文具売り場に、ホームセンターに
いろんな種類のテープが並ぶ、
素材・形状・機能
そういった面でも種類が広がって、
掃除、収納、災害
などにも役立つテープまであるようで、
それぞれ用途によって発揮の出方が
違ってくる。
(↓ホームセンターのサイト)
このページでは、
㋐ こんな種類の粘着テープ
便宜的に番号をつけて、
おもな16種類のテープについて
特徴と用途など
㋑ 粘着テープに関する『あるある』
対策・予防策
㋒ こんな『機能性に富んだ』粘着テープ
というふうに、以下に挙げました。
㋐ こんな種類の粘着テープ
① 布テープ
《用途》
段ポールの梱包、固定、補修 など
《特徴》
布に熱くて粘着剤を塗布してて、頑丈。
デコボコ面にもしっかりと粘着するから
小包や 段ボールなど、使える場面が多い。
② ŌPPテープ
《用途》 段ポールの梱包 など
《特徴》
粘着性と透明度が高くて、
耐水性と耐温性が高い。
③ クラフトテープ
《用途》 段ポールの梱包 など
《特徴》
クラフト紙に 粘着剤を塗布したテープ。
表面がなめらかで、水や油をはじきやすい。
上から記入できない。
※ ちなみに、
『ガムテープ』と間違って知られるテープ。
本来、『ガムテープ』とは、
片面を水にぬらすと、粘着力が出るテープのこと。
④ クロステープ
《用途》
段ポールの梱包、固定、保護 など
《特徴》
ポリエチレンなどの素材を基本につくられて、
布テープなどに比べると、
軽量で引き出しやすい。色が豊富。
⑤ セロハンテープ
《用途》 封書の貼り付け など
《特徴》
木材パイプを利用した セロハンを使ったテープ。
原材料は、自然素材の木材。
⑥ 封緘〈ふうかん〉テープ
《用途》
(封筒・缶・箱 などに)封をする
《特徴》
セロハンテープに比べて
伸縮性にも 防水性にも 耐温性にも 優れる。
デコボコ面も接着しやすい。
⑦ 養生〈ようじょう〉テープ
《用途》 (シートや布の)固定など
《特徴》
ポリエチレン素材。手で切ることができる。
はがしやすくて、糊が残りにくい。
上から鉛筆で記入できる。
色についても、複数あって、
例えば、
・白;台風でガラスの飛散を防ぐために
(目立ちにくい)
・緑;はがし忘れを防ぐとき
・青;ブルーシートを使うとき
というふうに、かしこく使い分けたい。
※ “段ボールの梱包”には適さないという。
⑧ マスキングテープ
《用途》 汚れ防止・装飾 など
・浴室の隙間、玄関の靴置き仕切り
にも使える
《特徴》
紙が素材。水に弱くてはがしやすい。
色や柄が豊富なメーカーもある。
上から鉛筆で記入できる。
⑨ ラインテープ
《用途》 目印、床の区切り など
《特徴》
レーンマーキングテープともいわれる。
ビニールやポリエステルなどの素材に使われる。
色が鮮やか(蛍光色 etc.)な製品もある。
⑩ 両面テープ
《用途》
(紙・プラスチック などの)接着
《特徴》
不織布などの基材の両面に、粘着剤が塗られて、
紙同士などの者を固定する。
まっすぐ貼れるけど、はがしにくい。
⑪ 表面保護テープ
《用途》
(スマートフォンなど)画面の保護
《特徴》
薄くて透明のフィルムタイプ。
静電気の発生が少ない。ほこりの誘発を防げる。
⑫ アルミテープ
《用途》
保温・固定・水回りの補修 など
《特徴》
金属のアルミニウムを使用したテープ。
耐熱性と 防湿性を 兼ね備えて、
(紫外線・水・酸素 の)透過に強くて、
劣化が少ない。
⑬ ハーネステープ
《用途》
(自動車やバイクの)配線の保護など
《特徴》
ポリ塩化ビニル基材が使用される。
薄い素材だから
重ね巻きしやすくて、手で切りやすい。
時間が経っても、粘り気がしない。
⑭ ブチルテープ
《用途》 屋根材の補修など
《特徴》
ブチルゴム系粘着剤が使われる。
○: 防水・耐久性・耐候性
⑮ ビニールテープ
《用途》
電気絶縁、水道管の補修 など
《特徴》
○: 粘着力・柔軟性・耐久性・耐寒性・防水性。
高温に強くて、燃えにくい。
⑯ ポリエステルテープ
《用途》
・小型電気機器などの絶縁
・屈曲疲労の強度を高める
・耐水、耐薬品
㋑ 粘着テープに関する『あるある』
対策・予防策
【とある問題】
・(上記⑤の)セロハンテープを
買い置きしてたら、
気付いたら、テープ本体がズレてた。
↑そんなとき
《どうすればいい?》
テープを保管してたらズレる原因は、
時間の経過・湿度・温度。
完全には元に戻せないけど、
改善するには、
テープを平らな場所に置いて、
上から、“重し”となる物(辞書など)を置いて、
1週間以上のせてたら、だいぶ改善するという。
・ 直茶日光に当てないほうが長持ちするから、
窓の近くは避けて、
高温にならない場所で保管する。
・ 買い置きのテープは、
“(ビニール)袋に入れたまま”
封をして保管するのが最適。
* * *
【別の問題】
“ … きれいにテープをはがせるかな?”
↑そんなとき、
《どうすればいい?》
・ 端から、ゆっくりはがす。
このとき、はがす方向の角度が
30度くらいになるよう意識したい。
ほかには、
・ はがすときに、ドライヤーで温めたら
粘着面が熱でゆるんで、はがれやすくなる。
あと、
・ テープの上から、消しゴムでこする
・ テープの上に、除光液をのせる
ただ、
貼られた部分や 素材が 傷つかないか
などを確認してから試したい。
㋒ こんな『機能性に富んだ』
粘着テープ
* ミシンが無いときに使える
貼ってアイロンをかけて接着する
“アイロン接着テープ”
巾着や エプロン などをつくることができる。
* 壁に貼ってからも、
はがすことができるタイプの
両面テープ
壁に穴を開けなくて済みそう。
水にぬらして繰り返し使用できる
そんな両面テープもあるらしい。
* においに敏感な 子供や ペットがいる
そんな家庭向け。
揮発性有機化合物が少ない
両面テープ。
* 家の階段や廊下で、転倒をしないように張る
すべり止めテープ