「海洋よりも壮大なる光景、それは天空である。
天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である」
と、フランスの文豪ユゴーは語った。
“そんなにも大きな自分なのか”――
あらゆる人間ドラマを見てきた文豪の含蓄のある言葉に、心がふくらむ思いがする。
今日を生き抜くのは自分。
自分は一生涯、自分である。
だから、この自分自身をいかに磨き、向上させ、開いていくかが大事なのだ。
生きていく中では悩みの壁にぶつかり、前に進めなくなる時もある。
ただ、どんなに悩みの闇が深くても、必ず暁はやってくる――
そう分かっているのと、そうでないのとでは、人生は全く変わってくる。
仏法の眼では、苦難を克服する力が人間自身の中にあることを教えている。
どこかかなたに“夢の世界”があるのではない。
今、まさに苦闘している自分の心の中に、宇宙大の世界が広がっているのだ。
“よし、やろう!”――
そう心が定まれば、あったはずの心の壁は不思議と消える。
そして強い力が自分の中から呼び起こされる。
心には、まだまだ私たちが知らない「無限の財宝」が隠されている。
現実を嘆くことなく、今の自分の持てる力を出し切っていく生き方に、「充実」と「納得」と「歓喜」がある。
幸福を自分で生み出す毎日でありたい。