レッドアラート : ディーゼルエンジンオイルの米国内供給が、8週間で全滅の可能性...添加剤化学物質不足の「不可抗力」で2023年迄オイルが供給されない。
2022年6月22日(水) by: マイク・アダムス

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そんな私達に追い打ちを掛ける様に、全米のディーゼルエンジンオイルの供給が一掃され、2023年までディーゼルエンジンオイルが手に入らないという大惨事になりかねない事態が発生しています。

これは単なる噂ではありません。

 

私達は、この事実を確認しました。

ここに掲載されている情報によると(詳細は以下のポッドキャストで)、ディーゼルエンジンオイル添加剤の化学メーカーが不可抗力を宣言し、ディーゼルエンジンオイルメーカーへの供給業務を停止しているとのことです。

 

これらのメーカーは、ベースオイルと「添加剤パッケージ」を組み合わせてディーゼルエンジンオイルを製造しています。これらの添加剤の全リストは、InfoMak.comで見る事ができます。

 

酸化防止剤、防錆剤、分散剤、防錆機構、摩擦調整剤、EP添加剤、消泡剤、酸化防止剤、など。

これらの添加剤がなければ、ディーゼルエンジンオイルメーカーは、ディーゼルエンジンを潤滑する最終的なオイル製品を製造することができない。

 

これらの添加剤の主要メーカーが操業停止しているため、少なくともこれらの必要な化学物質が完全に供給されるようになるまでは、米国でディーゼルエンジンオイルを生産することはできないようである。

 

この事は、次の2分間のビデオで、業界の専門家が説明しています。

 

"ディーゼルオイル&エンジンオイルは、希少価値から非存在価値へ"
 

ディーゼルエンジンオイルの現在の供給は4~8週間で一掃される見込みです

上の動画にある様に、現在のディーゼルエンジンオイルの供給は、4~8週間でなくなる可能性が高いです。

 

その後、早急に解決策が見付からない限り、2023年のある時期までディーゼルエンジンオイルは入手できなくなるとのことです

 

8月下旬から2023年まで、新たな化学物質の介入がない限り、米国ではディーゼルエンジンオイルが入手できなくなるわけだ。

「私が言おうとして居る事を理解して欲しい」

「丸1年間、ディーゼルエンジンオイルが」

「全く出なくなると伝えようとしているんだ」

 

「何が何でもオイルを手に入れろ」

「操業を続けたいなら」

「少なくとも1年分のオイルを」

「ガレージや店に置いておく必要がある」

 

と、ビデオの中の男は言う。

 

しかし、彼は正しいのでしょうか?

 

私達は、それを確かめる為に少し調べてみました...


警告はチェックアウト 他のエンジンオイルサプライヤーは、既に在庫一掃について警告している


私達は、上記のビデオの男性の身元がまだわかっていませんし、彼の言っていることを自動的に信じている訳ではありません。

 

そこで、この品薄疑惑が正当なものか否か、他のディーゼルエンジンオイルサプライヤーに独自に確認しました。

シノペックは、ネットで購入できる市販のオイルブランドです。

 

BuySinopec.comの小売サイトでは、ディーゼルエンジンオイルの一掃が迫っている事について、同様の警告を掲載しています。

 

 

以下は、2022年6月21日に出典された同社のウェブサイトの文章である(文法が完璧でない事に注意してください)。

ディーゼル油の価格表は、在庫がなくなり次第終了となります。

 

2022年6月に軽油製品の在庫がなくなり、2023年の第1四半期に在庫を再開する予定です。

これは、潤滑油のベースオイルを製造する為の原料を含む、他の精製製品が不足している事を意味します。

 

この為、世界的に基油の供給不足に陥っている。


製油所のメンテナンス

多くの原油生産者が、パンデミックの為に、2020年に予定されていたメンテナンスを延期している。

 

彼らは現在、重要な保守活動を行う為に操業を停止しており、世界的な供給が更に減少しています。

 

パラフィンと燃料の需要減少により、多くの製油所がメンテナンス活動を実施し、利用可能な能力を更に減少させた。

いくつかの冬


月、米国のメキシコ湾岸地域は、かつてない厳しい冬の寒さに見舞われました。

 

この為、潤滑油添加剤の製造に必要な多くの化学品や原材料が不足しました。

 

更に、幾つかの主要な添加剤サプライヤーは、原材料サプライヤーが異常気象の為に不可抗力を発動した後、不可抗力を宣言しました。

 

これは、全ての潤滑油カテゴリの添加剤と化学薬品に影響します。

UPDATE:私のポッドキャストが公開された直後、BuySinopecのウェブサイトを引用して、そのページからこの文言を削除しました。

 

恐らく、私のポッドキャストで同社について言及した事により、非常に多くのメディアからの問い合わせがあったことが原因でしょう。


ディーゼルエンジンオイルの不足と配給を確認した別の情報源

ある情報筋は、私が15W40のディーゼルエンジンオイルを55ガロンドラム缶2本購入しようとすると、販売会社内で「ディーゼルエンジンオイルの配給」が開始された為、1本しか提供できないと強調し、この状況を私に個人的に確認してきた。

 

どうやら、顧客から要求されるエンジンオイルを全て供給するのは難しいようだ。

現在、社内調査員により、エンジンオイルのサプライチェーンに大きな支障をきたしている不可抗力とされる添加剤化学メーカーの実名と所在地を調査しています。

 

その最新情報が入手でき次第、お伝えします。

 

現時点では、これらの添加剤メーカーの名称はわかっていません。

ディーゼル燃料とDEFの不足も広く報告されている


現代のディーゼルエンジンが動く為には、3つのものが必要です。

1)ディーゼル燃料
2)ディーゼルエンジンオイル
3)ディーゼルエンジンオイル(DEF)(排ガス低減の為に使用される)

この3つのうち1つでも欠けると、ディーゼルエンジンは動きません。

 

この3つの内、1つでも欠けるとディーゼルエンジンは動きません。

フロリダ州ではディーゼル燃料の不足が報告されており、高速道路沿いのFlying Jのガソリンスタンドが品切れになっている地域もあるそうです。

 

昨日、NewsTarget.comでお伝えしたとおりです。

ユニオン・パシフィックがパイロット・フライング・J・ガソリンスタンド向けのディーゼル燃料の鉄道輸送を削減...DEF(ディーゼル排ガス液)のサプライチェーンも大混乱に

又、ユニオン・パシフィック鉄道は、DEF液の原料となる尿素の主な供給元であるCFインダストリーズ社に対し、鉄道車両の積載量を減らすよう要請しています。

 

これは、DEFの原料の流通が途絶える事を意味する。

この問題は非常に深刻で、タッカー・カールソンもディーゼル燃料不足の緊急事態を取り上げた。

 

タッカー - 燃料コストはもはや破滅的だ
 

『希少価値』から『非存在』へ

ディーゼルエンジンオイルの不足は、トラック輸送を襲うエスカレートした大惨事に拍車をかけるだけだ。

 

「石油は、今後数ヶ月の間に」

「これまでに見た事も無い様な」

「熱い商品となるでしょう」

「4週間から8週間の内に」

「石油は希少なものから」

「存在しないものに変わるだろう」

 

と、上のビデオに登場する男は言う。

RV車やトラックのオーナーは、数カ月前からディーゼルエンジンオイル市場の不足が深刻化していると報告している。

 

例えば今年2月『アライアンスRVオーナーズフォーラム』のあるユーザーはこう報告している。

 

ディーゼルエンジンオイルが不足?

 

DIYで車のメンテナンスをする人たちは、合成ディーゼルエンジンオイルを見つけるのに苦労している。

 

私はいつもRotella T6 5W40を使っているが、そのようなものはアマゾンでもどこにも見つからない。

 

他の銘柄も品薄のようです。

 

私は地元のフォードディーラーでMotorcraftのシンセティック5W40を手に入れましたが、パーツマネージャーはディーラーがMotorcraftのディーゼルオイルを入荷するのに苦労していると言っていました。

GMCのDuramax(ディーゼルトラック)のフォーラムでも、今年の2月から同じような話をユーザーが共有していました。

 

ディーゼルエンジンオイルが不足?

 

デロ400はどこの店でも手に入らない。

 

ディーゼルオイルは一般的に不足しているようです。

 

私は使ったことのない Rotella を見つけることができましたが、良いオイルだと聞いています。

 

2.5ガロンの水差しが2つ、30ドルで売られていたので買ってきました。

Rotella T6 はNJエリアではもう手に入りません。

現在、添加剤が非常に不足しています。

小売店、顧客、販売店全てがディーゼルエンジンオイルの不足を報告しています。

 

これは架空の問題ではなく、現実の問題なのですが、マスコミは全く無視をしています。



ディーゼルエンジンオイルがなければ、米国の交通機関は停止してしまう...列車もだ


昨日、私の会社は、ある荷物・輸送業者の担当者にメールを送りました。

 

ディーゼル燃料が不足した場合、どの様に対処するのか、不測の事態を想定した計画があるのか尋ねた。

 

その答えが余りにも衝撃的だったので、短いポッドキャストを録音してみました(以下)。

ディーゼル燃料が不足した場合、列車での輸送に切り替えるので、ディーゼル燃料不足を心配する必要はないとのことでした。

困惑した私達は、その返答として『電車はどんな燃料で走っていると思いますか?』と質問しました。

彼らの答えは?

 

石炭です。

そう、2022年の輸送・ロジスティクスキャリアの人達は、どの列車にも、まるで1850年代の光景の様に、夢中で石炭を火袋に突っ込んでいる人がいると思っているのだ。

 

彼らは、列車が、ディーゼルで走っている事を知らない。

 

RAW INTEL - アメリカの輸送・物流会社が「列車は石炭で走る」と教えてくれた!

 

電車は巨大なディーゼルエンジンで走る為、膨大な量のディーゼルエンジンオイルを使用する。

 

オイルがなくなると、電車は走れなくなる。


トラックも列車も動かなくなったら、何も供給されなくなる。


この時点で、頭の悪いバイデン支持者やCNNの視聴者でない理性的な人は、ディーゼルエンジンオイルが切れて全てのトラックや列車が動かなくなったらどうなるかを理解しているはずである。

先ず第一に、電気を作る発電所に石炭が届けられなくなる。詰り、送電網が機能しなくなる。



そうなると、電気自動車を持っている人たちは、充電ができなくなる。

ディーゼルがない=電気自動車の充電ができない。

電気がなければ、ATMも使えないし、銀行も機能しない。レジのPOSシステムも使えない。クレジットカードも使えません。

トラックや電車がなければ、食料品店への食料の配達はできません。ウォルマートの在庫もありません。ホーム・デポに木材がない。


このディーゼルエンジンオイルの状況がなんとか解決されないと、UPS、Fedex、USPS等全ての荷物運搬業者が道路や鉄道を使って荷物を運ぶ事ができなくなり、Amazon.comが機能しなくなる

更に悪い事に、ディーゼルエンジンオイルがなければ、全ての農業は停止し、作物は畑で腐ってしまう。

建設機械もディーゼルエンジンなので動かせなくなる

又、食品工場が火事になって救急車を呼んでも、タイヤトラックはディーゼルエンジンで動いているので、消防車は来ません(殆どの救急車も同じです)。

又、多くの船舶やボートもディーゼルエンジンを使用しています。

だから、ディーゼルエンジンオイルの崩壊は、それが一巡すれば、経済の総崩れに繋がる。

 

米国は、ディーゼルエンジンオイルがないと半年ももたないし、ましてや1年ももたない。

スリランカでは、ディーゼルエンジンオイル不足で鉄道から列車を引き揚げ中


このような事態の深刻さを証明する様に、既に反乱と崩壊状態にあるスリランカは、鉄道列車用のディーゼルエンジンオイルがないことを発表した。Newsfirst.lkより。

 

エンジンオイルの不足は、将来の列車の旅を脅かす

 

スリランカ鉄道は、エンジンオイルが不足している為、将来的に列車を運行することは不可能であると発表した。

 

スリランカ鉄道の高官は、現在のエンジンオイルのレベルは、後2ヶ月しかもたないだろうと述べた。

これは、米国で聞かれる警告と一致している。

 

ディーゼルエンジンオイルの残量は約8週間。

 

これが持ち堪えれば、8月下旬から9月上旬にはディーゼルエンジンオイルがなくなると云う事になる。


18輪リグの約1割が毎週オイル交換が必要

米国全土では、18輪輸送トラックの約10%が毎週オイル交換をしなければならない。

 

これらのトラックは、オイル交換の間に約25,000マイル走行し、典型的なリグは週に約2,500マイル運転される。

 

詰り、典型的なトラックは、オイル交換の間に10週間を費やすことになる。

数学的には、オイル交換の状況が輸送トラック群に均等に分布していると仮定すると、8月下旬から、毎週約10%の長距離トラックがディーゼルエンジンオイル不足の為に道路から排除されなければならない事になる


10週間以内に、新たな供給がない限り、ほぼ100%のトラックが車庫入れをすることになる。

エンジンオイルがないためにトラックが動かなくなる「トラック・ア・ゲドン」のシナリオは、多少のバッファーを考慮すると11月中旬ごろになると思われる。列車も同じ時期に運行停止になるようです。

この問題が解決されること、解決策が見つかることを望んでいます。

 

しかし、私達はまた、広く認識されている乳児用粉ミルクの不足、そして今やタンポンの不足さえある世界に生きているのです。

 

ディーゼル燃料の不足、DEFの不足、トラクターやトラック、建設機械の交換部品の深刻な不足があります。

 

だから、ディーゼルエンジンオイルの不足も起こるかもしれないと考えるのは、過激な事ではないだろう。

ジョー・バイデンは最近「何百万台もの車を道路から排除する」と豪語しており、彼の目標は実際に道路から車を排除することであることが確認されている。

 

全国的なエンジンオイルの不足は、その目標をより早く達成することになるのは間違いないようだ。

不正な選挙で政権についた老いぼれのペテン師、バイデン政権では、最悪の事態が予想される。


今日のシチュエーション・アップデートのポッドキャストで、この件に関する詳細とその他の情報を得ることができます。

状況更新 2022年6月22日 ディーゼルエンジンオイル切れ警報 2023年までの供給が一掃される