松竹100周年記念作品だからではなく、
原田マハさんの原作作品ということで観てきました。
『キネマの神様』
原作読んだのは文庫本が発売された頃なんで、もう何年も前、
映画好きの自分としては『キネマの神様』なんてタイトルの本が平台に並んでるの見ちゃったら買わずにいられない(笑)
予告の感じから小説に無かった過去の話が出てくることに一抹の不安を感じつつも、
とりあえず観てきました…
ギャンブル狂いのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)や家族にもすでに見捨てられていた。そんな彼が唯一愛してやまないのが映画で、なじみの名画座の館主テラシン(小林稔侍)とゴウはかつて共に映画の撮影所で同じ釜の飯を食った仲だった。若き日のゴウ(菅田将暉)とテラシン(野田洋次郎)は、名監督やスター俳優を身近に見ながら青春を送っていた。
さて感想。
まさに原作レ〇プ。
原作:原田マハとクレジットしておきながら、原作と全く違う話にしやがって、ふざけんな
何年も前に読んだ本なんで100%隅々まで覚えてるわけじゃないけど、そんあ自分でも分かるくらいに全くの別物でした
原作の設定で描かれていたのは、
名前とゴウの借金ととギャンブル癖、映画好きなところ、そして友人のテラシンが名画座を経営って設定くらい。
9割以上改変しやがってこれで原作と言える
原作は娘が主人公だけど、その主人公も独身だし、脚本も書いていない。
当然昔の設定も描かれていない。
もちろん映画だからすべて原作通りに話を進めて行けばいいわけでもないのは分かっているけど、
原作が好きな人、思い入れがある人が見たら、怒り狂うだろうってくらいに別物でした。
ここまで違う話にするなら、同じようなタイトルの映画や本、いっぱいあるんだからオリジナルでいいじゃんって思ってしまう。
原作読んでなければ全く違う感想になったと思うけど、
割と好きな原作だったので余計に怒りがこみあげてきてしまいました。
ということで原作好きな人にはおススメ致しません