ファウチ博士の妻クリスティン・グラディが、NIHの人体実験に関する生命倫理担当監督なのをご存知ですか?
2022年1月5日

『我が国の広さとワクチン接種をする場合としない場合の多様性を考えると、恐らく2週間以上1月末迄には終わるだろうと私は想像しています』

 

1968年から政府官僚として活躍し、1984年から国立アレルギー・感染症研究所(NIAIDの所長であるホワイトハウス顧問のアンソニー・ファウチ博士のオミクロン・サージに関する最新の予言である。

 

 

ファウチ、米国オミクロンの急増は1月下旬にピークに達すると予測

 

ファウチ博士は60億ドル以上の予算を持ち、しかも多くの米国人には知られていない戦略的地位にある。

 

NIAID予算データ比較

 

ファウチ博士の妻であるクリスティン・グレイディは、国立衛生研究所の生命倫理部部長であり、NIHの被験者研究に関するセクションの責任者である。

 

  

 

昨年2月、ミシェル・ルイスがヴォーグ誌に発表したアンソニー・ファウチ博士とクリスティン・グレイディ博士にとって、愛は全てを克服するものですという見出しの特集で、初めてその事実を知った米国人もいただろう。

 

アンソニー・ファウチ博士とクリスティン・グレイディ博士にとって、愛はすべてを克服するものです。

 

1983年、NIHの臨床看護師であったグレイディは、ファウチから突然ディナーに誘われる。

 

ファウチは「彼女は知的で美しく、複数の言語を話し、ベッドサイド・マナーもとても素晴らしかった」とルイズに語り「一目惚れした」という。

 

 

ファウチとグレイディは1985年に結婚し、二人は現在、コロナウイルスとの闘いをリードする医療界のパワーカップルを形成しています。いい話だが、一目惚れというわけでもない。

ファウチがNIAIDで研究を進め、活動家を科学的・医学的議論のテーブルに招いていたのです。

 

レーガン大統領のHIV/AIDS委員会の委員を務めた事もあるグラディ夫妻は、AIDSに対する政府の対応に真の絆を見出したのである。

 

ファウチは、エイズが全人類を襲うと予言したが、マイケル・フメントが『異性愛エイズの神話』で示した様に、そんな事は決して起こらなかった。

 

 

ファウチの妻はジョージタウン大学で哲学と生命倫理の博士号を取得したが、医学博士ではなく、夫と同様に生化学や分子生物学の上級学位も持っていない。

 

1995年、グレイディは「エイズ・ワクチンの探索」を著した。

 

 

「エイズ予防ワクチンの開発とテストにおける倫理的問題」を執筆した。

 

裏表紙の説明によれば「グラディは人間を対象とする研究を支配する現在の知恵を探求している」「臨床試験は既に進行中である」とある。それらは薬の臨床試験であろう。

ファウチの選んだエイズの治療薬はAZT(アジドチミジン)で、ジドブジンレトロビルの名で販売されている。

 

この薬は毒性があるが、1989年の夏、ファウチがHIVに感染した妊婦を対象にしたAZTの臨床試験を発表した。

 

カリフォルニア大学バークレー校の分子生物学者ピーター・デュースバーグが『エイズウイルスの発明』の中で説明している様に『成長を阻害する薬は、子宮内で発育する赤ちゃんの身体的奇形にしか繋がらない』と云うのである。

看護婦で生命倫理学者のクリスティン・グレイディは、AZTやその他の強力な薬物を使った人体実験はこれが最後ではないと、この実験に悲観的であったようだ。

 

 

1992年、ファウチが率いるNIAIDは、ニューヨークのインカーネーション・チルドレンズ・センター(ICC)をHIV陽性の子供の為の外来診療施設として資金提供した。

 

ICCは、アフリカ系米国人の子供達を、秘密裏に薬物実験の為に預かったのである。

 

BBCが2004年に放映したドキュメンタリー「モルモット・キッズ」が示すように、子供達に強制された薬物は、AZT、Didanosine、Nevirapine等であった。

 

 

 

生化学者のデービッド・ラスニック博士によれば、子供たちは悲惨な目に遭い、ある看護婦は80人程の子供達が死んでいるのを発見したという。

 

医療機関はこのドキュメンタリーを攻撃したが、2009年のニューヨーク・タイムズの報道では、子供達が適切な同意無しに登録され、多くが諮問委員会の審査を受けていない投薬試験にかけられた事が確認された。

 

エイズ治療薬の試験に関する主張を覆す研究結果

 

2014年、シモンズ大学のヴァレリー・レイターとサラ・ハーマンは、ファウチのNIAIDが支援する薬物試験と政府のタスキギー梅毒研究の間に類似点があることを発見した。

 

ニューヨークの治験の子供達の殆どが黒人だった事から、著者らはこの事件を現代のタスキギーと烙印を押した。

 

看護師であり、生命倫理学者であり、3児の母でもあるクリスティン・グレイディが、こうした人体実験に異議を唱えたとしても、何も公表されることはなかった。

 

タスキーギトニー

 

2012年、NIHはクリスティン・グレイディを国立衛生研究所臨床センター生命倫理部の主任に任命した。

 

NIH臨床センターの生命倫理担当責任者に被験者保護に関する国際的な発言者が就任

 

グレイディ「被験者保護における強力な国際的代弁者」と宣伝されたが、彼女が30年近くファウチと結婚していたことも、新しい取り決めにおける利益相反についても、何も語られていない。

 

NIHの倫理がNIAIDを指導しているのでグレイディの倫理的判断は彼女の夫の研究開発の判断に影響を与える。

 

 

利益相反?ファウチの妻はNIHの生命倫理部門のボス

 

ファウチは共産主義中国の武漢ウイルス研究所で行われる危険な機能獲得研究に資金を提供することを決めた。

 

ウイルスをより致死的に、より感染し易くする事の倫理性について、グレイディからは何も言われなかった。

 

ファウチとNIHのボス、フランシス・コリンズの二人は、その研究への資金提供について嘘をついたが、その欺瞞の倫理について、グレーディから何の言葉もなかった。

 

  

 

2020年初頭、ファウチはトランプ大統領の中国からの渡航禁止令に反対した。

 

ファウチは、数え切れない程の苦しみと損失を引き起こした破壊的なロックダウンを推奨しました。

 

それらの決断に関わる倫理について、グレイディからは何も言われない。

Elleが6月に報じたように、クリスティン・グレイディ「COVID-19ワクチン、資源配分、パンデミック時の医療従事者の安全性に関する倫理的問題を特定し、研究し、執筆している」 NIHの生命倫理担当のボスからは、一般人の被験者の安全性については何も言われない。

 

クリスティン・グラディ博士がコロナに対する米国の倫理的対応について研究しています。

 

ファウシは何度も立場を変えているが、NIAIDのボスは今や「私は科学を代表している」と主張しており、誇大妄想の公然たる告白である。

 

どう見ても、クリスティン・グレイディの夫は何でも言うし、何でもやるし、NIHの生命倫理担当のボスは何の問題もないのである。

 

結局、白衣至上主義は夫婦の営みなのだ。

 

テッド・クルーズとランド・ポールが「私は科学を代表している」という主張でファウチを非難。


皆さん、よいお年を。

ロイド・ビリングスリーは『ハリウッド・パーティー』の著者であり、『ビル・オブ・ライツ』『バラック・エム・アップ』などの著書がある。

 

「文学調査」などの著書がある。ウォール・ストリート・ジャーナル紙、スペクテイター紙(ロンドン)など、多数の出版物に寄稿している。独立研究所の政策研究員を務める。

 

この記事は、American Greatnessに掲載されたものです。

 

グラディとファウシとの出会い