NESARA / QFS：長く続いているインターネット詐欺
：Part２
「NESARA法」「量子金融システム」の偽情報を使ったネットインフルエンサーによる詐欺の背景、歴史、現状を詳しく解説
ジョーダン・サザー（Jordan Sather）：2月24日
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ディナール/RVと「量子金融システム」詐欺の追加
NESARAには、何年にも渡って多くの別バージョンがあり、それに付随する主張がなされてきました。
2010年代中半には、莫大な資金が入った「世界担保口座」からの「繁栄パッケージ」が、世界中に公開され、この繁栄パッケージと一緒に、イラク通貨のディナール（Iraqi Dinar）や、ジンバブエ・ジム（Zim）等の、国際通貨が「再評価」（RV）されて、価格が大幅に上昇すると云うアイデアがありました。
この為、ネットのブロガー達は
「NESARAとRVが実施されれば」
「イラク通貨のディナールや」
「ジム（Zim）が値上がりし」
「ディナールやジムの保有者は」
「金持ちになれるから」
「できるだけ沢山買って置け」
と、熱心なファン層に呼び掛ける様になりました。
ジュディ・バイントン（Judy Byington）と云う、特定のブロガーは「ディナール年代記：Dinar Chronicles」などのウェブサイトや、ランブル動画、YouTube動画を通じて、ディナール関連の偽情報を長年に渡って発信してきました。
彼女は「GCR更新：GCR Updates」を通じて、世界に「情報」を提供していると主張しています。
ディナール / RV の話がいつ、何処で生まれたのか正確には分かりませんが、私がネット上で見付けた最も古いものは、2012年のインターネットフォーラム「DinarDaily.net」と、2012年初めの主要メディアの記事で、投資家に、こうした見せ掛けを警告するものでした。
DinarDaily.netのフォーラムで、NESARAとDinar/RVの主張を一緒に宣伝している画面を撮影。
Re: 繁栄パッケージ
by 2012年03月24日(土) 18時02分
簡単に言うと、繁栄パッケージには、各個人の名前で設定された安全な信託口座に関する機密情報が含まれています。これらの信託口座の資金は、人道的な目的と個人的な使用のために使用されることになっています。これらの人々は、80年代～90年代初頭にかけて、あるプログラムに投資しました。
それが今になって払い戻されているのです。N.A.S.A.R.A.の発表は、その後に行われる予定です。RV、PP、NASARA、その他はすべて結びついているのです。そして、"その他 "の部分をご覧になるのをお待ちください......凄い!!!!!!!
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2015年には、オハイオ州の集団が「再評価：RV」で一攫千金を狙う投資家から、2400万ドルを騙し取る等、ディナールの主張を利用した大金詐欺も行われました。
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検察当局によると、イラク通貨を巡る陰謀を企てた集団は、潜在的な投資家を誘い込む為に、戦争の英雄の話を盛り込んだ宣伝文句を作成したという。
米オハイオ州北部地区の連邦検事、スティーブン・デッテルバッハ（Steven Dettelbach）氏は、
「世の中には......」
「作り話で何百万ドル、何千万ドルと云う」
「金を集めている人物がいる」
と、述べた。
このチャンスは、殆ど価値の無いイラク・ディナールから利益を得る方法として宣伝された。
詐欺師達は、投資家が今日の価値でディナールを購入し、後日、ディナールの為替レートが改善されたと推定される時に、ディナールをドルに交換すれば、ほぼ確実に利益が得られると約束しました。
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NESARAの傘下に加わったのは、ディナール詐欺だけでなく、2018年か2019年のいつかには「量子金融システム（QFS）」も話題となりました。
繰り返しになるが、これが何処から発生したのかを正確に見付けるのは難しいが、私が見付けた最も古い記事の幾つがは、この時期のもので、NESARAと共に推進されるQFS系の、偽情報を始めたものだった。
2018年末の、Steemit の記事から『量子金融システムは一体何なのか』：----------------------------------------------------------------------------
QFSとは、Quantum Financial System（量子金融システム）の略で、Galactic Connectionのサイトによると、現在の金融システムとは対照的に、不正操作ができない外部世界の通貨システムであるとのことです。
QFSは、現在の金融システムとは異なり、不正に操作する事ができない為、陰謀団による多くの試みにも関らず、陰謀団の腐敗した中央銀行は崩壊する事になります。陰謀団は、このシステムにアクセスする事ができなくなります。
このシステムは、世界通貨リセットの後、新しい資産担保型通貨の移動を可能にし、米国が支配するスウィフトシステムと、その悪弊である利殖と操作の全てを置き換える事になる。
このシステムの新しさは、慈悲深い地球外生命体ギャラクティックが同盟に提供したもので、従来のコンピュータではなく、衛星に搭載された量子コンピュータで動作するシステムです。ハッキングされないよう、SSPで保護されている。
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当時、ネサラの捏造を宣伝していた同じブログの多くが「大衆の覚醒：Mass Awakening」や「銀河系の繋がり：Galactic Connection」の様に、Diner / RV や、QFSの音楽隊に飛び付いて居る事に注目してください。
ソーシャルメディアのブロガー達は、これらの情報源を拾い上げ、同じ物語を繰り返し、偽情報のノードネットワークを拡大する。
QFSの熱狂的なファンは、量子金融システムが存在する証拠として『quantum.gov』の Webサイトをよくリンクしますが『quantum.gov』には「QFS」や「量子金融システム」については、全く触れられていないのです。
2018年に、トランプ大統領が国家量子イニシアティブ法に署名するやいなや「QFS」の流行語が直ぐに形成され、陰謀論界に注入された事に興味を持つ。
NESARA/QFS/RV 関連の動画の中には、数十万回の再生回数を記録しているものもあり、メッセージを増幅し、正当性を錯覚させる為の反響体として同じ物語を繰り返し、互いの作品を宣伝する数十人のインフルエンサーのネットワークが存在する為、YouTubeやRumble 等の動画共有サイトが与える影響は、控えめにはできないでしょう。
現代のNESARA詐欺師達
2020年代に入って、特に2020年の夏頃から、様々なインフルエンサーが登場し、NESARA/QFS/RV の偽情報を聴衆に押し付けるようになりました。
これらのインフルエンサーの多くは、同じネットワークで活動し、互いにしかインタビューしないので、上記の様な反響体を助長しています。
これらのインフルエンサーの多くは、自分達の視聴者数を増やす為に、Q現象やドナルド・トランプの人気に便乗して居る事に留意してください。
彼らは、Qとトランプを偽情報の主張に利用していますが、トランプとQは、NESARAやQFSとは何の関係もなく、どちらも一度も言及した事がありません。
チャールズ・ウォード博士（実在の医師ではない）は「QFSチームの広報担当者」であると主張し、QFSがいつ起動するかについてオンラインビデオで聴衆に「情報」を与えている、有名な偽情報アーティストである。
量子的な金融システム：チャーリー・ウォード
レイチェル・ライツサイド・ブロンド著
COVIDのロックダウンの初期には、何百万人もの人々がチャーリー・ウォードの発言を聞こうと、コンピュータや携帯電話に集まりました。
彼らは、彼が番組「The Charlie Ward Show」で発表した事が、主要なニュースでは表現されない事を知っていました。
チャーリーは、その英国訛りと狡猾な気質で、視聴者に教え、楽しませ、最高のものがまだ来ていない事を保証してきました。
先日、あるイベントで彼と一緒に歩く機会があった。
ファンが彼の手を握りながら通り過ぎ、男性も女性も一緒に写真を撮りたいと言い、携帯電話のカメラは、彼が会場の外に消えてしまう前に、できる限りの彼の存在を捉えました。
多くの人にとって、彼は有名人である。チャーリーにとっては、彼は「ただのチャーリー」である。
チャーリーには特殊な能力がある。
殆どの人は、通常の日常生活では存在すら知らない能力である。
銀行や富裕層が、ある銀行から別の銀行へお金を移動させる場合、ただ箱に入れて地元の郵便局から郵送するわけにはいかない。
安全な到着を保証する為に、特定の手順に従わなければならないのです。
チャーリー・ウォードは何十年もその世界に身を置き、その結果、金融に関するあらゆることを身をもって学びました。
チャーリーは今「量子金融システム」（QFS）について教えてくれています。
未だ聞いた事がない人も、チャーリーによれば、直ぐにでも聞けるでしょう。
チャーリー・ウォードは、新しい金融システムに関する質問に答えるため、ジョージのレイチェルと対談しています。
レイチェル：あなたはどのようにして「QFS」と知り合ったのですか？
チャーリー：私は30年間、通貨を動かしてきました。世界中でお金を動かしていたんだ。昔は自分のやっていることが好きで、楽しかったです。
後になって、私は知らないうちに新しい金融システムである『量子金融システム』のためにお金を動かしていたのだと知りました。私は、知らないうちに財団の職員の一員になっていたのです。
『COVID』が登場する直前、私は非常に信頼できる筋から、世界金融リセットのために世界経済を停止させるつもりだと聞かされました。
12年前にも言われたことがありましたが、何とも思いませんでした。
7年前、8年前にも同じことを言われましたが、2019年11月に、来年は世界経済をシャットダウンすると言われ、よりインパクトがありました。
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チャールズ・ウォード（Charles Ward）と多くのビデオで共演しているニコラス・ヴェニアミン（Nicholas Veniamin）も、NESARA/QFS の偽情報を宣伝していました。
ヴェニアミン（Nicholas Veniamin）と、ウォード（Charles Ward）の両氏は、ディナールとジムを市場の何倍もの価格で販売し、3ドルの収集可能な紙幣も100ドル以上で販売するWebサイト Nesara.Shopへのリンクを共有している。
私の周りでは、IRAQI DINARがまもなく切り上げられるという話が多いのです。ここで購入することができ、海外にも発送しています。
"インテル ディナール アップデート "の為にネサラ.ショップを推進するウォード
Nesara.shop、JFKコレクターズノートを80ポンド（約95米ドル）で販売。
同じJFKのコレクターズノートをeBayで1ドルで販売
サイモン・パークス（Simon Parkes）は、何年も前からネット上で宇宙人と接触した等と主張しているブロガーで、NESARA/QFS についてチャールズ・ウォードとしばしばインタビューを行っています。
ウォードとパークス（Simon Parkes）は、テレグラムchで、ジュディ・バイントン（Judy Byington）のディナール偽情報を、よくシェアしており、二人共、ドナルド・トランプとQチームの情報に内部アクセスできると主張しています。
マイケル・ジャコ（Michael Jaco）も、2020年末から2021年初頭に掛けて現れた一人で、あのワード/ヴェニアミン/パークスのネットワークで動いている人物です。
私は彼らを「チーム」と呼んでいます。彼は又、ネサラを本物だと主張する偽情報の押し売りです。
中略
このリストは、Telegram、Rumble、YouTube、Twitter、その他のソーシャルメディアプラットフォームでNESARA/QFS/RVの偽情報を広める多くのインフルエンサーの中の、ほんの一部のスナップショットに過ぎません。
考えられる動機の評価
最高の脚本は、インフルエンサーがNESARA/QFS/RV の主張を推進するのは、単に役に立つバカだからであり、その理論の背後にある真実や、その欠如を調査する為に時間を掛けてデューデリジェンスを行う事は無い、と云う事です。
又、彼らの多くに考えられるシナリオは、お金への愛である。
ネサラ推進派の殆どは、都合よく金や銀のスポンサーも持っていて「ネサラが実施されると金属の価格が急騰する！」と言うと、それを信じる人々からお金を稼ぐために貴金属のアフィリエイトを宣伝します。
彼らは又、これらの空想的な理論に関する最新の「情報」を探している興奮した人々から、ホピウムを促進する際に多くのビデオビューとクリックを得る。
彼らはキーボードにしがみついて、お気に入りのインフルエンサーの次の投稿を待ち、舞台裏で起こっている最新の出来事を知ることができると信じています。
最後に、最も狡猾な可能性として、これらの偽情報のノード、チャネル、又は人々の一部は、企業の請負業者や政府と繋がりのある防諜集団が、精神操作に関連する目的で詐欺をオンラインで広める為に使用する偽情報資産であるかも知れないと云う事があります。
このNESARAの偽情報や他の陰謀の偽情報のレトリックが武器化され、メディアのヒットピースで本当の真実を信用させない為に使用されて居る事は、非常に関連性があります。
真実で守る
NESARA/QFS の偽情報を宣伝するだけでなく、想定される「医療ベッド」に関する偽情報、軍事作戦、トランプと軍に繋がる内部情報源を持つという主張、GITMOで密かに逮捕・裁判されている深層国家要員ーの主張、クローンとボディダブルが政治家の代わりをしているという話、その他多くの根拠の無い、事実無根の記述もこれらの偽情報に共通のテーマである。
彼らの真の目的は何なのだろうか？
それを知るのは難しいが、いずれにせよ、彼らはオンライン上で信じられない程の無責任な行動をとり、その嘘と誤報で何千、何百万という人々に害を与えている。
多くの人が「嫉妬しているだけだ！」「ネガティブになっている」「深層国家の工作員に違いない！」等と攻撃してきますが、この現実のねじ曲げに対抗する事は非常に重要なのです。
私はそれを全て聞いた事がある。自分の偽りの偶像や誤った信念体系が暴露された時に、人々が得るであろう否定論や認知的不協和は、呆れるほどです。
この種の偽広告や偽情報が、個人や真実の運動一般に与えるダメージに気付いて居ない人が多いのです。
私達は、嘘には真実で対抗し、難しい質問をし、ナンセンスを蔓延させる詐欺師に対して発言する勇気を持つで、自分自身と自分達の運動を管理しなければなりません。
害をなす事無く、しかし糞を喰らう事無く。
