米国は、ドルベースの金融システムを弱体化させるルーブル貿易を支えているとして、インドを結果で脅す

 

米国は、ドルベースの金融システムを弱体化させるルーブル貿易を支えているとして、インドを結果で脅す。
2022年4月2日


「中国がインドを侵略しようとしたら、モスクワはインドを守りに来ないだろう」という不吉なコメントがインドに対して出された。一連の奇妙な出来事の中で、米国は、ルーブルの貿易を支え、ドルベースの金融システムを弱体化させたとして、インドに結果を出すよう脅したのである。


 

米国の国家安全保障担当高官は、インドに対し、ロシアとの商業・軍事関係を断つよう促し、西側による最新の制裁を回避する為にモスクワを支援する全ての国に対して「結果」を出すと脅した。

 

　　

 

ワシントンの国際経済担当国家安全保障副顧問ダリー・プシンは、木曜日にインド当局との話し合いの後、ジャーナリストに対して、ロシアのエネルギー購入を増やさない事、そして米国の通貨を『弱体化』させる様な行動を取らない事をニューデリーに促した。

「私達が見たくないのは」

「エネルギーや」

「米国が現在禁止している」

「その他の輸出品に関連して」

「インドがロシアからの輸入を」

「急速に加速することだ」

 

と、彼は言い、米国は

 

 

「全ての国」

「特に同盟国とパートナーが」

「ルーブルを支え」

「ドルベースの金融システムを」

「損なおうとするメカニズムを」

「作らないよう強く望んでいる」

 

とも付け加えた。

 


プシンは、ロシアのウクライナにおける「不必要な戦争」を非難する一方で、インド訪問は「我々の制裁のメカニズムを説明する為の友好的な精神によるもの」だと述べ、これらの罰則を回避したり埋め合わせたりしようと積極的に試みる国々には「結果」があるかも知れないと注意を促した。

 

　　

 

潜在的な影響について尋ねられた時、プシンは「私が公に共有する積りは無い私的な議論」を引用してコメントを控えました。

モスクワとニューデリーが、互いの通貨で二国間貿易を行う事を可能にする『ルピー・ルーブル決済スキーム』で協力しているとの報道を受けて、プシンはこのように発言した。

 

 

インドはまた、ロシアの原油を割引価格で購入する事を受け入れた。

 

　　

 

この動きは、ロシア経済の孤立と通貨の不安定化を目的とした懲罰的制裁キャンペーンを開始した米国と幾つかの同盟国を激怒させている。

 

 

木曜日、ロシアのラブロフ外相は、ニューデリーを訪問し、プシン及びリズ・トラス英国外務大臣と公式会談を行った。

 

　　

 

公式訪問の為、ニューデリーに到着したロシア連邦のセルゲイ・ラヴロフ外相を歓迎する。

 

ロードマップ2030の年次戦略レビューを英国FSと終了したところです。貿易と投資、防衛と安全保障、移住と移動、科学技術、教育、気候協力、グリーンエネルギーにおいて有望な展望がある。

 

 

米国、オーストラリア、英国の当局者が、制裁に従わないインドを諌めたにも関らず、米国国務省のネッド・プライス報道官は、ワシントンは如何なる国の「ロシア連邦との関係」も「変えようとしない」、特にインドについて言及していると主張した。

 

 


ラブロフ外相の訪問を受けて、プライス報道官は、

 

「我々が求めているのは」

「それがインドであろうと」

「世界中の他のパートナーや」

「同盟国であろうと」

「国際社会が一致して発言している事を」

「確認する為に」

「我々ができる事は、全て行う事だ」

 

と、述べた。

 


米国の対モスクワ制裁体制の「立役者」とされるプシンは、ロシアと中国の繋がりを強化する事は、既に中印国境で北京との国境紛争に長く巻き込まれているインドにとって大きな影響を与えるかも知れないと言い続けた。

 

 

「中国とロシアが」

「無制限のパートナーシップを宣言し」

「ロシアが中国を」

「最も重要な戦略的パートナーだと」

「言っている現実と照らし合わせると」

「ひいてはインドに大きな影響を与える」

 

と述べ、中国が侵略を決意してもモスクワは「インドの防衛に駆け付ける」事は無いと断言した。