘブロン病院を襲撃、パレスチナ人死亡

 

 

アムネスティ・インターナショナルが話を聞いた証人2人によると、2人は、10月25日、イスラエル民間人を刺した容疑で逮捕する為、20歳のアッザム・アズミ・シャラルダさんが患者となっている病院3階の部屋に入った。

患者がベッドに寝ていた部屋に入ると、直ぐに彼の従弟であるアブドラ・アッザム・シャラルダさんの、頭と上半身を含めて、少なくとも3回銃撃した。

 

 

アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ・プログラム責任者フィリップ・ルーサー氏はこう語った。


「アブドラ・シャラルダが」

「頭と上半身を撃たれたと云う事実は」

「これが超法規的処刑であった事を」

「示唆しており」

 

「ヨルダン川西岸での」

「イスラエル軍による」

「最近の同様の事件の」

「不穏なパターンに拍車が掛り」

「緊急調査が必要である」

「イスラエル軍は」

「生命に差し迫った」

「脅威を与えていない人々に対する」

「意図的な致死力の使用を」

「直ちに中止しなければならない」

 



2016 年 3 月 24 日 – パレスチナ人の超法規的処刑の疑いがビデオで捉えられた - March 24, 2016 – Suspected extrajudicial execution of Palestinian caught on video

本日、ヘブロンでナイフ攻撃に関与したとされるパレスチナ人男性が負傷して地面に横たわって居る処を、イスラエル軍兵士が射殺する様子が撮影された。

 


この男、アベド・アル・ファタハ・アル・シャリフは、イスラエル兵の刺殺事件に関与したとされるパレスチナ人2人のうちの1人だった。 銃撃の映像は、イスラエルの人権団体B’Tselem によって公開された。

 

白昼の超法規的殺害、ヘブロン、2016 年 3 月

 

「負傷者や無力者の射殺は」

「例ええ攻撃に関与していたとしても」

「全く正当化されず」

「潜在的な戦争犯罪として」

「起訴されなければならない」

アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ・プログラム責任者フィリップ・ルーサー氏はこう語った。



2016 年 9 月 28 日 – 不法殺人のパターンは、人命に対する衝撃的な無視を明らかにする - Sept. 28, 2016 – Pattern of unlawful killings reveals shocking disregard for human life

イスラエルとパレスチナ占領地域(OPT)での血生臭い暴力行為の急増からほぼ1年が経った今も、イスラエル軍はパレスチナ人に対して、無謀、且つ違法な致死的武力行使を行う事で、人命に対する驚くべき軽視を示し続けているとアムネスティ・インターナショナルが本日発表した。

 

 

同組織は、9月14日にイスラエル当局に送った覚書で、イスラエル軍による明らかに不法なパレスチナ人殺害事件20件を詳述し、捜査状況の説明を求めている。 この内少なくとも15件では、生命への差し迫った脅威が無いにも関わらず、超法規的処刑とみられるパレスチナ人意図的に射殺された。 イスラエル当局はアムネスティ・インターナショナルの懸念に応じていない。

 

 

アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ担当調査・権利擁護ディレクター、フィリップ・ルーサー氏はこう述べた。

 

 

「昨年、イスラエルと」

「パレスチナ占領地で」

「暴力が激化して以来」

「不処罰の文化によって促進された」

「イスラエル軍による不法殺人が」

「憂慮すべきほど増加している」


「この覚書に概説されている不法殺人事件は」

「人命に対する衝撃的な無視を明らかにしており」

イスラエル当局に」

「幾つかの深刻な疑問を投げかけている」

「この不法殺人の連鎖を確実に終わらせる為に」

「責任者は裁かれなければなりません」

 

 

2017 年 3 月 30 日 – 2017 年 土地の日:イスラエルの容赦無い土地強奪が続く - March 30, 2017 – Land Day 2017: Israel’s relentless land grab continues


今日の土地の日の記念行事は、半世紀に渡るパレスチナ人の土地の没収と剥奪を特徴付けて来た無数の人権侵害を思い出させる象徴的なものである。

 


1976年の最初の土地の日、イスラエルのパレスチナ国民は、ガリラヤのパレスチナ人の村々を囲む2,000ヘクタールの土地をイスラエル政府が収用した事に抗議した。 イスラエル軍が抗議活動を鎮圧し、パレスチナ人6人が死亡、100人以上が負傷した。

 


それ以来毎年、イスラエルとパレスチナ占領地域(OPT)パレスチナ人地域は、3月30日に集まり、これらの出来事を記念し、イスラエルによるパレスチナの土地の現在進行中の押収を強調し、その土地との繋がりを再確認している。

 


今年の土地の日は、イスラエル北部のデリ・ハナとサクニン間の行進の他、イスラエル中央部とネゲブ・ナカブ地域、占領下のヨルダン川西岸とガザ地区でのデモやイベントが目玉となる。 抗議活動は、しばしばイスラエルによる残忍かつ過剰な武力行使に見舞われる。

 

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