西洋占星術を始めて習う人にとって、「セクト」は難しくありません。

 

 西洋占星術を始めて習う人にとって、「リセプション」は難しくありません。

 

どちらも先入見が入り込むので、既に深く占星術に入り込んでいる人の方が難しいのです。アラビアの占星術師による「ハルブ」(8~9世紀)という概念があります。21世紀に入ってからは、この概念の方が「セクト」(西洋占星術の誕生と共にあった)よりも先に入ってきてしまったので、話がややこしいのです。ますます難しくしてしまう懸念がありますが、説明をしておきます。

 

「ハルブ」とは、昼の惑星が、昼に、地平線上にあることです。(一応セクトを考慮しているじゃないか !)と思われそうですが、昼に地平線下にある昼の惑星を無視することになりかねません。

太陽と木星は「ハルブ」。 土星は、何でもない

しかし「セクト」では、この3つとも重要になる

 

 太陽と木星が「ハルブ」です。昼に地平線上にあるからです。土星は無視されます。無視しちゃいけません。ヘレニスティックな占星術では、“歓喜”はしないだけです。でも、ちゃんと昼の惑星として、一応、あまり悪さをしません。

 

「ハルブ」から入って行こうとすると、「セクト」が難しくとらえ難くなります。

 

 昼の惑星は、どこにあっても「セクト」

 

 土星は、「ハルブ」と、ちゃう。

 

私も、こういった切り替えを、学んできた途上で何度してきたことか。

 

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明日は春分。大きなピラミッドや、インカのピラミッドは、全て春分の日の太陽が考慮されています。何故? そう、願い事をするために。一番最大のご利益が「願いに従って」与えられる唯一の「時」だからです。神様には、天には、宇宙には、通常は祈ることしかできません。それでは、占いで出た結果を変えることが至難になります。ピラミッドという大きな建造物を建てたのは、エネルギーを最大化したかったからでしょう。何故、あんな物を建造したのかという、一つの説ですが、私はこれを支持しています。しかも、文化を越えて存在するのは、何故?

 

儀式に最大の利益を与える時間はないかと、探し続けたのでしょう。

   「春分の時間と見つけたり」

   日本時間では、2024年3月20日(日本時間 12:06pm)から2分間、有効です。

   儀式は、やはり形にした方がいいです。神棚の前とか、仏壇の前とか、神社で

   とか、いろいろな方法でやってみてください。

 

   それこそ、日本では太陽がセクトを得た昼にMCの近くでこれを迎えるので効果

   は大きいのではと推察します。