幾つかの西洋占星術スクールで習ったけれども、どうも疑問が残る・・・
そんなことが、ないでしょうか?

そのうち解決できるだろうと思っていながら、解決できずに頭の中をグルグル回っている事がないでしょうか? 

後回しにする程、何が疑問だったかさえも忘れてしまいます。また、後回しにしたことで、興味が失せてしまうこともあります。西洋占星術を学ぼうとする意識が長続きする人は、ものすごく稀です。

ある程度で満足してしまうのです。性格占いを、全く別の人のチャートを使って伝えても、喜んでもらえた、伝わってしまった、ことって経験ありませんか?

   あなたの思考方法は、創造的な思考と現実的な思考が融合した
   ものですね・・・ でしょ。
   そこに、感情面も捉えながら思考するので、とても深いものに
   なっています。でも、伝え方が我流なので、なかなか他の人に
   分ってもらえなかったりします・・・

これは、典型的なコールド・リーディングの手法で、誰にでも当てはまってしまう一見複雑なことを述べているような内容なのです。でも、これって、占星術で当たっていることになるのでしょうか?

このようなことを疑問に思わない人が、西洋占星術を学んでいながら気付けない人が大勢いらっしゃるのです。

少し、高度なリーディングになると、
● 太陽の傍に金星があると、コンバストだから愛情が足りない?
「金星が、太陽の傍 !
でも、私って、そんなに愛情に欠けているとも思えない。そりゃ、偉大な人よりは劣っていると思うけれども、そうでもない。何か違うんじゃないの? 

クックブック的に、金星がコンバストだと、愛情が薄い・・・ 
と言うのはやめましょう。

  金星が、コンバストだと、かくかくしかじかの意味です。
  金星が、太陽から離れていると、かくかくしかじかの意味です

よく見かける文言ですが、私は、この書き方をされたものは、太陽星座占いの太陽が、金星に変わっただけのことだと言っています。

西洋占星術のネイタル(誕生に基づく占星術)は、一つのコンジャンクションやアスペクトで決まってしまうことなんてことは、ほぼ、あり得ません。ネイタルでは、ホラリー占星術よりも、アスペクトやコンジャンクションは、かなり前半の方で参照するものですが、だからといって、たった一つの表示では語りようがないのです。