本日は休みだったんで、公開初日のこちらを観てきました。
2008年、インドのムンバイで起きたテロ事件を描いた…
『ホテル・ムンバイ』
911以降、テロはどこで起こってもおかしくなくなり、
この事件については正直報道されたかすらも記憶にない。
実話が元ネタになってるし、タイトルと内容から『ホテル・ルワンダ』を彷彿させる何かがあって、ムビチケ買って鑑賞準備を整えておりました。
ストーリーは~
身重の妻と小さい娘がいるアルジュン(デヴ・パテル)は、インド・ムンバイの五つ星ホテル、タージマハルで、厳しいオベロイ料理長(アヌパム・カー)のもと給仕として働いていた。2008年11月26日、ホテルには生後間もない娘とシッターを同伴したアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)や、ロシア人実業家のワシリー(ジェイソン・アイザックス)らが宿泊していた。
ムンバイというとボリウッドというイメージしかなかったけど、
この作品は真面目にテロに立ち向かった名もなき人々を描いた作品。
もうね、最後までダレることなく、緊迫感と恐怖に包まれた作品。
ホテルという、一見安全そうな場所をテロリストが占拠し、
宿泊客を守ろうとする従業員やテロとは何ら関わりを持たない国内外の宿泊客たち。
そんな彼らの命を懸けた脱出劇。
オープニング、カオスだけどムンバイではいつもと変わらぬ風景なんだろうなというところから、
市民に溶け込んでるように見えても異質なテロリストたち。
そしてテロが始まってからの緊張感。
無差別な暴力から逃れるためには一目散に逃げるしかない。
同時多発テロということで、別の場所で起こったテロも冒頭に流れるけど、メインは五つ星ホテルという、ある意味要塞みたいに頑丈な建物。
救出部隊ははるか遠くにおり到着には時間がかかる。そんな絶望的な中でどう宿泊客を守り生還するか、
無差別な暴力と闘ったホテルマンの物語でもありました。
時間の関係で描き切れておらず、?と思う部分もあるけど、とにかく約2時間、シアター中、緊張感と恐怖に包まれ、テロの最中に放り込まれた気分でした。
個人的には今年鑑賞してる作品の中ではトップクラスの満足度。
楽しい作品ではないけど、観るべき映画だと思う。
劇場に観に行く価値ありです。
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