ピーター・プライ氏が警告するEMP兵器の危険性

 - Brighteon.TV
2021年9月17日(金) by: ラモン・トミー

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電磁波(EMP)兵器専門家であるピーター・プライ氏は、これらの兵器が米国にもたらす危険性について警告しています。

 

 

この警告は、Brighteon.tvで9月14日に放送された番組「Connecting the Dots」の司会者Dan Happel氏に伝えられました。

 

更にPry氏は、敵国がEMP兵器を使って間接的に電力網や食料供給を停止させることができると述べています。

まず、Pry氏は自身の経歴を紹介し、EMP兵器に関する知識をどのようにして得ているのかを語りました。

 

複数の博士号を取得しているにもかかわらず、CIA(中央情報局)に在籍していたことが、彼の知識の最も有益な源となっている。

 

プライは「基本的には、国家安全保障の分野で仕事をしてきた」とコメントしている。

 

 

 

CIAでは、核兵器の設計者や物理学者、電気技術者から学ぶことができるという。

 

しかし、彼が同僚と違うのは、敵国がこれらの核武装をどのように米国に対して利用するかについての知識があることだ。

 

また、敵国の軍事ドクトリンや軍事演習に関する知識を持っていることも、プライ氏の強みになっている。

さらにハッペルは、EMP兵器とは何か、そしてこの兵器に対する政府の「計画性の欠如」とは何かについて質問した。

 

コネクティング・ザ・ドッツの司会者は「電磁パルス兵器1つで、(敵国は)アメリカに大きなダメージを与えることができる」とコメントしています。

プライ氏は、EMP兵器を「爆発時に大量の電気を発生させる兵器」と定義しています。

 

「EMPは非常に強力で、1メートル当り数千ボルトの電圧が発生します」

 

プライによると、VPM(volts per meter)とは、ターゲットがメートル単位の長さに応じて1,000〜3,000ボルトの電圧を受けることを意味する。

 

例えば、5メートルの長さで3,000ボルトの電圧がかかる車両には、光の速さで15,000VPMの電圧が注入されることになる。

また、長さ2メートルのコンピュータのコードには、光速で6,000VPMの電圧が印加されているという。

 

コンピュータ等の電子機器は、120ボルト以下で動作するように設計されているという。

 

「もし、その電圧を少しでも超えてしまうと、物が壊れたり、ショートしたりしてしまいます」



EMPは米国の電力網を狙う事ができる

 

核兵器であれ非核兵器であれ、EMP兵器は強力な電界を発生させることができると、専門家は詳しく説明する。

 

プライ氏は言う。
 

「テロリストがこしらえた粗悪な第一世代の原子爆弾でも、EMPを発生させることができます」


「貨物船から発射したり、気象観測用の気球を使って30キロ上空まで上昇させれば、米国東部の電力網を崩壊させるのに十分な威力を発揮します。因みに、核電磁パルス攻撃の為の高高度爆発の事を言っているのです」

 



プライがハッペルに語ったところによると、EMP兵器を高度30kmから投下した場合、発生する電界の半径は600kmになるという。

 

高度が高い程、効果の範囲は大きくなるという。

 

 

プライ氏は「300kmまで行けば、1つの武器で米国の48州とカナダの大部分、メキシコの大部分をカバーできる」と述べています。

この専門家は、EMP兵器による攻撃は社会の崩壊をもたらすと警告しています。

 

米国本土には、東部相互接続西部相互接続テキサス相互接続3つの送電網があるが、東部の送電網が攻撃されれば、米国は破滅する。

 

 

プライ氏によると、全米の電力の75%は東部の送電網から供給されており、国民の殆どは東部の送電網から電力を得て生活しているという。

 

(関連記事 ロシアの「スーパー電磁パルス」兵器は米国の送電網を破壊する可能性があると専門家が警告している)

 


プライ氏は、EMP兵器を「現代文明の方程式を引き算できる」「反テクノロジー兵器」と呼ぶ。

 

電気通信、輸送、産業など、文明の重要な側面の多くは、EMP攻撃を受けると崩壊してしまう、と彼は付け加える。



食糧供給でさえ、EMP攻撃には脆弱です

 

プライは、EMP攻撃が食料供給に与える影響についても詳しく説明しています。

 

その専門家によると、電力網が破壊されると、温度調節システムや冷蔵庫が機能しなくなる為、食品は直ぐに腐ってしまいます。

 

食料品店の在庫は3日程度しか持たず、地方の大きな倉庫に保管されているものでも30日程度しか食べられません。

 

(関連記事:アメリカでEMP攻撃を受けたときに生き残るためのヒント)

 

 

また、交通網が寸断されているため、食料を持ち込むことも困難です。

 

「食料品店は輸送システムから食料を補給していますが、トラックや車が麻痺している為、輸送システムは機能しません。港が使えないので、食料を輸入する事もできません。重いクレーンには膨大な電力が必要です」

 

とプライ氏はハッペル氏に語る。

専門家は続けます。

 

「世界が寛大にも食料を送ってくれたとしても、結局は港に山積みになってしまいます。船から降ろす事はできません。そして、それをどうやって国内の必要な場所に運ぶのでしょうか」

Pry氏によると、EMP攻撃は、

ソマリアのような「全国的な飢饉の条件を再現する」という。

 

同氏は、アフリカのソマリアでは、輸送システムがない為に各地に食料を届ける事が不可能だった事をを挙げています。

 

「飢えに苦しむソマリアの人々の為に、国連が大量の食料を送っても、必要な場所に食料を届ける為の輸送システムが無いので、港に山積みになってしまうのです」

 

と専門家は付け加えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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