オイルロンダリング:インドはロシアの石油を格安で輸入し、精製して欧米に販売し、巨額の利益を得ている
2022年06月03日(金) 記入者: ベル・カーターTags: big government, chaos, conspiracy, corruption, deception, energy supply, EU, fuel rationing, fuel supply, India, Nayara Energy, oil export, products, Reliance Industries, Russian crude, sanctions, supply chain, Ukraine-Russia conflict, US, World War III
ヨーロッパがロシアの原油供給を制限する制裁を発動して以来、荷主や精製業者は原油の原産地を明らかにして市場に送り出している。
ロシアの石油生産者は、制裁の一歩先を歩んでいる
米国と欧州が制裁の為に、石油と商品の価格上昇に直面している一方で、インドは制裁を受けたロシアの原油を1バレル35ドル引きの安値で買い上げ、それを精製しているのである。
報告書 インドがロシアの石油を買い占め、米欧に売却し巨額の利益を得る
『米国や欧州連合(EU)に売って巨額の利益を得ている』と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。
インドのロシア産原油の輸入量が5月に過去最高を記録した事が、商品アナリストのKplerのデータで明らかになった。
Kplerによると、
南アジアの同国は5月に日量840,645バレル(bpd)のロシア産原油を輸入し、4月の388,666bpd、昨年5月の136,774bpdから増加したとのことだ。
6月の輸入量は推定105万B/Dとなる。
インドの総輸入量に占めるロシアの割合は4分の1弱に上昇し、昨年は2%程度であったことを考えると、劇的な上昇となる。
米国は、インドが米国の同盟国である事を止め、中国と同盟を結ぶだけだと脅した為、インドにロシアの石油を輸入する許可を与えた。
Refinitiv Eikonデータの出荷記録とヘルシンキのシンクタンク『エネルギー・クリーンエア研究センター』の分析によると、部分的にロシア原油から作られたと思われる燃料が先月、スエズ運河を通り、インドの製油所から大西洋を渡って、NYとニュージャージーに来たという。
インドの、エネルギー大手『リライアンス・インダストリーズ社』は、5月に7倍のロシア産原油を購入し、総取入量の5分の1を占めた事が、Kplerのデータで示された。
リライアンス・インダストリーズ社は、行き先を決めずに、ガソリン成分のアルキレートを積んだオイルタンカーをチャーターし、4月21日に近くのSikka港から出港した。
更新された記録によると、5月22日にニューヨークでその貨物を排出した。
制裁のリスクに曝されるアジアの輸入業者
EUは最近、ロシアからの海上輸入の禁止を発表した。ドイツとポーランドも、パイプラインでの輸入を終了する。
EUは、ロシアの同域内への石油輸出の約90%が終了すると発表した。
EU、年内にロシアの石油輸入を90%禁止する妥協案に合意
この為、ロシア産原油の他の輸入国も、主要な買い手である日本や韓国を含め、輸入を終了又は削減すると主張している。
オーストラリアは、既に4月にロシアの石油と精製品の輸入を禁止している。
制裁のリスクがあるにも関らず、最大の原油輸出国である中国と第3位のインドは、他の供給国に比べて安価な為、依然として購入量を増やしている。
インドが安いロシア産原油を貪り食うと輸出制裁の可能性も
インドの精製業者にとってリスクとなるのは、欧米の輸出精製品の買い手が、ロシア産原油から精製された製品である可能性を考慮して、貨物を狙い始めることであろう。
New Delhi Television(NDTV)のウェブサイトが引用した例は、リライアンス・インダストリーズ社である。
同社はJamnagarで120万bpdの製油所コンプレックスを運営し、国内市場に燃料を供給しているが、生産高の多くは輸出されている。
リライアンスの原油輸入はシッカ港で行われており、Kplerのデータによると、5月にロシア産原油が1081万バレル、約34万8000bpd到着している。
同港は5月に200万バレル、約64,500bpdのディーゼルをオーストラリアに輸出している。
NDTVはまた、インドで2番目に大きな製油所を運営するNayara Energyを引用している。
NayaraはロシアのRosneftの子会社と商品トレーダーTrafiguraの子会社が所有しており、グジャラート州のVadinarで精製所を運営している。
この港は5月に34万バレルのディーゼルをオーストラリアに輸出した、とKplerは述べている。
ロイターのクライド・ラッセル氏によれば、いずれは、ロシアの原油を購入・加工し、インドや中国などの精製燃料を輸出する国が、ロシアのエネルギー輸出を孤立させようとする政府から監視の目に曝される事になるだろうという。
「二次的な制裁が課されるだけでなく」「ロシアの港に寄港した船舶への制裁」
「ロシアの原油貨物や」
「ロシアの原油を原料とする精製品の」
「貨物の保険加入禁止など」
「物理的な取引を」
「より困難にする措置が取られる危険性がある」
と、述べた。
EUがロシアの石油の90%を禁止する合意に達したことの詳細については、以下のビデオをご覧ください。
EU、ロシア産原油の9割を輸入禁止に合意 インドと中国が補填
※Gen
なにを身勝手な事を言ってるんだか・・・
そもそも論を忘れて居る
これじゃぁ、何処にでも在る
自分達だけの欲求を充たす為に
標的にし易い者を利用する虐めと同じだ。
ここでインドまで詰めたら
それこそ核戦争勃発の可能性は爆上げだ。
・・・あ、
それが狙いなのかな