中国:恒大集団=恒大詐欺...債務爆弾の伝染が世界的に広がる理由
2021年9月22日(水) by:マイク・アダムスTags: chaos, Collapse, debt bomb, default, Evergrande, ghost cities, Investments, Ponzi scheme, property developer, risk, scheme
中国:恒大集団(恒大詐欺)の騒動は、リスクの存在を忘れてハイリターンを追い求めた不動産開発業者と欲にまみれた投資家を巻き込んだ、古典的なバーニー・マドフのねずみ講に他ならない。
(世代を問わず、この痛快な教訓を学ばなければならないようだ...。)
他のねずみ講の成功例と同様に、中国:恒大集団がフォーチュン500の世界的企業になるためには、恒大集団スキームへの「投資」としてお金を渡してくれる新たなカモを安定的に見付けることが必要だった。
中国:恒大集団社は、大量の投資資金に支えられて、中国全土に「ゴーストシティ」と呼ばれるマンションを建設し、これらのマンションが、建設に「投資」した何百万人もの中国国民の老後の資産になるというおかしな話をした。
建物が建ち続け、債券の支払いが滞りなく行われている限り、誰もが自分は金持ちになっていると信じ込んでいたのだ。
マドフは墓の中で転がっているだけではなく、笑っているのだ。
なぜなら、これは同じマドフのスキャンダルの繰り返しだが、規模は格段に大きいからだ。
中国:恒大集団のねずみ講には、少なくとも3000億ドルの直接的な負債が含まれており、レバレッジの効いた投資商品や不払い(詰りデフォルト)の波及効果により、世界中の(銀行や機関投資家の)総エクスポージャーが数兆ドルに達する可能性があります。
崩壊はまだ始まったばかり...中国の偽りの経済は本当に困っている
ねずみ講が崩壊するのは、人々が「投資」に対する返済を要求しているにも関らず、退出を希望する以前の投資家に資金を供給するだけの新しい投資家を確保できない場合です。
ブルームバーグが報じているように(下のグラフを参照)、恒大集団は今後3ヶ月間に6億6900万ドルの金利債務を負っています。
中国の最近のニュースによると、中国政府は恒大集団社の国内債券保有者(詰り中国国内の機関投資家)への債務支払いを支援する一方で、海外の債券保有者には負担を掛け様としているようです。
これは、金融危機が国際的に広がる原因になることは間違いない。
上の債務残高のグラフを見れば、恒大集団がデフォルト(債務不履行)に陥り、外国人の債務者が路頭に迷う事に成ると直ぐに気付くだろう。
中国政府が地元の個人投資家とそのWMP(ウェルス・マネジメント・プロダクト投資)を全てカバーしたとしても、何千億ドルもの外国人債務がいずれかの時点で(恐らく直ぐに)帳消しになることは明らかだ。
更に悪い事に、恒大集団は氷山の一角に過ぎない。
投資専門家のジム・チャノス氏はフィナンシャル・タイムズ紙に、
「中国の不動産市場全体が高床式になっている」と語った。
投資専門家のジム・チャノスはフィナンシャル・タイムズ紙にこう語っている。
「中国には沢山の恒大集団が有りますが、恒大集団は、たまたまその中でも最大のものです」
詰り、恒大集団に投資した米国の銀行や金融機関は壊滅的な損失を被ることになります。
その結果、波及効果が始まり、全てのエクスポージャーを持っていた中国以外の投資家は、突然、自分達のレバレッジを掛けた借り入れの債務支払いができなくなる。
世界中の銀行や金融機関が安いお金を借りて、遥かに高いリターンが期待できる恒大集団に投資していたと知っても、私達は驚かないでしょうか?
(FRBが印刷したお金は何処に行くと思いますか?)
(可也の部分が銀行によって、恒大集団の様な)
(世界中の高金利プロジェクトに投資されているのです)
要するに、恒大集団の破綻は、ほぼ確実に財政的な伝染を引き起こすということだ。
負債の崩壊は広がり、規制当局がこの崩壊の規模を巧みにコントロールできなければ、2022年には世界中の金融機関や銀行が雪崩の様に破綻する可能性があります。
勿論、それは一瞬ではありません。
雪崩でさえ、速度と勢いを増すのに時間がかかる。
最初の大きな崩壊に火が付き、広がり始めているが、津波の様に、外国の海岸に到達するまでは殆ど目に見えない。
本日のポッドキャスト「Situation Update」では、Evergrandeに起きていること、そして世界の投資機関や銀行に壊滅的な損失をもたらす伝染病のリスクについて詳しく説明しています。
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