ようやく地元栃木での上映が始まったんで観てきました。
イザベル・ユペール主演のこちら。
『エル ELLE 』
オランダ代表のド変態、ポール・ヴァーホーヴェン監督作品
久々に名前を見かけました(笑)
ヴァーホーヴェン、『氷の微笑』が有名だけど、
ラジー賞の授賞式にやってきたり、変態だけど、キャラ的に好きな監督。
最後に観たのは『インビジブル』だったかな~
ケヴィン・ベーコン好きなんで観に行ったけど、
話の大半が透明だったという…
今回は都内での上映だけだったけど、地元での上映があるのが分かってたんで、
待ち遠しくしておりました。
ストーリーは~
ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)はある日、自宅で覆面の男性に暴行されてしまう。ところがミシェルは警察に通報もせず、訪ねてきた息子ヴァンサン(ジョナ・ブロケ)に平然と応対する。翌日、いつも通りに出社したミシェルは、共同経営者で親友のアンナ(アンヌ・コンシニ)と新しいゲームのプレビューに出席する。
この作品、
ハリウッドの女優たちにオファーするも断られ、フランスで撮影したという曰く付きの作品。
あーなるほどね。
作品観て理由がわかりました。
んで、肝心の作品は…
なんか出てくる人たち歪んでるんだよね…
ミシェルは自宅で覆面の男に襲われるんだけど、
過去に起こったある事件がきっかけで警察を信用せず、何事もなかったかのように生活しながら、
周囲で起こる不審な出来事を独自に調べていくんだけど、
事件の内容から明らかになり、警察に行きたくないのは分かる!
そして、現在はゲーム会社の社長という地位は、
その事件の内容から苦労をして昇りつめたであろうことも分かるんだけど、
元夫、恋人、息子と、
彼女を取り巻く男たちは揃いも揃ってダメンズばかり。
後半、彼女を襲った犯人も分かるんだけど、
自分を襲った犯人が分かった後の彼女の対応というのが、
常人には考えられなさ過ぎて(((゜д゜;)))
そして終盤、この登場人物の中で恐らくまともな思考であろうと思われたあの人の一言。
マトモそうに見えて一番歪んでんじゃね
とりあえず、歪んだ人間関係を約二時間見せつけられたけど、
私的にはありです
同じ変態監督でもラース・フォン・トリアーやペドロ・アルモドバル辺りと比べても、
ソフトな変態なんで、賛否両論はあると思うけど、
取っつきやすいとは思います(笑)
『エル ELLE』
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