電磁波(EMP)攻撃の脅威にどう備えるか
2021年12月27日(月) by: Kevin HughesTags: Carrington event, chaos, Collapse, electromagnetic pulse, electronics, EMP, EMP attack, EMP shield, Faraday cage, first aid, highaltitude electromagnetic pulse, home security, howto, microprocessors, nuclear attack, nuclear bomb, nuclear weapons, power grid, preparedness, Red Cross, risk, survival, Transistors
電磁パルス(EMP)攻撃は、電力網に接続されている全ての家庭、病院、スーパーマーケット、通信チャネル、銀行システム、その他の企業設定を不能にする可能性があります。
また、私達の環境、家族、福利厚生、資産にも打撃を与える可能性があります。
EMP攻撃への備えは、他の全てのものへの備えでもあるのです。
「電磁パルスが発生すれば、全てがストップする」「救急隊、病院、食糧生産、私の電子機器、車」
「そして携帯電話が使えなくなる事による」
「通信能力も停止します」
と、LDS Prepperとして知られるデビッド・ギルモアは、最近の「LDS Prepper Show」で語っています。
「どんなシナリオに備えるか考え始めたとき」「私はEMPにしようと決めました」
「EMPに備えるなら」
「他の全てにもかなり備えられるでしょうから」
EMP Shield社のセールス&マーケティングディレクターであるAndrew Bucchin氏も同意見です。
「LDSプレッパーショー」にゲスト出演したバッキンは、
「私や私の友人達は」
「常にEMPのリスクを懸念しており」
「EMPに備えることができれば」
「それは大惨事であるため」
「何に対してもかなり備えができる事に」
「本当に同意します」
と、述べました。
また、核兵器によるEMPとそのE1、E2、E3の構成要素を含むEMPの概要も説明しました。
「この種の事象は非常に現実的である」
「実際、これは軍隊の武器庫の中で」
「最も破壊的な武器の一つである」
と、バッシン氏。
EMP攻撃では、殆の機器のマイクロエレクトロニクスが破壊され、主にトランジスタ、抵抗器、ダイオード、マイクロプロセッサーにダメージが及ぶという。
EMP攻撃の歴史的事例
EMPとは、荷電粒子が急激に加速する事によって生じる強烈な電磁エネルギーのことである。
電磁パルスが発生すると、そのエネルギーによって電子機器が破壊される。その影響は、建物や電線、自動車等にも及ぶ事がある。
(関連記事:重要な選挙を数週間後に控えた米国の電力網に対するEMPの脅威が確認された)
EMPの主な原因は、核爆発、太陽嵐、稲妻の3つである。
核弾頭による高高度電磁パルス(HEMP)の結果は、高くそびえ立つように現れる可能性がある。
例えば、太平洋上空402.3kmで行われた米国の核実験がそうである。
電話線、街灯、ソ連の人工衛星などを損傷し、1,448.4km離れたハワイで電気障害効果の影響が出たという。
EMP攻撃は、1859年に太陽嵐として発生し、現在ではキャリントン現象と呼ばれているものが、初めて記録に残っている。
これは、太陽フレアやコロナ質量放出、黒点が発生し、地磁気嵐を伴う恐ろしい体験とされた。
この現象の影響で、米国やヨーロッパの一部の電信システムがダウンした。
キャリントン現象は、数百万発の核兵器が大気圏内で爆発したのと同じ規模であった。
1989年にカナダで発生した穏やかな嵐を始め、幾つかの事例と恐怖がありました。気象衛星や無線信号を妨害し、多くの人々が核攻撃が迫っていると信じるようになった。
EMPがもたらす可能性のある脅威については、これまで長い間議論されてきたが、政府は、科学者が人類への真の脅威と考えるものから国民を守ることに真剣ではない。ほとんどの専門家が、EMP攻撃は核爆弾よりはるかに致命的であると認めている。
問題は、もしEMP攻撃が起こった場合に、私たちは準備ができているかどうかということです。
EMP攻撃への備え
EMPは人やペット、植物に直接危害を与えるものではないことを知っておく必要があります。
また、古い自動車は、金属製の車体が多く、電気配線が少ない為、EMPの影響を受け難い事が証明されています。
EMP攻撃は、電子機器に影響を与え、移動が困難になる可能性があります。EMP攻撃前と後の備えとして、以下の注意事項を守ってください。
自分自身と他人を大切にすることを学ぶ
EMP攻撃発生前後は、自分自身だけでなく、家族、近親者、近隣住民のケアを優先してください。
また、応急処置の訓練や、家の構造に緩みがないかを確認することも必要です。
ファラデーケージやファラデーシールドを作る。
ファラデーケージやファラデーシールドは、電磁波を遮断する導電性の高い金属でできた筐体です。
自宅に1つあれば、緊急電話やポータブルソーラーパネル等、重要なサバイバルグッズを電磁パルスから安全に遠ざける事ができるようになります。
小型のファラデーケージは組み立てが簡単で、サバイバルに必要な電子機器を収納するには十分な大きさです。
EMPへの備え:自宅を攻撃から守る4つの方法
非電化製品のバックアップ計画を立てる
重要なニーズの為に、電気を使わないバックアップ計画を持つ事は、EMP攻撃の影響を最小限に抑えるのに役立ちます。
電子機器が使えない状況に備えて、電気以外の予備品を余分に持っておくとよいでしょう。
ろうそくや薪、懐中電灯を用意しておくと、長時間の停電にも対応できます。
EMPサージプロテクタを自宅に設置する。
EMPサージプロテクタは、EMPから家庭の電源をガードする装置です。
電力サージがグリッドを破壊し、電気サービスをシャットダウンすると、サージプロテクタに接続されている場合、電子システムが損傷することはありません。
あなたの家が適切に高品質のサージプロテクタで保護されている場合は、以下の重要な電力の混乱を経験するでしょう。
自宅にバッテリーを保管する
電池の備蓄は、EMPが収まった後の機器の電源として、豊富なバックアップ電力を持つことを意味します。
送電網がダウンした場合、しばらくの間、電池が唯一の合理的な電力源となります。バッテリーの備蓄は、EMP攻撃の際、使用していないときは安全です。
鉄扉をダブルロックし、ホームセキュリティを強化する
ダブルロック、ソリッドコア、スチール製のドアを設置するようにしましょう。
また、充電式バックアップバッテリーを使用して、自宅のセキュリティシステムをアップグレードする必要があります。
セキュリティ強化の為に銃器を充実させる
可能であれば、EMP攻撃時に家族の安全を確保するために、銃器を増強しておくとよいでしょう。
耐火材を使用する
屋根材や住宅資材はできるだけ耐火性の高いものを使用し、火災や全焼を防止・軽減しましょう。
基本的な応急処置の医療技術を知っておく
縫合糸、針、アスピリン、軟膏、市販薬などの救急用品を揃え、基本的な応急処置の技術を身につけましょう。
また、応急処置の際に参考となる医学書を用意しておくことも大切です。
緊急時に最も多い危険は、過度の出血、気道の閉塞、ショックです。
赤十字や地域のYMCAのトレーニングで応急処置の技術を学びましょう。
赤十字やYMCAのトレーニングでは、緊急時に最も一般的な危険を特定し、治療することができます。
EMP攻撃は、より多くの人々が国の電力網に接続し、高度な電子機器の使用が増加している今日、その可能性が高まっています。
私達は十分な準備をする事で、生き残る可能性を高める事ができます。
まず、基本的なニーズを満たす為の計画を立て、電子機器を保護し、応急処置のスキルを身に付け、重要な書類の物理的なコピーを取っておくことから始めましょう。
「LDS Prepper」の全エピソードは以下からご覧ください。EMPの脅威と今日からできる備えとは?