遅過ぎる：CIAがドローンのミサイルターゲットの近くにいる子供達に警告するのは、攻撃の僅か数秒前
2021年9月23日（木） by: ラモン・トミーTags: Afghanistan, civilian targets, drone strike, Hamid Karzai International Airport, ISIS-Khorasan, Kabul evacuation, suicide bombing, Taliban takeover, terrorism, US military, Zemari Ahmadi
アフガニスタンでのドローン攻撃の標的地域の近くにいる子供達への警告が遅すぎたという報告があります。
3人の匿名の情報提供者によると、情報当局が米軍に子供の存在を知らせたのは数秒後だったという。
8月29日にアフガニスタンの首都カブールで行われたドローン攻撃の結果、10人が死亡した。
この情報筋によると、中央情報局が米軍に子供たちの存在を知らせたのは、ヘルファイア・ドローンのミサイルがゼマリ・アフマディ氏の車に命中する数秒前だったという。
アフマディと彼の3人の子供（ファイサル、ビン・ヤミン、アヤット）は、このドローン攻撃による10人の死者のうちの1人です。
米国政府は当初、米国の団体の支援者であるアフマディ氏がテロリストであり、国に対する「差し迫った脅威」であると主張していた。
しかし、バイデン政権はこの主張を撤回し、アフマディは無実であると主張しています。
米中央軍（USCC）の責任者であるケネス・マッケンジー元帥は、記者会見で記者たちにこう語った。
「私は今、最大で7人の子供を含む10人もの民間人があの空爆で悲劇的に殺されたと確信しています」
マッケンジーは続けます。
「我々は現在、この車両と死亡した人々が（ISIS-Khorasan）に関連していたり、米軍に対する直接的な脅威であった可能性は低いと評価しています」
「あの攻撃は、我が軍や空港の避難者に対する差し迫った脅威を防ぐために行われたものですが、それは間違いであり、心からお詫び申し上げます」
他の国防関係者も同様に謝罪しています。統合参謀本部議長のマーク・ミリー元帥は、今回の空爆を「戦争の恐ろしい悲劇」と表現する声明を発表しました。また、次のように述べています。
「心が痛むが我々はこの事件について完全に透明性を保つ事を約束する」
と述べています。
一方、ロイド・オースティン国防長官の声明では、この事件について謝罪し、アフマディを無実の犠牲者としています。
(関連記事：NYT、バイデン氏がカブールのドローン攻撃で無実の家族を殺害したことを確認)
カブール空港爆破事件への対応とされていた無人機による悲劇的な攻撃
米国政府は当初、8月29日の無人機による攻撃は、ISIS-Kに関係する自爆テロリストを標的にしたものだと発表していました。
しかし、内部調査の結果、テロリストではなく、アーマディとその子供を含む罪のない一般市民が攻撃によって死亡したことが判明しました。
USCCの報道官であるビル・アーバン米海軍少佐は、先の声明で次のように述べています。
「我々は、目標を見事に達成したと確信しています」
「車両からの大きな二次爆発は、相当量の爆発物が存在することを示していました」
続けて次のように述べています。
「民間人の死傷者が出る可能性を評価していますが、現時点ではそのような兆候はありません。我々は将来の脅威に備えて警戒を続けている」
と述べました。
ISIS-Kは、8月26日にカブールのハミド・カルザイ国際空港で発生した自爆テロの背後にいると考えられています。
米国防総省によると、この事件により米国の軍人13名が命を落とし、18名が負傷した。
また、169人のアフガニスタン人の死亡が確認されました。この事件は、タリバンによる占領後、米国が避難を進めている最中に発生しました。
(関連記事ジェフリー・プラザー、戦争、アフガニスタン、偽旗攻撃について語る - Brighteon.TV)
一方、ゼマリの兄エマルは、アメリカの謝罪は不十分だと考えています。
彼は8月29日の攻撃を生き延びましたが、彼の3歳の娘Malikaはドローン攻撃の10人の犠牲者の中に含まれています。
「私達は、謝罪するだけでは不十分です。米国は犯人を見付けるべきだ」
と語っています。
アハマディの人々は、金銭的な補償と、米国を含む安全な国への移住を求めている。
エマールは、無実の犠牲者として亡くなった家族への謝罪や認識を認めつつも、これらの行為によって彼らが戻ってくることはないと言います。
また、再三の要請にもかかわらず、米国政府が家族に連絡を取らないことにも不満を感じています。
さらに、エマルさんは、米国に対して、ドローンを発射した者を調査し、その責任を追及することも求めています。
「米国はどこからでも見ることができます」
「罪のない子供達が近くにいて、車に乗っていた事が判るのです」
「誰がやったにせよ、罰せられるべきだ」
と付け加えた。
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