('24年11月 更新)
いまや多くの家庭で使われる“柔軟剤”。
衣類を
“柔らかく” “香りよく” “さらにプラスアルファ”
の効果も加わった
そこに至るまで、柔軟剤の開発がなされ続けた。
昨今の柔軟剤には、
雑菌の繁殖を抑制する成分
が含まれるという。
(↓市販の 洗濯用洗剤とか 柔軟剤で 悩む場合)
市販の柔軟剤が合わなければ、
・クエン酸の粉末
それか
・食酢(調理酢じゃないほうが無難)
で代用して、
分量は
・(従来の)柔軟剤ほどの分量
か
・“水45ℓ”に対して、“食酢50ミリリットル”
が目安
を
洗濯槽に入れて
洗濯すればいいというとけど、
《↑なぜかというと》
洗濯後に、硬い手触りになる原因となる
洗剤の『アルカリ成分』を
『酸性』で中和する、という原理。
“手触り”が快くなるほか、
“黄ばみ・色落ち・ニオイ”を防ぐ効果もある
ということ。
このページで、
柔軟剤を選ぶ基準や
知って得したい使い方を列挙したい。
Ⓐ 柔軟剤の選び方
:以下 ㋐~㋑
㋐ メーカーの強みを知る
㋑ “機能”で選ぶ場合は『おすすめ』を見る
Ⓑ 使い方の例
:以下 ㋒~㋖
㋒ 柔軟剤は、多めに入れたほうがいい?
㋓ 柔軟剤は、どんな洗剤と相性がいい?
㋔ 洗剤と柔軟剤は、同時に入れていい?
㋕ “香り”と“効果”を『長持ち』させるための方法は?
㋖ 柔軟剤を使わないほうがいい生地は、どんな種類?
Ⓒ その他
:以下 ㋗~㋜
㋗ 消費期限って、ある?
㋘ 柔軟剤は、他の柔軟剤と混ぜてもいい?
㋙ 節約のために、水で柔軟剤を薄めていい?
㋚ (洗濯機の)『洗剤』と『柔軟剤』の
投入口を間違えたら、どうする?
㋛ ドラム式の洗濯機では、
柔軟剤の効果を感じられないけど、どう?
㋜ 梅雨時の『部屋干し臭』は、柔軟剤で防げる?
それぞれの内容は、
Ⓐ
柔軟剤の選び方
:以下 ㋐~㋑
㋐ メーカーの強みを知る
『どんな強みを持つのか』
『どんな機能を、自分が求めるのか』
たとえば、
* 香り
(ただ単に“香り”といっても)
・天然香料
・高級感がする香り
・華やかな香り
・男女どちらにも合う香り
・微香性
・持続性
* 抗菌機能
:梅雨時の『部屋干し臭』を抑制する
* 部屋干し対応
* (汗などの)消臭効果
* 防臭
* 防止効果(花粉・静電気・生乾き臭 etc.)
* 速乾性
* 吸水力
* 肌触りの気持ちよさ
* 柔らかい仕上がり
* くたびれ感のない仕上がり
* 値段の手軽さ
…
★ 乾燥機を使う場合は、
* 静電気防止
* シワ軽減
ていうのが望ましいという。
㋑ “機能”で選ぶ場合は、
『おすすめ』を見る
* パッケージの『裏面』
機能の説明書きがされてて、
最初(アイコンの場合は左端)に
“イチバンの機能”が表記される。
* パッケージの『表面』
・『ニオイ0(ゼロ)』
・『天日干しのさわやかさ』
などなど
“販売促進のシール”が貼られたりするけど、
それはメーカー側が主張したい“ポイント”。
そういった点の中から、
自分が求めるのを選びたい。
Ⓑ
使い方の例
:以下 ㋒~㋖
㋒ 柔軟剤は、多めに入れたほうがいい?
【答】×
∞ ∞
パッケージに表示された適量を守るのが重要。
他人の柔軟剤による強いニオイに悩まされる
『香害』という言葉で、
おもな原因は、“柔軟剤の入れすぎ”。
規定量を超えると、
・余分に強いニオイを発する
・繊維に柔軟剤の成分が残って、
肌トラブルの原因にもなってしまう
という欠点が起きてしまう。
㋓ 柔軟剤は、どんな洗剤と相性がいい?
【答】
『粉末洗剤』と相性がいいという。
∞ ∞
“洗剤”と “柔軟剤”の ブランドは、
同じでも 違ってても 問題ないという。
ただ、
洗浄力の強い洗剤
(“粉末洗剤”や、“弱アルカリ性の液体洗剤” など)は、
皮脂とかの『頑固な汚れ』も しっかり落とすから、
柔軟剤の効果を発揮しやすい。
あと、
“洗剤”と “柔軟剤”の両方に、『香り』が付く場合は
同じ系統の香りを選ぶのが好ましいという。
㋔ 洗剤と柔軟剤は、同時に入れていい?
【答】×
∞ ∞
洗剤と 柔軟剤を 同時に入れててしまうと、
互いの効果を相殺してしまう。
※ 洗剤と 柔軟剤を、
『同時に』洗濯物に振りかけてしまうと、
洗剤の洗浄力が弱まって、
柔軟剤の効果も発揮されない。
洗濯機の『柔軟剤用投入口』に柔軟剤を注いだら、
すすぎ前の段階で、自動で投入される。
(その投入口は、月に1度でも
歯ブラシとかで“掃除”を心掛けたい)
㋕ “香り”と“効果”を
『長持ち』させるための方法は?
【答】
“つけ置き”が考えられる。
∞ ∞
柔軟剤の量を増やすという意味じゃなくて、
脱水直前に、いったん洗濯機を停止して、
10~20分ほど“つけ置き”すれば、
“香り”も“効果”も、長持ちするという。
もし、
柔軟剤の 香りだけ を求めたい場合は、
洗剤を“無香料”に切り替えるのが得策。
㋖ 柔軟剤を使わないほうがいい生地は、
どんな種類?
【答】
『タオル』や『下着類』を洗濯する場合は、
柔軟剤を使わないほうがよさそう。
(汗をかく夏場には、吸水性を保ちたいから
とくに気を付けたい)
∞ ∞
《もう少し詳しくいうと》
柔軟剤は、繊維の表面を油膜で包んでから
なめらかな肌触りにする。
それだから、洗剤だけで洗うときよりも
吸水力が弱まってしまう。
あと、
油膜が洗剤で落としきれずに蓄積すれば、
衣類が硬くなることもある。
もし、
タオルとかの生地が、なめらかじゃなくて
水分とか 汗を 吸わない感じの場合、
・柔軟剤を入れずに、洗剤だけで何回か洗濯
すれば、改善することもある。
しっかり洗えてない感じがしたら、
・すすぎの分量を増やす
・注水すすぎ をする
という方法で試したい。
Ⓒ その他
:以下 ㋗~㋜
㋗ 消費期限って、ある?
【答】
ないけど、早めに使い切るのが好ましいという。
1年程度が目安みたい。
∞ ∞
《もう少し詳しくいうと》
長期の保存 や、保管の条件 によって
液体が固まったり、ねばっこくなったり、
白いツブができたり…
という状態になりうるけど、
そういった場合は、
効果がしっかり発揮しないかもしれない。
購入後に 保管する際は、
高温も 低温も、直射日光も避けて、
できるだけ早めに使うのが好ましい。
まとめ買いとかで貯める場合は、
先に購入がなされた製品から使いたい。
㋘ 柔軟剤は、他の柔軟剤と混ぜてもいい?
【答え】×
∞ ∞
成分の違う柔軟剤同士が混ざったら、
・固まったり
・効果が中途半端になったり
ていうふうになるから、避けたい。
㋙ 節約のために、水で柔軟剤を薄めていい?
【答】
薄めてしまうと、効果が弱くなる。
∞ ∞
柔軟剤は、洗濯するときに水で薄められるから、
水で薄めてから入れると、さらに薄くなって
しっかり効果を発揮しにくくなる。
㋚ (洗濯機の)『洗剤』と『柔軟剤』の
投入口を間違えたら、どうする?
【答】
洗濯が終わった後に、再度すすぎをして、
そのときに柔軟剤を入れたい。
∞ ∞
《もう少し詳しくいうと》
洗剤は、“最初の給水時”に投入されて、
柔軟剤は、“すすぐ前”に投入される。
位置を間違えると、順序が逆になって
すすぎが不完全なまま、洗剤が残った状態で
終わってしまう。
㋛ ドラム式の洗濯機では、
柔軟剤の効果を感じられないけど、
どう?
【答】
『干した後に、乾燥機に短時間かける』
などといった工夫をしたい。
∞ ∞
《もう少し詳しくいうと》
ドラム式は、たたき洗い
(衣類を持ち上げて落とす方法)をするから、
すすいだ後に 乾燥機能を 使わなければ、
柔らかさが損なわれてしまう。
㋜ 梅雨時の『部屋干し臭』は、
柔軟剤で防げる?
【答】○
∞ ∞
梅雨時期は、どうしても部屋干しが増えて、
『部屋干し臭』が発生しやすいけど、
柔軟剤を使うと、
洗濯物に含まれる水分量が減らせる。
加えて、“抗菌機能”の柔軟剤を選んだら、
梅雨時の『部屋干し臭』を、より抑制する。
《もう少し詳しくいうと》
とくに、乾きにくい物は、
柔軟剤を使わないときよりも
水分量が1割ほど減って、乾燥時間が短縮される
という。
さらに、洗濯で
“(柔軟剤を)使った場合”
と
“使わなかった場合”
の
脱水直後の水分量を比べたら、
柔軟剤を“使った場合”のは、相対水分量が
5%少なくなったという。
脱水直後の水分量が少なければ、
乾かす時間が短縮される。
上記 ㋖ に、
“『タオル』や『下着類』を洗濯する場合は、
柔軟剤を使わないほうがよさそう。”
っと記したけど、
柔軟剤を使っても問題なさそうな
厚みのある生地を洗濯するなら、
柔軟剤を使って、
洗濯の時間を短縮させて済ませたい。
柔軟剤を 使う物 と 使わない物
というふうに分けたりして、
気持ちのいい洗濯がしたいですね。
