《プラスチックごみが、細かくなって空気中に…》

 

《ペットボトルが、劣化して飲み物の中に…》

 

《コンビニ弁当を レンジで温めてから、

容器が溶け出して食べものに…》

 

 

そういった形で、ひとの体内に入り込む

『汚染物質の危険性』。

 

 

 

昨今、プラスチック製品によって

病気を発生させることが、問題になりつつある。

 

 

 

 

見聞きした内容を、

このページでまとめたいと思いますが、

 

まず以下の項目に分けたら、次の通り。

 

 

 

Ⓐ プラスチックの危険性について

 

 

㋐ プラスチック製品が人体に及ぼす影響

 

㋑ プラスチックが健康を損なう原因

 

㋒ プラスチックの

『種類・製品・大気中の流れ方』

 

 

 

Ⓑ 体内への汚染から

少しでも避ける対策

 

 

㋐ 一般的な生活面で

 

㋑ 食品の容器に気をつける

 

㋒ 普段の食事

 

㋓ マスクを着用するとき

 

㋔ 普段の掃除

 

㋕ そのほか

 

 

 

それぞれの内容を記すと、

 

 

 

プラスチックの危険性について

 

 

プラスチック製品が人体に及ぼす影響

 

 

世界中の研究によって明らかになったのは、

 

 

人体に入った“マイプロプラスチック”とか

“ナノプラスチック”によって

 

大変な症状を起こすおそれが指摘されるのが

以下の症状。

 

 

【脳】脳卒中

 

【循環器】心筋梗塞

 

【呼吸器】ぜんそく

 

【消化器】肝硬変

 

 

【その他】

 

・免疫機能が弱まる

 

・がん、腫瘍

 

・男女とも、下腹部に不調をきたして

出産を考えた人たちが、失意に終わってしまう


 

 

ある論文によると

 

 

頸動脈内の脂肪などが、固化して

大きな塊ができたら、手術するのが一般的。

 

その切除片を調べたら、

 

“マイクロ プラスチック”とか

“ナノ プラスチック”といった

 

“微細化したプラスチックの粉粒”

が、発見されたという。

 

しかも手術後3年間の経過を観察したところ、

 

その“プラスチック粉粒”が含まれた患者は、

 

脳卒中とか 心筋梗塞の リスクが高かったという。

 

 

一般的に、

 

かたまりが はがれて 血流に乗って、

細い血管を詰まらせると、

脳卒中とか 心筋梗塞が 起きる。

 

 

“マイクロ プラスチック”とか

“ナノ プラスチック”は、

 

硬くなった動脈にくっつきやすくて、

かたまりがより大きく、はがれやすくなる

と思われる

 

 

という。

 

 

 

㋑ プラスチックが健康を損なう原因

 

 

そもそも

『マイクロプラスチック』は、

 

捨てられたプラスチックが

紫外線や 大気中の酸素によって 劣化して、

 

微細化されてつくられる。

 

 

『マイクロ プラスチック』より微細なのは

『ナノ プラスチック』という。

 

 

総じて、

『微細化したプラスチックの粉粒』

ということか。

 

 

 

そのあと、海に流れ着いて、

魚介類(魚・貝 など)が、エサと間違えて食べて

体内に蓄積されて、

 

そういったのを人間が食べることで

ひとの体内が汚染される。

 

 

 

 ◇ ◇

 

 

加えて、

ひとの1日の呼吸数からして、

 

(プラスチックを)“吸う”という危険性は、

“食べる・飲む”を上回る。

 

 

 

別の研究結果によると、

 

屋外より“屋内”のほうが

呼吸によって取り込む『マイクロプラスチック』

の数が、より多かったという。

 

 

おもな原因は、

 

・化学繊維(じゅうたん、洋服 など)

 

・マイクロカプセル

(合成洗剤とか 柔軟剤とか を包む)

 

 

室内にも、

“微細化したプラスチック粒”がそんなに存在する。

 

 

 

㋒ プラスチックの

『種類・製品・大気中の流れ方』

 

 

種類が100以上あるプラスチック。

 

 

 

《おもな”種類”と“製品”》

 

 

このページでは、次の5種類。

 

 

ポリプロピレン(PP)

 

【おもな製品】

ストロー、プリンカップ、文具、医療器具 など

 

 

ポリスチレン(PS)

 

【おもな製品】

ハンガー、食品用トレー、プリンター、

カップめんの容器 など

 

 

↑の2種類(ポリプロピレン・ポリスチレン)は、

特に劣化しやすい

 

 

 

ほかには、

 

ポリエチレン(PE)

 

【おもな製品】

バケツ、洗剤ボトル、屋外おもちゃ、

レジ袋、食品包装用ラップフィルム など

 

 

 

ポリエチレン テレフタレート

(PET)

 

【おもな製品】

ペットボトル、卵パック、包装フィルム、衣類

など

 

 

ペットボトルのキャップには、

酸化防止剤 の『ノニルフェノール』

紫外線吸収剤 の『ベンゾトリアゾール』

という有害な添加剤が含まれる。

 

 

 

アクリル樹脂(PMMA)

 

【おもな製品】

食器、写真フレーム、テーブルマット など

 

 

 

★ プラスチックの種類は

商品のパッケージに記されるから、

しっかり見て確かめたい。

 

 

 

プラスチック製品それぞれに関する

使用期間の目安は、

 

2024年現在では、定めがない。

 

 

 

《大気中の流れ方》

 

 

すべてのプラスチックは、遅かれ早かれ

 

『マイクロ プラスチック』とか

『ナノ プラスチック』とかの

 

『微細化したプラスチックの粉粒』

 

となって大気中を舞う。

 

 

 

【生活用品】

 

・化粧品のパッケージ、スポンジ、洗濯で出た繊維

ほか

 

が、『排水溝に流される』

 

 

 

【野外に捨てられたごみ】

 

・ビニール袋、(プラスチック製の)卵パック・食器

ほか

 

が、『太陽の紫外線によって劣化する』

 

 

 

【街中で見られる製品】

 

・タイヤ、カラーコーン

ほか

 

が、『太陽の紫外線によって劣化する』

 

 

その全部が、

 

のちに

『微細化したプラスチックの粉粒』を発生して、

 

風に乗って遠くへ運ばれてしまう。

 

 

 

 

体内への汚染から

少しでも避ける対策

 

 

 

㋐ 一般的な生活面で

 

 

(ぜんそくであれば)薬で炎症を抑える

 

喫煙をやめる(徐々に減らす)

 

 

 スポンジは、プラスチック製よりも

“天然素材(へちま etc.)”でつくられた物

を選ぶ

 

 

 

(マイクロカプセル入りの)洗剤とか 柔軟剤は

 

カプセルの入ってない製品に替える。

 

 

香りを閉じ込めた『マイクロカプセル』は、

プラスチック製。

プラスチック粒が、服から空気中に飛散する。

 

 

 

『洋服・カーテン・カーペット』と、

類する製品は、

 

 

化学繊維(ポリエステル、アクリル など)

でつくられたのをなるべく避けて、

 

(麻とか 綿で つくられた)布素材の製品

を選ぶ。

 

 

空気中の酸素が紫外線によって劣化したり

こすれたりすると、

 

“プラスチックの粉粒”が、少しずつ空気中に

飛散してしまう。

 

 

 

やむをえずプラスチック製品を購入する場合は、

 

なるべく

プラスチックの微細化が感じない物

(プラスチックかご etc.)を選んで、

 

太陽の紫外線が当たらない場所に置いて、

劣化を避ける

 

 

 

という対策が考えられる。

 

 

 

㋑ 食品の容器に気をつける

 

 

食べもの飲みものは、なるべく

プラスチックそのものに接触しないのを

選びたい。

 

 

ペットボトルの利用を減らして、

マイボトルを持ち歩く

 

紙コップは、内側が

マイクロプラスチックで覆われるから

なるべく避けたい。

 

 

 

コンビニ弁当とかを、直接は電子レンジで温めず、

 

“電子レンジ対応の容器に”移し替えてから

する。

 

 

カップ麺じゃなくて、インスタント麺

どんぶりに入れて食べる。

 

 

 紅茶とかは、ティーバッグじゃなくて、

茶葉から淹れる。

 

ティーバッグが、お湯に反応して

熱によってフィルター部から

細かなプラスチック粒が溶け出してしまう。

 

 

 

㋒ 普段の食事

 

 

食物繊維(根菜・海藻 etc.)を摂取する

 

で、食事の際は、最初に食物繊維をとる

 

 

ということを心掛けて、

汚染物質を体外に排出するのが肝要。

 

 

糖分とか 脂分の 吸収を ゆるやかにするほか、

 

効率的に、

『微細化したプラスチックの粉粒』を

排出することが期待できる。

 

 

 

なぜ食物繊維がいいというと、

 

 

見聞きした話だと、大学の研究チームが

 

ラット〈ねずみ〉を用いて

マイクロプラスチックを混ぜたエサに、

様々な成分を混ぜてから与える

 

という実験した後、

 

もっとも多く

マイクロプラスチックを排出したのが、

 

『難消化性食素材』の混ざったエサだという。

 

 

『難消化性食素材』は、

人間の消化酵素では分解されにくくて、

食べても安全という成分。

 

トクホなどにも用いられる。

 

その代表例が食物繊維。

 

 

 

㋓ マスクを着用するとき

 

 

不織布マスクは、好ましくないという。

 

不織布マスク自体に、

マイクロプラスチックとか 含まれるから、

着用するだけで 吸い込んでしまう危険性あり。

 

 

着用するなら、

(綿 の)布マスク

 

が望ましい。

 

 

 

㋔ 普段の掃除

 

 

『マイクロプラスチック』とか、

より微細な『ナノプラスチック』とかいう

 

『微細化したプラスチックの粉粒』は、

 

 

部屋の片隅で浮くホコリと混ざって

 

空気中を漂うことが多い。

 

 

対応するには、

 

『“HEPAフィルター”が付いた掃除機』を使って

こまめにそうじする

 

洗濯機には、

『《マイクロファイバーをまとめてためる》

フィルター』の取り付けをする

 

空気清浄機を使う

 

 

 

㋕ そのほか

 

 

微細化したプラスチックの粉粒

に気を付けたい例は、

 

特に、

・ 交通量が多い道路沿い

 

 (タイヤとか 道路塗料とかの)

『摩耗粉塵』が多いから。

 

 

それに加えて、


 

・ 農業用マルチフィルム

 

・ 屋外(ベランダとか)に放置されたプラ製品

 

・ 人工芝

 

・ 衣服

など。

 

 

大気中で

微細化したプラスチック粉粒

の発生源になるうえ、

 

中国で発生したプラスチック粉粒が

越境大気汚染物質で日本に運ばれてくる

おそれもあるから

 

 

という。

 

 

 ◇ ◇

 

 

あと、上記とは別の研究結果では、

 

 

『植物の葉』が、かなりの量の

マイクロプラスチックを捕らえた

 

という。

 

 

だから、たとえば、

 

道路に面した家なら

 

植栽する、植物を植える

 

道路側から空気が、家の中に直接入らないように

するため

 

 

ベランダに

“プラスチック製”のプランターを放置しないよう

気を付けたい。

 

そのプラスチックが劣化して、

 

『マイクロプラスチック』とか、

より微細な『ナノプラスチック』とかいう

 

『微細化したプラスチックの粉粒』となって

 

飛散したり、家の中に入ったりするから。

 

 

 

 

いきなり全部のプラスチックを

避けるのは難しいけど

 

身のまわりに気をつけながら

 

できることから始めたいですね。