中国、専門家が恐れる『衛星破壊兵器』を発射
2021年10月28日(木) by: Cassie B.Tags: big government, China, conspiracy, deception, invasion usa, military tech, national security, robotics, robots, satellites, Space, space weapons, weapons tech, WWIII
中国は最近、新しい衛星を宇宙に打ち上げました。
アナリストは、この衛星が米国の衛星を掴んで潰す為の武器になるかも知れないと述べています。
中国の国営宇宙企業である China Aerospace Science And Technology Corporation(中国航天科技集団)によると、Shijian-21衛星は『スペースデブリを緩和・無力化する技術を実証する事を任務としている』とのことである。
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しかし、四川省の山中にある西昌衛星発射センターの軍事施設からロケットブースターを使って日曜日に打ち上げられたのは、中国が新しい極超音速ミサイルの実験を行ったとされてから間もない時期である。
このミッションの機密性と、その意図に関する透明性の欠如は、世界中で懸念を引き起こしています。
今年の春、米国宇宙司令部の司令官であるジェームズ・ディキンソン空軍大将は、今週末に打ち上げられたロボット衛星の様な宇宙船は、宇宙攻撃システムで宇宙の優位性を獲得しようとする中国の努力の一環であると議会で述べました。
その際、彼はロボットアームの技術を使って他の衛星を掴むことができるという人工衛星「Shijian-17」に注目した。
この衛星は、スペースデブリや通信の監視を目的としていると言われているが、他の衛星に接近して潰したり掴んだりする事ができるため、ディキンソン将軍は「中国の増大する宇宙兵器の一部である」と述べている。
2013年には、米国の情報機関が「Shijian」シリーズの衛星と思われる3機の衛星の異常な動きを検出した。
中国は、ロボットアームを搭載した衛星の他に、幅広い軌道高度の衛星を攻撃できる地上発射型の対衛星ミサイルや、レーザー、電子ジャマー等の宇宙兵器を保有している。
同国は、デブリ軽減などの民間宇宙開発を隠れ蓑にして、共軌道の対衛星兵器の実験を行っていることが知られている。
ディッキンソン将軍は、彼らが武器を構築し続けている事は不誠実であると述べています。「その一方で、中国は宇宙の兵器化に反対する公的な立場を維持し続けている」と述べている。
中国の動機を疑う専門家
一方、宇宙安全保障アナリストのマイケル・J・リストナー氏は『平和的な用途を持つ宇宙技術の多くは、非平和的な用途にも使用できる』為、中国の能力を正確に把握することは難しいと述べています。
リストナー氏は「中国は『我々を信頼してくれ』と言っているが、ミッションの機密性と中国の対宇宙能力の開発がそうではないことを示している」と、付け加えた。
他の専門家も、この様な取り組みの目的について疑念を抱いています。
元画像情報アナリストであるインドの退役大佐Vinayak Bhat氏は、Shijian-21の打ち上げが疑わしいと述べています。
と云うのも、共産主義国はこれまでスペースデブリの削減にあまり関心を示さず、むしろ大型ロケットを打ち上げてスペースデブリを増やしてきたからです。
今回の打ち上げは、中国が宇宙の軍事化を目指していることを示唆しているという。とコメントしています。
「このロボットアーム技術は本質的にデュアルユースであり、敵の衛星を捕獲し、無効化/破壊する為の宇宙兵器として使用される事は間違いないだろう」
国防情報局のレポートによると、中国軍は宇宙戦争を、地域紛争が発生した場合に米軍の介入に対抗し抑止する手段として捉えている。
例えば、人工衛星やその他のセンサーを捕捉したり破壊したりする事で、米国のような国が精密誘導兵器を使用する事を困難にする事ができます。
また、中国人民解放軍の報道によると、航行、偵察、早期警戒、通信の各衛星を標的にして、敵の目をくらませ、耳を聞こえなくする事を望んでいるという。