Amazonが、iRobot を買収、詰りジェフ・ベゾスが、あなたの家全体の地図を持つ事になるかも知れない。
2022年8月12日(金) by: イーサン・ハフ

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Amazon帝国に吸収される最新の企業は、iRobot社である。

 

iRobot社は、人々の家をマッピングし、そのデータを母船に静かに送信する掃除機Roombaを販売している。

 

Amazonの最新買収により、ベゾスはあなたの家の内部地図を手に入れたかもしれない...。特に、このうちの1つが置いてある場合
 

ジェフ・ベゾスと、その取り巻きはこのデータにアクセスできる様になったので、顧客の生活について更に個人的な詳細を知る事になる -- 因みに、彼らも同じタイプである。

 

彼らは、Alexaのような常に話を聞いてくれる「スマート」デバイスが生活空間の中に忍び込むことに抵抗がないようだ。

 

Amazonのスパイツール「Alexa」、"スマート "な蛇口やトイレに搭載され、すべての会話を聞き取ることが可能に
 

技術ニュースサイト「The Verge」によると、つい最近、iRobotは同社のロボット家電に新しい「ソフトウェアOS」を導入し「同社の家庭用ボットがあなたの家とあなたの習慣をより深く理解できる」ようにしたという。

これは、オーウェル的な技術的試みで人々をスパイし、監視することを生きがいにしているベゾスの耳には、音楽として聞こえる。

「掃除機会社は、我々
の間取りと、肝心な事に」

「それがどの様に変化するかを詳細に把握している」

 

「キッチンの位置、子供部屋の位置」

「ソファーの位置(と新しさ)」

「最近ゲストルームを」

「子供部屋にしたか否かまで知っているのです」


と、スマートホームの評論家ジェニファー・パティソン・トゥオヒは、Vergeに書いている。

Tuohyは、iRobotのデバイスが引き出すデータを、それにアクセスできる人(この場合はAmazon)にとって「デジタルゴールド」と呼んだ。

 

そのデータの最も明白な目的は、もっと役に立たない、プライバシーを侵害するものを人々に売り込むことである。もうひとつは、人々のプライバシーを探るためだ。

「AmazonがiRobotの技術を活用して」

「スマートホームの野心を向上させる方法には」

「興味があるが、多くの人が」

「プライバシーへの影響を懸念するのは当然だ」

 

と、Tuohy氏は書いている。

「人々はホームオートメーションが」

「より良く機能する事を望んでいるが」

「より便利になる為に」

「生活の親密な詳細を手放したくはないのだ」

アマゾンが保有するものは、顧客の生活の細部までほぼ完全に把握する事ができる。

 

もしあなたがAmazonの顧客で、多くの場合ベンダーから直接もっと安く購入できる商品に高いお金を払う手軽さと便利さが好きなら、Amazonがあなたの私生活を詮索する範囲を知っておくべきでしょう。

例えば、アマゾンは現在、人を撮影し、敷地内外の活動を追跡するドアベルのスパイ企業であるリングを所有しています。

 

アマゾンは他にも幾つかの会社を所有しており、医療記録や食料品購入の習慣などにアクセスする事ができます。

DCCCの最高技術責任者であるエリカ・ジョイは、アマゾンが顧客の生活にどれだけアクセスできる様になったかについて、次の様にツイートしている。

アマゾンが持つ人々の情報。

自宅の地図
(アストロ/アイロボット/ルンバ)
医療記録(onemedical)
ホームネットワークアクティビティ(eero)
音声サンプル (alexa)
家庭のビデオ (リング / ブリンクホーム / アストロ)
食料品の購入履歴 (ホールフーズ)
車の動き (エコーオート)

+ ここに書き切れない程


ここに書き切れない程」に含まれるのは、アマゾンの新店舗「アマゾンフレッシュ」で、天井に設置された数千台のカメラが買い物中の一挙手一投足を監視・追跡するオーウェル的悪夢のような店舗である。

Amazonフレッシュのレジでは、入口の改札で「獣のマーク」のAmazonバーコードをスキャンした人は、レジに並ぶことなく別の改札を通って店の外に出るだけでいい。

 

アマゾンは後であなたのクレジットカードに請求し-もちろん、顧客が購入を確認できないように、明細レシートを送る前に-、その購入は隠れたアマゾンのデータベースに保存される。

もしあなたがプライバシーや自由を重視するなら、アマゾンとその傘下企業を疫病神のように避けることになるだろう。