あべこべ体操をすると | あべこべ体操

あべこべ体操

「あべこべ体操」とは、身体の一部分をあべこべに
動かすと言うフェルデンクライス・メソッド(※)
の特徴的な動きに、その他の体操や健康法を加えて
アレンジした体操です。
気軽に楽しみながら身体の歪みを取り、柔軟性を増
し、肩コリや腰痛を緩和します。

⚫️あべこべ体操をすると

ホラ来た!あべこべ体操の北洞誠一です。

あべこべ体操は、日常の中からある一つの動きを取り出し、その動きの中で、身体の一部のパーツ(目、頭、肩、胸、腰、腕、脚)を逆(あべこべ)に動かします。

当然、動きづらいので、ちょっと意識して動かさないとできません。

また慣れない動きなので、ゆっくりと丁寧にやる必要がありますし、時には力が入ってしまったり、混乱して、あべこべではなく、元の動き(こべあべ)に戻ってしまったりもします(笑)。

そういう時は、またちょっと考えながら、そのやりづらい動きを丁寧に繰り返していると、徐々にあべこべの動きが滑らかにできるようになってきます。

その後改めて、元の動き(こべあべの動き)に戻ってみると、「あら、不思議!」、やりやすくなっているのがわかります。動きが滑らかになり、大きくなり、抵抗がなくなっています。

結構瞬間的に、動きのひっかりが取れ柔軟性も増します。

何故でしょうか?

身体の一部をあべこべに動かすことにより、日常的に使われていない筋肉が半強制的に動かされるからです。それに伴い、働いていなかった運動の神経系と脳が刺激を受けます。

結果的に、慣れ親しんだいつもの動き方の回路が一瞬壊され、新しい回路に変わります。

慣れ親しんだいつもの動き方の回路が、身体を良い方向に導いているのであれば問題はありませんが、日常的にコリやハリが気になったり、痛みがあったりするならば、その動き方の回路をちょっとだけ変えてやる必要があります。

もっと楽に動ける、コリやハリを作りづらい動き方の回路を作ってあげるということです。

最終的には「ユルユル体質」(=コリやハリを作らない体質、動けが動くほど心地よく、身体が緩んでくる体質)を目指します。