ファイザー社製COVID-19ワクチンと目の炎症を関連付ける研究結果
2021年8月8日(日) 記入者: Mary Villareal

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最近行われた多施設共同研究で、ファイザー社のCOVID19ワクチンと、ぶどう膜炎(眼壁の中間層の組織に影響を与え、眼の充血、痛み、かすみ目等を引き起こす眼の感染症)との関連が示されました。

 

  

 

ゾーハル ハボット ウィルナー氏が率いる、この研究は、ランバム医療キャンパス、ガリラヤ医療センター、シャーレ・ゼデック医療センター、テルハショメルのシェバ医療センター、カプラン医療センター、テルアビブのスーラスキー医療センターで行われました。

   

 

Sourasky Medical Centerの、ぶどう膜炎サービスを率いる、ハボット ウィルナー氏は、Pfizer社のワクチンを、2回接種した21人が、最初の接種後1日~14日以内、又は2回目の接種後1日~1ヶ月以内に、ぶどう膜炎発症した事を明らかにしました。


 

ファイザー社製COVID-19ワクチンと稀に眼の炎症を起こす症例との関連性-研究結果:21人が前部ぶどう膜炎を、2人がMEWDS(多重エバネッセント白色点症候群:Multiple Evanescent White Dot Syndrome)を発症しました。


「今回の研究では、全ての患者が」

ぶどう膜炎の発症と」

「ワクチン接種を結び付ける」

「世界保健機関(WHO)及び」

「ナランホの基準を満たしていました」

 

「この期間は」

「様々なワクチン接種後に」

ぶどう膜炎を発症した」

「他の報告と一致しています」

 

と、ハボット ウィルナーは述べています。

 


また、彼女は、ぶどう膜炎に関連する可能性のある他の疾患を持つ患者は、ワクチン接種前にコントロールされていたことを付け加えました。

 

どの患者も、ワクチン接種前の少なくとも6ヶ月間、全身治療に何の変化もなかったのです。

重症化したのは3例のみで、いずれも前部
ぶどう膜炎の症例で、コルチコステロイドの局所投与と瞳孔拡張用の点眼薬で治療しました。

 

1例は、2回目のワクチン接種後に悪化したが、適切な治療で解決した。

 

「追跡期間終了後の検査では」

「全ての眼で視力が改善し」

「病気は完全に治っていました」

 

と、述べています。

ハボット ウィルナー氏は、ワクチン接種後にぶどう膜炎の発作を起こした人は、眼の検査を受けて適切な治療を受けるべきだと述べています。

 

又、他のワクチンでも眼の炎症が起きて居る事を指摘しています。

 

「痛みや充血、視力の低下など」

目に異常を感じた場合は」

眼科医の診察を受けてください」

 

と、述べています。

 

(関連記事:ファイザー社のコビット注射がアルツハイマー病や神経変性疾患に関連していることが明らかになった)



ぶどう膜炎の兆候と症状

 

ぶどう膜炎は、眼球の壁にある中間層の組織を侵す眼の炎症です。

 

 

ぶどう膜炎の兆候は、突然現れ、急速に悪化しますが、徐々に悪化する場合もあります。

 

ぶどう膜炎の原因には、感染症、傷害、自己免疫疾患や炎症性疾患などがあります。

 

また、原因が特定できない場合もあります。

 

 

ぶどう膜炎は、目の炎症の一種です。目の壁にある中間層の組織(ぶどう膜)が侵されます。


ぶどう膜炎治療せずに放置すると、永続的に視力を失う深刻な病気になる可能性があります。

 

 

将来の合併症を防ぐ為には、早期の診断と治療が必要です。

 

ぶどう膜炎の特徴としては、目の充血、目の痛み、光の感度、目のかすみ、視力の低下、視野内の浮遊物の存在などが挙げられます。

ぶどう膜炎種類は、眼球のどの部分が炎症を起こしているかによって異なります。

前方
ぶどう膜炎は、COVID-19ワクチンの副作用として最もよく見られます目の前の内側、角膜と虹彩の間、そして毛様体に影響を与えます。これは虹彩炎とも呼ばれ、ぶどう膜炎の中でも最も一般的なタイプです。


中間ぶどう膜炎は、水晶体の後ろにある網膜や血管、目の中央にあるゲルに影響を与えます。

  

 

後部ぶどう膜炎は、目の奥の内側にある層が侵され、汎ぶどう膜炎は、ぶどう膜の全ての層が侵された場合に起こります。

 

 

 

ぶどう膜炎は、約半数の症例で具体的な原因が明らかでなく、目だけに症状が出る自己免疫疾患と考えられることもあります。

 

 

原因が特定された場合自己免疫疾患炎症性疾患感染症、薬の副作用、目の怪我や手術、或いは目に影響を与える癌の可能性があります。

 

 

ぶどう膜炎は、網膜の腫れ、網膜の瘢痕化、緑内障、白内障、視神経障害、網膜剥離、永久的な視力低下などの合併症を引き起こす可能性があります。