中国:ペロシ訪台後の『臨時』軍事演習を名目に、台湾周辺に事実上の、海上封鎖を展開
2022年8月11日(木) by: JD Heyes

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中国政府は台湾の奪還に向けたスケジュールを早めたようである。

先週、ナンシー・ペロシ下院議長が台北を訪問した後、中国は空母戦闘群を含む数十隻の人民解放軍軍艦を台湾周辺に配備し、北京がそれを実施しようとすれば、事実上封鎖を形成することになる。

これに対して米国は、少なくとも2つの空母戦闘団に台湾近海に留まるよう命じた。

 

北京がカリフォルニア州選出の民主党議員の離脱後の実弾演習で軍艦の撤退を拒否した為だ。

「我々は」

「これを非常に注意深く見てきた」

「気になるところだ」

 

「私たちだけでなく」

「勿論、台湾の人々にとっても問題である」

「この地域の同盟国」

「特に日本にとって懸念すべき事だ」

 

 

国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官は木曜日、MSNBCで次のように述べた。


「この挑発者は北京だ」

「議員によるごく普通の台湾への旅行に対して」

「この様な反応をする必要はなかった」

 

「この様な演習やミサイル発射で厄介なのは」

「計算ミスや、実際に何らかの紛争に」

「発展する危険性があることだ」と警告した。

 

現在、台湾辺のアジア海域で活動している米海軍の空母・遠征打撃群3隻(USS Ronald Reagan、USS Tripoli、USS America)の位置(昨日時点)です。地図には、中国PLA海軍の2隻の空母の位置も示されている。遼寧省と山東省。(via IndoPac_Info )

 

カービー報道官は今週初め、中国共産党政府はペロシの訪問に「過剰に反応する事を選んだ」と述べた。

「我々はこれらの行動を非難する」

「無責任であり」

「台湾海峡と地域の平和と安定を維持するという」

「我々の長年の目標とは相容れない」

 

と、カービー報道官は、ホワイトハウスで記者団に語った。

 


「中国は、議長の訪問を口実に」

「台湾海峡とその周辺での」

「挑発的な軍事活動を強化するために」

「過剰反応することを選んだのだ」と述べた。

民間情報企業Forward Observerによれば、台湾と中国の当局者はいずれも、中国はあらゆる意味で台湾封鎖を行っており、これが完全に施行され恒久化されれば、台湾とその自衛能力は急速に損なわれるだろうと発表している。


「これらの演習は」

「日本の尖閣諸島と南西諸島の奪取を含む」

「台湾の完全な封鎖に容易に移行する事ができる」

 

「少なくとも今週は」

「中国が台湾の」

「強制的な統一を開始する時点であろう」

 

「このプロセスは」

「情報操作、軍事的な挑発や作戦」

「台湾の国境内での政治戦争など」

「何ヶ月もかけて行われるだろう」

 

と、同社は今週初めに分析で述べている。

 

早期警戒を 中国、台湾を囲む軍事演習を6日間実施

 

金曜日、情報会社は、北京が、更に第二空母戦闘団を出撃させた後の追加分析で、こう指摘した

 

早期警戒 監視に関するFBI長官レイの発言

 

「中国は、台湾の空と海を封鎖する」

「極めて詳細なリハーサルを行っているか」

「或いは、封鎖の初期段階にある」

「この様な大規模な軍事演習は前例がない」

「一般的に、将来の軍事行動に対する」

「このような詳細な計画と意図を示すことは」

「賢い戦略ではないので」

「これらの演習が実際の」

「長期的な台湾封鎖に姿を変える可能性がある」

 

と、分析している。

 


木曜日、ロイド・オースティン国防長官(元陸軍四段将)は、空母ロナルド・レーガンとその戦闘団に、台湾近海でより長く、不特定の期間、うろつくよう命じた。

 


元海軍提督のカービー報道官は、記者団に「当初の予定より少し長くそこに居る事に成る」と語った。

 

「私は船のスケジュールを」

先取りする積りはないが」

「大統領は、彼女とその護衛艦を」

「ほんの少し長くそこに残して置く事が」

「慎重な行動であると信じていた」

 

ホワイトハウスが米空母打撃群に台湾近海での滞在を計画より長く命じ、中国が「過剰反応」していると指摘
 

中国は、アメリカが最も弱く、最も北京に妥協している大統領がホワイトハウスにいる時に、第三次世界大戦を迫っているのだ。