「腕の枠の下に頭を入れる(AY132)」レッスンです。
両手と両膝の四つ這いの姿勢から、右腕を床の上で右に伸ばして
右肩を床に着け、頭を左腕の枠の下に入れます。
かなりアクロバチックな姿勢なので、無理そうな人は、
それに近い姿勢を取ります。
1、頭を左腕の枠の下から出したり、入れたりします。
頭を入れる時に、左に回して、なるべく後頭部が床に近づくように、つまり鼻が天井を向くようにします。
そうしようとすると、背中が丸くなり、お尻(骨盤)が前に
せり出し、右肩で床にもたれるようになります。
反対側でも同様に行います。
2、また、1と同じ動きをしますが、頭を左腕の枠の下に入れる時、
左足の爪先を立て、爪先で床を押し、左膝を伸ばそうとします。
続けて、右足の爪先を立て、右膝も伸ばそうとします。
こちら側は、あまり伸ばせません。
そのことで、お尻が前方と上方に押され、より背中が丸くなり、
頭が回転しやすくなります。
この動きを延長していくと、合気道の前回り受け身のように、
肩から斜めに転がりますが、今回は転がる所までやりません。
両爪先を広めに開き、両爪先、左手、頭、そして右腕全体で支えて、
バランスを取る所までです。
バランスが取れるようになって、興味のある人は、そこから転がってみても面白いと思います。
身体が斜めに、ボールのように転がって起き上がることができます。
受講者の多くの人が、「難しい!」と言いますが、できた人は、とても心地よいと言ってくれます。
身体がやり方を覚え、全身が連動して動くようになると、なんとも言えない心地よさを感じるようになり、簡単にできるようになります。それは理に適った動きだからです。
[受講者のコメント]
「前回より腕の下に頭が入るようになった。」
「片方の爪先では骨盤を押し上げ辛い。」
「呼吸が大きく深くなった。」
「体調が良くなかったので、頑張らないことを強く意識した。」
「苦手な動き。」
※頭が入りやすくなったのは、身体が動きのコツを掴んだからです。
※ヤバい(危ない、怖い)と思ったらそれ以上やらないこと。
※制限された姿勢や動きの中で、常に楽なポイントや方向、
やりやすい手足の位置を探すこと。