きれいは汚い ただし、俺以外
昨年に引き続き今年も劇団新感線の舞台を観に行きました。
昨年の髑髏城の七人も面白かったけど、
タイトルから音楽がよさそうだし、クドカン作品だし行きたいと思ってた。
前回一緒に行った友達話したら、一緒に行こうとなり予定合わせての観劇。
今回はメンバー入れ替えてdisc3まで公演があるけど、discが舞台で活躍する人も多いし、
音楽的にもダンス的にも安定感あるかなと思ってdisc1の鑑賞となりました。
ストーリーは~
西暦2218年――。 たくさんの死体、おびただしいゴミ、廃棄物で埋め尽くされた瓦礫の荒野。
長く続いた醜い戦争でほとんどの人間が死んだにもかかわらず、ここでは今もフェンダー国とギブソン国、そして新興勢力のESP国が戦いの火花を散らしていた。
そんな中、ESP国が誇る無敵の将軍・ランダムスターは過酷な戦いを終え、盟友のエクスプローラーと共にESP国のレスポール王の居城、通称“鋼鉄城”に向かっていた。そこにいきなり怪しげな3人の魔女が出現し、将軍に向かってなぜか<マクベス>と呼びかけて「あなたはマホガニーの領主となり、いずれは王になる」と予言めいた言葉を発し、「あなたの知りたいことはすべてこのコンパクトディスクの中にある」と1枚のCDを差し出す。それは、1980年代に活躍したヘビーメタルバンド、“メタルマクベス”のデビューアルバムだった。バンドメンバーの写真をよく見ると、ボーカルの<マクベス>はランダムスターに、<バンクォー>はエクスプローラーに、<マクダフ>は同じくESP軍のグレコにそっくりで、驚くランダムスターたち。
国に戻ってみると、マホガニーの領主は密かに軍を裏切っていたことが発覚したことから処刑され、魔女の予言通りにランダムスターが新たなマホガニーの領主となることが決まっていた。自らの城に帰ったランダムスターは愛する妻に、魔女に予言をされたこと、翌日にはマホガニー城で記念の宴が行われることを告げる。すると彼女は、魔女たちの予言を現実にして王座を奪おう、そのためには宴の夜にレスポール王を暗殺してしまおうと夫をたきつける。
翌日、レスポール王とその息子のレスポールJr.や友人たちを招いて、盛大に宴が催される。深夜、城の一室で就寝中の王のもとへ向かうことに迷いを見せ始める夫に、計画を実行するようにと強くけしかける妻。しかも息子のレスポールJr.が下手人だと疑われるように画策もするが、不穏な空気を感じ取ったグレコはレスポールJr.をなんとか城から逃がす。王殺害に成功し、まんまと権力の座を手にする夫妻。しかし罪の意識に苛まれ、一切眠ることが出来なくなってしまう。
一方の、1980年代の世界では――。
メジャーデビューを果たし<ローズ>という敏腕バンドマネージャーも付いた“メタルマクベス”だったが、徐々にヘビーメタルブームは陰りを見せ始めていく。焦燥にかられた<マクベス>は、結成5年目を迎える頃にはゴシップ的な話題づくりが必要だと思いつめ、常軌を逸した行動に出る。精神を病んでいく<マクベス>と<ローズ>のやりとりは、2218年の世界を生きるランダムスター夫妻の会話へとシンクロしていき、やがて黒い野望に憑りつかれた2人は周囲の人々の運命をも巻き込みながら、破滅への道を疾走し続けるのだった――。 HP参照。
と、こんな感じでベースはシェイクスピアのマクベスそのもの。
そこに荒廃した2218年と1980年代が上手くシンクロしていました。
2218年、マッドマックスの世界にも通じるような、ちょっとヒャッハーな世界観。
そこに大音量のメタルがかかるもんだから、楽しくない訳がない(笑)
しかも生演奏というのも魅力的だったし、
ミュージカルと殺陣、劇場をバイクで走り抜ける姿もかっこよくて大満足。
今回新感線の舞台に初参加という濱田めぐみさん。
ミュージカル女優としていろんな舞台に出てるのは知ってたけど、
メタルのイメージは全然なかったんで、意外な感じもありながら、
割とハマっておりました。
もちろん歌唱力は一番すごかったと思う。
ただし、いくら新感線のマクベスであったとしてもマクベスであることには変わりない。
以前観た映画、途中寝落ちをしちゃいましたが、同じくらいの場面で記憶がちょっと飛んでる(笑)
初演を鑑賞してる新感線の舞台を毎回観に行ってる友達に話したところ、
私の記憶が飛んでる部分で寝落ちしたとの事
私だけじゃなかった(笑)
記憶飛んだ部分もあるけどトータル的には大満足。
diskc、disc3で違いも観たいけど、
豊洲に行くのとお金を考えたら、ライブ・ビューイングで観ようかなと思いました。