モダンな占星術の視点には、

① 惑星が、とあるサインに入っているなら〇〇な意味という点が1つ。そして、

② その惑星は、何ハウスに入っていて意味をなしているのかという点が1つ。

 

他にも捉え方はありますが、上記のような視点が存在します。

 

 古典的な占星術の視点には、

➊ 惑星があるサインに入っているなら、そのサインのルーラーの状態によって、解釈が異なってくる点が1つ。そして、

➋ その惑星は、何ハウスのルーラーなのかも意味をなします。また、

➌ その惑星は、何ハウスに入っていて意味をなしているかという点も1つ。これは、モダンな占星術にも解釈が存在します。

①の、「惑星が、とあるサインに入っているなら〇〇な意味」という解釈が存在しないのです。もちろん、ゼロではありません。何故なら、サインのロードである場合には、

同一(① と ➊)になるでしょう。

 

古典的な占星術のネイタルの視点には、どうしてもリセプションの考え方が必要になります。先のブログにも書いたように、ゲストとホストの関わり合いのことです。

 

こう考えてくると、ネイタル占星術はやたら難しい占星術になります。

 

ネイタル占星術が簡単だと述べる人は、たいてい、

➀の「 惑星が、とあるサインに入っているなら〇〇な意味」との、最も占星術らしくない太陽星座占い的な考え方に傾いているようです。

 

 

フィルミクス・マーテルナスのマテシスのIIIに、下記のような記述があります。

 

19. 夜のチャートで、特に、下弦の月がどのような方法ででも土星に向かい動いているならば、このハウスの土星は神々の怒りであり、皇帝への憎悪である。しかし、更なる大きな災いは、火星からのディレクションが、土星と月とのどのようなアスペクトからでもあるときに予測される。

 

まるで、暗号を解くようです!