時間軸:Part 3:パレスチナ人に対する、イスラエルの人権侵害 75 年
2023/11/06:マイク・アダムス

 

 

================================================

2007 年 4 月 27 日 – 家屋取り壊し/強制立ち退き - April 27, 2007 – House Demolition/forced eviction

4月、イスラエル軍は、占領下のヨルダン川西岸東部のヨルダン渓谷にあるパレスチナのベドウィン村ハディディヤの全住民に対して破壊命令を出した。 村の住民は、自分達が住んでいるテントや小屋が、いつでも取り壊される事を不安に思って居ます。 以前の取り壊しの後、彼らは再び村にテントを張ったが、今度は何十年も住んでいた土地から強制的に立ち退かされることに直面している。



2007 年 7 月 11 日 – 健康上の懸念 - July 11, 2007 – Health Concern


数千人のパレスチナ人が、エジプト北部で足止めされ、ガザ地区の故郷に戻る事ができなくなっている。ガザとエジプトの間のラファ交差点は、6月9日からイスラエル当局によって閉鎖されている。 数百人の足止め者が国境検問所の近くでキャンプをしている。1年で最も暑い時期に砂漠にいるにも関らず多くの人は十分な食料、水、避難所を持っていません。彼らが国境を越えて帰国する事は引き続き妨げられている為、彼らの健康と安全は依然として危険に曝されています。

 

 




2007 年 7 月 30 日 – パレスチナ人の村民の家が脅威にさらされる - July 30, 2007 – Palestinian villagers’ homes under threat

イスラエル軍は、ヨルダン川西岸のヨルダン渓谷地域にあるパレスチナ人の村民の家を破壊すると脅している。 軍が村民の移動と水へのアクセスを制限して居る為、村民は増々プレッシャーに曝されている。



2007 年 8 月 3 日 – 住宅取り壊し/強制立ち退きに関する詳細情報 - Aug. 3, 2007 – Further information on house demolition / forced eviction

イスラエル軍は、7月28日、フムサに住む村民からトラクター(村に2台しかない内の1台)と水タンクを押収する等、ハディディヤとフムサのパレスチナ村民への圧力を強め、既に深刻な村の水不足を更に悪化させた。



2007 年 8 月 14 日 – 住宅取り壊し / 強制立ち退きに関する詳細情報 - Aug. 14, 2007 – Further information on house demolition / forced eviction

8月13日朝、占領下のヨルダン川西岸地区のヨルダン渓谷地域にあるパレスチナ人の村フムサで、幾つかの家屋がイスラエル軍によって破壊された。 破壊された建物には、アブダラ・セイン・ビシャラットさん(30人以上)とアフマド・アブダラ・バニ・オデさん(約10人)の家族が住んでいた。

 

 

 



2007 年 9 月 5 日 – ガザへの重要な物資の削減は集団的懲罰に相当する - Sept. 5, 2007 – Cutting vital supplies to Gaza would amount to collective punishment

イスラエル政府閣僚らは、パレスチナ武装勢力が、ガザからイスラエルに自家製「カッサーム」ロケットを発射した事を受け、ガザ地区への水と電気の供給を遮断する事を検討していると述べたと伝えられている。

 

 

チャイム・ラモン副首相(Chaim Ramon)は、イスラエル軍ラジオで:

 

「インフラを遮断するという観点から」

カッサーム毎に値札を設定する積りだ…」

「我々は、電力、燃料、水の形で」

「『酸素』を供給し続ける積りは無い」と、語った。

 

彼らは私達の子供達を殺そうとしています。

 

 

水や電気等の基本的必需品の供給を遮断する事は、ガザ住民がイスラエルによる封鎖のため他の地域から入手できない事は、あらゆる形態の集団処罰を禁止する国際人道法に違反するガザ住民に対する集団的処罰となるだろう。

 

 

2007 年 9 月 21 日 – 安全に対する恐怖 - Sept. 21, 2007 – Fear for Safety


アムネスティ・インターナショナルは、2007年9月19日のイスラエル政府の決定の履行に懸念を抱いている。

「ガザ地区への」

「様々な物資の輸送を制限し」

「燃料と電力の供給を削減する為に」

「ハマス政権に対して」

追加の制裁が課される事になる」

ガザ地区への人の往来にも」

「制限が課されるだろう」

それは、ガザ地区の既に悲惨な人道状況を更に悪化させ、そこに住む150万人のパレスチナ人に悪影響を与えるだろう。

 

 


2007 年 11 月 1 日:「パレスチナ人に対する建設許可はもう与えない」:ヨルダン川西岸の村に学校を建設する闘い - Nov. 1, 2007 – “No more construction permits for Palestinians”: The fight to build a West Bank village school


イスラエル軍が、間もなく同村に建設中の小学校を取り壊すか否か決定する予定となっており、国際的な注目が、ヨルダン川西岸のファサイル村に集まっている。 世界中の活動家が学校を取り壊しから守る為に団結しています。 学校の将来が決定される可能性のある軍事会議は、2007 年 12 月末に延期されました。


 
2008年1月21日 – イスラエル、ガザへの電力と食料供給を遮断 - Jan. 21, 2008 – Israel cuts electricity and food supplies to Gaza


イスラエルは、ガザ住民への電力、燃料、人道支援の供給を遮断したが、アムネスティ・インターナショナルは、この動きを集団的懲罰として非難している。

 

 

この封鎖は公衆衛生上の緊急事態に繋がる可能性が高い為、アムネスティ・インターナショナルは、燃料、人道援助、基本的必需品に対する封鎖、並びにガザ地区からの人や物の出入りを事実上妨げている、その他の制限を即時解除するよう求めた。 2007年6月にハマスが、この地域の支配権を掌握して以来、剥奪された。



2008年2月14日 – イスラエル軍がパレスチナ人の住宅を破壊 - Feb. 14, 2008 – Israeli army destroys Palestinian homes


ヨルダン川西岸のフムサ村とハディディヤ村では、全ての家が破壊される予定だ。 イスラエル軍は、村々があるヨルダン渓谷(Jordan Valley)の大部分を、地元のパレスチナ人が立ち入りを禁止される「閉鎖軍事地域」と宣言した。

 


40年前にイスラエル軍がこの地域を占領するずっと前から住んでいた地元のパレスチナ人は、この地域から立ち去るよう圧力が高まっている。 2月6日朝、イスラエル軍のブルドーザーが占領下のヨルダン川西岸のヨルダン渓谷地域ハディディヤ(Hadidiya)パレスチナ人 4 家族の家と生計を破壊した。

 




2008 年 2 月 18 日 – 懲罰的制限: パレスチナ人抑留者の家族は訪問を拒否 - Feb. 18, 2008 – Punitive restrictions: Families of Palestinian detainees denied visits


許可無くイスラエルで投獄されている親族を訪問できるのは16 歳未満の子供だけです。 パレスチナ占領地域(OPT)の約8,500人のパレスチナ人がイスラエルの刑務所に拘留されている(1人を除いて全員がイスラエル国内にある)。 

 

 

イスラエル当局がイスラエル国内の刑務所への渡航許可を拒否しているため、数千人の配偶者、両親、子供、兄弟は面会を許可されていない。 この文書はイスラエル当局に対し、全てのパレスチナ人拘留者がパレスチナ占領地域(OPT)に拘留され、家族の面会が許可される事を保証するよう求めている。

 



2008 年 3 月 2 日 – 民間人の殺害は止めなければなりません - March 2, 2008 – Killings of civilians must cease


アムネスティ・インターナショナルは本日、ガザ地区に対するイスラエル軍の空爆と砲撃は民間人の命を無謀に無視して行われていると述べた。 アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ・プログラム責任者のマルコム・スマート氏は:

 

「ここ数日間の」

「イスラエル軍の攻撃により」

「少なくとも10人の子供を含む」

「ガザ地区のパレスチナ人75人以上と」

「衝突に関与していない」

「非武装の民間傍観者が死亡した」

 

「イスラエルには」

「ガザの民間人を保護する」

「法的義務がある」

 

「この様な攻撃は不均衡であり」

「パレスチナ武装勢力による」

「ロケット弾攻撃に対抗して」

「イスラエル軍が執る事できる」

「合法的措置を超えている」と、述べた。

 




2008 年 3 月 3 日 – ガザ地区の子供と民間人の死亡者数 - March 3, 2008 – Children and civilian bystanders in Gaza death toll

ここ数日間のガザ地区に対する、イスラエル軍の空爆と砲撃により、数十人の子供や他の民間の傍観者を含む100人以上のパレスチナ人が死亡した。 2月27日にパレスチナ武装勢力が発射したロケット弾により民間人1名が死亡し、兵士2名も含まれるイスラエル人3名も死亡した。

 


殺害されたパレスチナ人の多くは、イスラエルへの攻撃に参加した過激派だったが、その他は戦闘に参加していない非武装の民間人で、その中には約25人の子供も含まれていた。 殺害された民間人の正確な数は不明であり、確立する事は困難です。

 


イスラエルの首席補佐官は、死亡者の90%が過激派だったと主張したと伝えられているが、国連やガザ地区を含む他の情報源は、死者の半数は民間人だったと示唆している。 他にも多数の非武装の民間人を含む250人以上が負傷した。

 

 

2008 年 3 月 11 日 – パレスチナ人の家が警告なしに破壊された - March 11, 2008 – Palestinian homes demolished without warning

イスラエル軍は火曜日朝、占領下のヨルダン川西岸地区にあるパレスチナ人の村で更に多くの家を破壊した。 占領下のヨルダン川西岸地区のヨルダン渓谷地域にある、ハディディヤ村(villages of Hadidiya)ジフトリク村(Jiftlik)フルシュ・ベイト・ダジャン村(Furush Beit Dajan)にあるパレスチナ人家族の家と財産が破壊された。

 

  


イスラエルとパレスチナ占領地域に関するアムネスティ・インターナショナルの研究者は、破壊を目撃した。

ドナテッラ・ロベラさんはその光景を次の様に描写した:

 

「どの場所でも、人々の殆どは子供達だ」

「これらの家には」

「祖父母、両親、子供の三世代が殆どだ」

「ハディディヤには 4 家族」

「フルシュ・ベイト・ダジャンには 5 家族がいた」

「住民は皆、これ迄に家を取り壊された経験があるが」

今回は何の警告もなかった」

「住民は非常に動揺していた」

「家から持ち物を持ち出そうと走っていましたが」

「ブルドーザーは、そのまま取り壊しを続けました」

 

 

 


2008 年 3 月 13 日 – ガザの医療状況の悪化 - March 13, 2008 – Deterioration of health care situation in Gaza

アムネスティ・インターナショナルは、ガザ地区の病院やその他の、医療施設の状況が悪化して居る事を懸念し続けている。 最近のイスラエル軍のガザ空爆と砲撃は、パレスチナの医療施設に更なる被害を与え、イスラエル当局による封鎖の影響を更に悪化させた。最近の戦闘激化の結果、多数のパレスチナ人が負傷している。

 

 

 

 

2008年3月31日 – イスラエル人入植者の不法住居、パレスチナ人の破壊 - March 31, 2008 – Unlawful homes for Israeli settlers, demolitions for Palestinians


パレスチナ占領地域(OPT)における、イスラエルの不法入植地用のトレーラーハウスは、イスラエルのブルドーザーが同地域のパレスチナ人住宅や財産を破壊してから1週間以内に認可を得た。 先週の水曜日(3月26日)、イスラエル国防大臣エフド・バラクが、この地域のテネ・オマリンのイスラエル人入植地へのトレーラーハウス5棟の移転を承認した事が明らかになった。

僅か1週間前には、イスラエル軍のブルドーザーが占領下のヨルダン川西岸南部にあるパレスチナ人の幾つかの村で9軒の家屋と2軒の家畜小屋を破壊した。 

 

 

破壊は3月19日に南ヘブロン丘陵(South Hebron Hills)のカワウィス(Qawawis)、イムネイジル(Imneizil)、アルダイラート(al-Dairat)、ウム・ラサファ(Umm Lasafa)の集落で行われた。




2008年4月17日 – イスラエル軍による民間人殺害については全面的な調査が必要 - April 17, 2008 – Full investigation needed into Israeli army killing of civilians


イスラエル政府は、昨日のガザ地区でのイスラエル軍によるパレスチナ民間人の殺害について、全面的かつ独立した調査を直ちに命令すべきだと、アムネスティ・インターナショナルは本日述べた。 アムネスティ・インターナショナルは:

 

「イスラエル軍が」

「戦闘で兵士を殺害した後に」

「開始した昨日の攻撃は」

「民間人の生命を無視して行われた様だ」

「イスラエル軍内には不処罰の文化があり」

「それが無謀で不均衡な武力行使の」

「日常化の一因となっているようだ」と述べた。

子供や非武装の民間人を含む少なくとも18人のパレスチナ人が殺害された。 昨日のガザ地区でのイスラエル軍機と戦車による地上軍による攻撃で、他に30人以上が負傷した。 ガザ地区内でのイスラエル軍の攻撃中、パレスチナ武装勢力との衝突でイスラエル兵3人が死亡した。
 

================================================