西洋占星術では、アスペクトを検討することがあります。アスペクトには様々な機能があります。アスペクトの種類もそうですが、どのサインに置かれている惑星から、どのサインに置かれている惑星なのかが非常に重要になります。これらは、図にした方が分かり易くなります。下記には、同じ太陽と火星のスクエア・アスペクトが描かれていますが、どの組み合わせも異なる意味になります。何故なら、サインが異なるからです。明らかに火星が凶星となることもありますが、この組み合わせが良い組み合わせとなることもあります。

 

  

    なかなか良いスクエア      良さそうに見えて火星にアフリクトされる太陽

 

 

 

最悪の互いにフォールにあるスクエア          悪そうに見えて良いアスペクト


このような組み合わせは、太陽を1ハウスから12ハウスに置いて、各7つのアスペクトとコンジャンクションを検討すると、太陽と火星のサインでのアスペクトだけで12×8=96、それを、全てのハウスで検討すると、96×12=1,152。単純にセパレートとアプローチで留を考慮しないとしても、倍の2,304通りになります。これを7つの惑星で行うと、16,128通り。アスペクトは2つの惑星だけではありませんから、3つになることを考えたり、中には逆行同士の、順行同士、順(逆)混ぜられたものなどのアスペクトも出てきますから、とてもとても書き出せる数ではなくなります。やはり、論理的に理解する方が早いことになります。

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後日、気が付いたのですが、七つの惑星の中の2つの星の組み合わせは 21 通りあります。1組の2つの惑星の組み合わせだけでサインとハウスの組み合わせが1,152あり、これが21組ということなので、24,192になります。単純にアプローチとセパレートを加えるだけでも、この倍になります。その他の要素を抜いたとしても、とても書ききれる数ではありません。 2023/02/22 加筆

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上の計算はかなり大雑把なもので、上位の惑星のコンジャンクションでは順行しかありません。それに、金星と水星は太陽とはコンジャンクションしかありません。また、太陽と月のアスペクトでは、逆行はあり得ないので少し減るとは思います。が、増える要素も多々あります。アンティッションや計算で省いた留などです。

 

このスクエアで最も良いのは、太陽が♏のサイン、火星が♌のサインのものです。アセンダントの土星の位置にもよりますが、結婚した相手のお父さんの地位を受け継ぐとか、資産家の配偶者を得るとかになるものと推測されます。