ウクライナで発見された謎の弾薬が終に判明!ロシアはこの奥深い能力を秘密にしていた
2022年3月20日(日) 記入者: ニュース編集部

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孫子は「兵法」の中で『全ての戦争は欺瞞に基く』と述べている。

紀元前6世紀の中国の戦略家によるこの見解の時代を超えた真実は、現在進行中のロシアによるウクライナ侵攻で、現代の戦争における欺瞞の危険な例が発見されたことで、完全に示されている。
 

ウクライナで発見された謎の兵器がついに特定される、ロシアはこの重大な能力を秘密にしてきた

ロシアはウクライナの防空に対抗する為、致命的なペイロードを搭載しながらデコイ弾を発射する短距離弾道ミサイルを使用してきた。

 

この技術革新は、西側諸国の観測筋を驚かせたと、NYタイムズ紙が月曜日に報じた。

 

ロシアがウクライナに謎の兵器を配備
 

ウクライナで回収された長さ16インチのダーツ状の物体が、デコイ・システムの一部である事が判明し、2月下旬の侵攻開始直後から続いていた謎が解かれた。

 

当初、回収された奇妙な弾薬は、タイムズ紙が『軍や民間の爆弾処理専門家』を対象としているサイト、CAT-UXOのツイッター投稿で示された様に、不可解なものであった。

 

これは、現在ウクライナで発見されている未確認弾薬です。現在のところ、正式な同定は行われていません。追加画像、技術情報、識別情報などがあれば、ぜひ教えてください。

 

英国 Daily Mail 紙が報じた様に、ミサイルデコイは軍事専門用語で「PENAID」と呼ばれ、冷戦時代に開発されたものである。

 

ロシアは、西側諸国によるリバースエンジニアリングを阻止する為に輸出を拒否している秘密の「デコイ・ダーツ」ミサイルを使用して、ウクライナの標的を攻撃しています。


軍事関係の記事が多い自動車サイト「The Drive」によると、PENAIDは元々、核弾頭を搭載した長距離ミサイルに配備されていたものだという。

 

対ミサイル防衛システムの開発に対応する為に作られた。

 

 

ロシアによるウクライナでのイスカンダル弾道ミサイルの使用は、秘密のデコイ能力を明らかにするものである。

複数の潜在的脅威で、敵の防空網を圧倒し、実機が目標に命中する確率を高めるというものだ。

タイムズ紙によれば、ロシアの革新的な技術は、短距離ミサイルの
イスカンダルMに、デコイを追加する事であり、

 

「通常弾頭を持つ」

「イスカンダルMの様な」

「兵器への装置の組み込みは」

「これまで軍の兵器庫で」

「記録されていない」

 

と、指摘している。

The Drive」によれば、これらの所謂、短距離兵器は、それでも
310マイルの射程を有しているとの事である。

このロケットは、移動式発射台から発射される為、その到達距離と予測不可能性が増している。

 

The Drive Daily Mail は、ロシアと友好的な国であるベラルーシから、ウクライナに発射されたIskander-Msもあると報じている。

タイムズ紙によると、
イスカンダルMが、防空システムの標的となった事を検知すると、デコイが発射されるという。

イスカンダルMは、非常に捕捉し難いミサイルで、低い軌道で飛行する為、既に防御が困難になっていた。

 

PENAIDは、対ミサイル・システムに対抗する為の複数の方法を追加する。

 

  


デイリー・メール紙の報道で、カリフォルニア州モントレーに在る、ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの、マイケル・ドゥイツマン研究員は、PENAIDが機能する3つの方法について説明している。

 

     

 

  • 物理的な物体として、レーダーを混乱させる
  • フレアーを使って、熱探知兵器の為のホットスポットを作ることができる。
  • 電子的に、レーダーや他の電子機器を混乱させる信号を送信する事ができる。


「イスカンダルMペナイドは」

「この3つを全て可能にする」

 

と、ドゥイツマン研究員は言う。

 


ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの核不拡散専門家ジェフリー・ルイス教授は、ミサイルが、どの様に、デコイを放出するのか特定できたと考えている。

 

      

 

このダーツ状の兵器は、当初はクラスター爆弾と考えられていたが、ロシアの侵攻が始まった当初から、ソーシャルメディア上で目撃されていた 

 

  

このダーツは、防空ミサイルからイスカンダルロケットを守るため、熱探査とレーダー技術を使って防空システムを欺くと、米国の情報将校が主張している。 ダーツは無線信号を発信し、ウクライナの防衛システムを主砲と勘違いさせる。


ロシア軍はイスカンダルミサイルと、冷戦時代に使われた「貫通補助弾」に非常に近いと米国情報機関が考えているダーツを組み合わせて使っているようだ。



ロシアの移動式短距離弾道ミサイル「イスカンダルM」の発射台(2019年)。

 

侵入補助装置は、レーダーを偽装または妨害するための無線トランスポンダーと、赤外線センサーを欺くための照明弾のようである。イスカンダルは、ミサイルの基部にある6つのポートからペナロイドを放出することができます。 この画像でポートが見えると思いますが、この訓練用ダミーの基部の周りにある大きな円です。

 

カリフォルニア州モントレーにあるミドルベリー国際研究所の核不拡散専門家ジェフリー・ルイス教授は、これらの「PENAIDS」はミサイルポートから放出することができると述べている。
 

ルイス教授は、タイムズ紙に、ロシアは今、軍事能力の秘密を明かしてしまったと語った。

 

何故なら、ロシア軍は、ミサイルが西側の専門家によって研究され、有効な対抗策が考案される事を知らなければならないからだ。

そう願うしかない。

 

Daily Mail紙は、ウクライナが弾道ミサイルに対抗する為に有効でなかったと指摘している。

 

その失敗が、PENAIDの使用によるものが、どの程度あるのかは不明である。


The Drive によると、イスカンダルMは、核弾頭を搭載することができる。

 

ウクライナ紛争に、この様なミサイルが、1発撃ち込まれただけで、破滅的な結果を招く事になる。

 

ロシア外相、第三次世界大戦は核戦争になると発言

 

今日、フランスのどこかの大臣が、ロシアに経済戦争を仕掛けたと発言したそうです。皆さん、舌に気をつけてください。そして、人類の歴史において、経済戦争がしばしば現実の戦争に発展したことを忘れないでください。

 

西側諸国は、プーチンによる核戦争の脅威から手をこまねいているが、ロシアが爆弾を投下する速度では、ウクライナに核の大惨事を引き起こすということを理解していないのだ。大量虐殺が今起きていることを二度と繰り返してはならない。

 

1994年、ウクライナはロシアからの安全保障と引き換えに核兵器を放棄し、不拡散条約に加盟した。この様な状況で今になってこの様な主張をする事は、正に歴史を書き換えることである。

 

ロシアのプーチン大統領は、各国からの圧力にも関らず、侵攻に固執している。

 

欧米の反応は一貫していない。

 

プーチンはウラジーミル・レーニンの戦略を西側に対して使っているように見える。

戦闘が続けば、ロシアは、その秘密の能力と技術をより多く提供するだろう。

 

手遅れになる前に、私達は、それらに対抗する術を身につけなければならない。