西洋占星術を使って判断をする場合に、ハウスを無視するわけにはいきません。何も無い空間が影響力を持つはずは“ない”として、惑星たちだけを頼ると、世界中が同等になってしまいます。誰も、これには反論ができないはずです。

確かに、違いはハウスに存在するわけなので、世界中で同じ惑星の位置でも、必ずアセンダントに来るサインとその度数は異なるわけです。日本ではアセンダントが牡羊でも、台湾だと魚になり、インドだと山羊になったりするわけです。支配星が変わるだけでなく、1ハウスを占めるサインが変わるわけです。

では、何もない空間であるハウスは、どれほどの影響力を、どのようにして私たちに及ぼすのでしょうか? 強い影響力を持つ場所として、MCやIC、そしてDescなどもあります。ただの、空間です。そんな空間が、何故、影響力を与えるのでしょう?

ハウスには、強いハウスとか、有利なハウスと呼ばれるハウスもあります。その優先順位も、過去の占星家によって述べられています。有利なハウスと ⇔ 不利なハウスと呼ばれたり、他の名前で呼ばれたりもします。

古典的な占星術は、ハウスを中心に添えた占いです。