自宅の植物を植え替えたいとき
あとで枯らさずに済むような
・植え替えの方法
・土の選び方
・水やりの方法
を、自分でする場合の手順
(専門家の話をもとに、記しました)
① 土を混ぜ合わせる
↓
② 新しい土を用意する
↓
③ 古い鉢から植物を抜く
↓
④ 3段階に分けて土を埋めていく
↓
⑤ たくさん水を与える
↓
⑥ 剪定と防虫処理・手入れ
それぞれの要領は、
① 土を混ぜ合わせる
植え替えに用意したい土は、
・鉢底石(鉢の底に敷く)
・土台となる『培養土』
培養土は、以下のいずれか
・屋外用(一般的には、花・野菜)
・室内用(観葉植物用)
を、用途によって選ぶ。
(余裕なら、)根腐れを敷設ために、
水はけを調子よくする土、たとえば
・赤玉土(赤い大粒)
・日向土(白い大粒)
・鹿沼土 など
を、『培養土』の3割ほど加える。
土の全体量は、鉢の7~8割が目安。
(植え替えの最後に、水を与えるための
余分を残す)
② 新しい土を用意する
鉢のサイズは、直径3センチ刻み。
現在の鉢が5号(直径15センチ)なら、
5号(直径18センチ)にサイズを上げたい。
鉢底の穴は、『鉢底ネット』などでふさぐ。
いきなり鉢のサイズを大きくしてしまったら、
根に対する土の量が多すぎて、
根腐れを起こしてしまうから、
1号ずつ大きくするよう考えたい。
↓
鉢のサイズが決まったら、土台をつくる。
底が埋まる程度の量の、鉢底石を
鉢に入れる。
次に、そこ一面に、培養土を敷いて、
手でしっかりと慣らす。
③ 古い鉢から植物を抜く
幹を持って引っこ抜こうものなら、
根がちぎれてしまうから、
器を割らない物(ゴムハンマー・木の棒 etc.)
で、鉢のふちを軽く叩いて、
株ごと抜くことができる。
④ 3段階に分けて土を埋めていく
以下『 Ⓐ → Ⓑ → Ⓒ 』の順で、
・土の量は、鉢の7~8割
・鉢の高さから、上部は1~2割を空ける
(水やりの水が、外に流れ出ないように)
ということを念頭に、
Ⓐ;
上記でいう ② の鉢に、
植物の重心がまっすぐになるよう
株を置く。
そして、
上記でいう ① の土を3割ほど全体に掛ける。
軽く上下に振ったり、棒で突いたりしながら
すき間なく土を入れる。
もう、植物が自立するはず。
↓
Ⓑ;
さらに、①の土をもう3割ほど
鉢に加えて、
Ⓐのときより弱めの力で、土を慣らす。
↓
Ⓒ;
①の残りの土を柔らかく掛けて、
鉢のふちと、株の根もとまわりだけ
押し込んで土を慣らす。
⑤ たくさん水を与える
鉢の全体が満たされるほど、
しっかり水を与える。
* 植え替え時;
水やり後に、土が多少は残るから、
上記でいう ④ の量になるまで補充したい。
* 普段の水やりでは;
土がしっかり乾いたのを確認してから。
もし持ち運べる程度の鉢であれは、
鉢から外して外に出すか、洗面器などを敷いて
鉢に水を与えるのが理想的。
⑥ 剪定と防虫処理・手入れ
《剪定〈せんてい〉・防虫処理》
剪定する際、
・真上に向かって伸びる枝
・ほかの枝と逆行する枝
・下の古い枝
などは、樹形を崩すから、根元から切り落とす。
主要な枝のみ残す、というのもŌK。
※ 葉が密集してたら、
虫やカビがわく原因にもなるから、気を付けたい。
そのあと、
(観葉植物につく虫よけ対策の)
防虫スプレーを、葉の全体にかける。
《普段の手入れ》
普段の手入れでは、
水やりの前に、葉に霧吹き(葉水〈はみず〉)
をして、
ほこりや虫を取り落とす。
※ 多肉植物(サボテン etc.)は、
きり吹きはダメ。汚れは適した紙でふき取る。
暖かい時期は、
月に1度、シャワーで洗い流すのが好ましい。