「…寒い時期に発生しやすい静電気」

 

 

静電気は、

 

衣類の素材を構成する 繊維の電子同士が、

摩擦とか接触とか することで、

 

『プラス(正)』と『マイナス(負)』の

つり合いが崩れた状態(帯電)になることで

発生する。

 

 

一般的に、静電気は

『湿度20%以下、温度25度以下』の環境で

発生しやすくなるそう。

 

 

 

(夏場でも、

 

冷房が効いた室内では

湿度も 温度も 低下することで、

静電気が発生するかもしれない。)

 

 

 

このページでは、以下の内容で、

 

 

㋐ 素材が受ける帯電の強弱

 

㋑ 素材ごと(天然繊維・化学繊維)の特性

 

 

 

それぞれ知ってたい話はというと、

 

 

㋐

素材が受ける帯電の強弱

 

 

★ 繊維の摩擦によって

『マイナス〈負〉』の電荷を帯びやすい素材

(マイナス帯電の素材)

 

強い順に :

 

《強》

・  アクリル

 

∨

 

・  ポリエステル、ポリウレタン

 

∨

 

・  麻〈リネン〉

《弱》

 

∨

 

★ 帯電しにくい素材

 

・  綿〈コットン〉

 

∧

 

★ 繊維の摩擦によって

『プラス〈正〉〉の電荷を帯びやすい素材

(プラス帯電の素材)

 

弱い順に:

 

《弱》

・  絹〈シルク〉

 

∧

 

・  レーヨン

 

∧

 

・  動物の毛〈ウール ほか〉

 

∧

 

・  ナイロン 

《強》

 

 

 

* (上記の) 『 太字 』の素材は、

静電気の懸念が少なく済みそう。

 

 

* 『 マイナス帯電 』と『 プラス帯電 』の

それぞれ素材同士が重なると、

静電気が起きやすいという。

 

避けたい組み合わせの例 :

 

・ポリエステルの下着(マイナス帯電素材)

 + 

・ウールのセーター(プラス帯電素材)

 

 

* 『化学繊維』は、

『天然繊維』に比べて、帯電しやすいし、

 

花粉やら ウイルスやら 付着しやすい。

 

 

とくに、静電気が発生しやすい冬場には、

 

着る服の素材について、

衣類の組み合わせで、静電気を予防したい。

 

 

 

* 静電気は、洗濯機の中でも発生する。

 

『化学繊維』が、洗濯物の半分を超えれば、

『天然繊維』の汚れ落ちも下がってしまうから、

気を付けたい。

 

 

 

* (洗濯するときに使いたい)

天然由来の洗濯ネット

 

ファスナー部分は違うけど、

他は綿でつくられてる。

 

 

衣類は合成繊維であっても、

洗濯ネットは天然繊維がいい。

 

 

 

 

 

 

 

㋑

素材ごと(天然繊維・化学繊維)の

特性

 

 

Ⓐ 静電気の懸念が低いほう

 

《天然繊維》

 

 

● 綿〈コットン〉

 

* 綿花からつくられて、いろんな衣類に使われる。

 

* 乾くのに時間がかかるし、

シワになりやすくて 縮みやすい。

 

気になる場合は、

洗濯して脱水した後に、

アイロンをかけることで、縮みを防ぎたい。

 

 

* 紫外線に強い、

 

* “水”にも“熱”にも強いことで、

除菌する際は

・お湯

と

・過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

が使える。

 

 

 

● 麻〈リネン〉

 

* 麻の茎から取ることができる繊維。

 

* 通気性がいい。乾きが早い。

 

 

* “水”にも“熱”にも強い。

* 紫外線に強いほう。

 

 

* シワになりやすくて 縮みやすい。

 

洗濯して脱水した後に、

アイロンをかけることで、縮みを防ぎたい。

 

 

 

● 絹〈シルク〉

 

* 蚕の繭からつくられる。

 

* “通気性”が高くて、“吸湿性”も“放湿性”も高い。

 

* 意外に丈夫で、

普段着であれば

洗濯ネットに入れてから 洗濯できることが多い。

 

 

* 短所は、

・“アルカリ”にも“酸”にも弱い

・摩擦に弱い

・変色しやすい

 

* シワになりやすくて 縮みやすい。

 

洗濯して脱水した後に、

アイロンをかけることで、縮みを防ぎたい。

 

 

 

《化学繊維》

 

● レーヨン

 

* 主原料は、木製パルプ。

 

・天然成分(植物のセルロースとか)を抽出して、

科学的に合成した再生繊維。

 

 

* 静電気が割と起きにくい

 

* 感触がいい

* 発色がいい

* 吸湿性が高い

 

 

* 短所は、

 

・アルカリに弱いほう

・紫外線に弱い

・摩擦に弱い

 

・水にぬれると、

縮むし、滑らかさを失いやすい、シワになりやすい。

 

 

 

Ⓑ 静電気の懸念が高いほう

 

 

《天然繊維》

 

● 動物の毛〈ウール ほか〉

 

・“ウール”は、羊の毛が主原料

・“カシミヤ”は、ヤギ科の毛

・“アルパカ”は、ラクダ科の毛

 

 

* “保湿性”が高くて、“伸縮性” も “通気性”も高い。

 

* 乾きやすい

 

 

* 短所は、

 

・熱に弱い

・摩擦に弱い

・紫外線に弱い

 

・虫が付きやすい

・毛玉ができやすい

・水で縮みやすい

 

 

* 『水洗い可』であれば

洗面器とかで洗えるけど、

 

型崩れを防ぐために

脱水後は、アイロンをかけたい。

 

 

 

《化学繊維》

 

 

● ポリエステル

 

 

* いろんな衣類に使われる化学繊維。

(普段着のほか、制服、運動着 ほか)

 

* 軽い

* シワになりにくい

* 伸縮性が高いほう

 

* 摩擦に強い

* アルカリに強い

* 水に強くて、乾きやすい

 

 

* 短所は、

 

・熱に弱い

・汚れやすく、汚れが落ちにくい

・静電気が起きやすい

 

 

 

● ポリウレタン

 

 

* 綿製品に ポリウレタンを混紡することで、

伸縮性が高くなる。

 

* 軽い

* シワになりにくい

 

 

* 短所は、

 

・水にも 洗剤にも 弱い

・熱に弱い

・紫外線に弱くて、経年劣化しやすい

 

 

 

● ナイロン

 

 

* アウトドア用品とか 運動着に 使われる。

 

* 軽い。丈夫。摩擦に強い。弾力性に富む。

 

 

* 短所は、

 

・熱に弱い

・吸湿性が低い

・静電気が起きやすい

 

 

 

● アクリル

 

 

* ウール(羊毛)と混紡することで、

洗濯機で洗えるほうの

セーターとか スーツにもなる。

 

* 弾力性に富んでて丈夫。

* シワになりにくい

* 軽くて、やわらかい

 

* 紫外線に強い

* 水に強い

 

 

* 短所は、

 

・熱に弱い

・静電気が起きやすい

・汚れが落ちにくい

 

 

 

夏場は、静電気の心配が

少なく済むけど、
 

冬場は、静電気が発生しないように

考えたいです。