本日の話も、ネイタル、マンデン、ホラリーに対して有効なテクニックです。

ボナタスの36番目の考察には、ベネフィックな惑星がマレフィックをレシーブする場合のことが書かれています。前文節は、「・・・マレフィックが障害となっている場合には、ベネフィックを観察すること。というのは、その障害が減らされる場合があるから・・・」に続いて下記の文節があります。

   ※ ベネフィックは、木星と金星ですが、セキスタイルやトラインでアスペクト
    してくれるなら太陽や月もベネフィックです。これに対して、マレフィックな
    惑星というのは土星と火星です。

“...much more strongly reduce their impediment, so if [the benefic] were to receive [the malefic].”
「[ベネフィック]が[マレフィック]をレシーブしているならば、もっとずっと強力にそれらの障害を減らすことになる」。

このレシーブは、例えば、天秤や魚に入っているマレフィックな惑星に対して金星や木星が行います。
更に書くと、天秤に入っている[デトリメントとなった火星に手を貸す]行為を行うのが金星であり、これをレシーブと言います。

上記の文脈上での『レシーブ』は、アスペクトが完成することによる『リセプション』だけを意味していません。アスペクトを通り過ぎてきたならば、それは、『リセプションをしていた』ことであり、それが時として障害を減らす場合もあります。