Ⓑの位置に太陽があるチャートは、下記のようになります。
上記の図で、Ⓐの位置で太陽と土星がコンジャンクションをしてい、太陽が土星を後にセカンダリー・モーションで15日ほど経つと、Ⓑの位置へきます。そのときのチャートの例が下記です。土星のスピードとしては速い場所になります。
土星の平均スピードは、0度2分 /日です。しかし、この位置では0度7分 /日ほど動いています。太陽とのコンジャンクションの位置Ⓐでは、土星のコンバストの時で、0度8分 /日なので、土星としてはとても速く動いています。その日の速度を確かめるには、エフェメリスを見るかチャート作成ソフトで、昨日と今日の位置を確認してその差を求めます。
順行をしている、速度が速いというときの惑星の意味は「活発で走っている青年のようだ」と考えられていて、目的を素早く達成し、多くの意義を生み出し、外へ向けた発信力も強くなるとされてきました。更にこのチャートでは、昼セクトであることから土星はまるでベネフィックように働き、太陽の先に上昇しているのでフェーズでの歓喜状態を得、半球での歓喜状態にもあるとても良い土星となります。欠点は女性格のサインに入っていることです。
この逆に、遅い、留である、逆行しているなどの意味は、これから先、太陽を徐々に動かしていって、その位置を確認しながら意味を考察していきたいと思います。