('24年7月 更新)
2023年末
コロナウイルスの感染者が
ひとまず落ち着いたように
個人的には感じる。
しかし、
季節外れのインフルエンザなどなど
感染症による別の現象も見られる。
感染症を引き起こす原因は『病原体』。
病原体を 種類別に分けて
それぞれ症状を挙げると、
【原核生物】
・細菌
(赤痢球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌 など)
【真核生物】
・真菌(白癬菌;皮膚感染症 など)
・寄生虫(アニサキス など)
・原虫(マラリア原虫 など)
【ウイルス】
・インフルエンザウイルス
・ノロウイルス
・コロナウイルス など
っというとこか。
昨今、個人的に気になった病状の
名称について何点か
簡易的な内容と予防法を
記したいと思います。
Ⓐ こんな病状の内容と“予防法”
㋐ RSウイルス感染症
㋑ アデノウイルス感染症
㋒ レジオネラ症
㋓ SFTS(重症熱性 血小板減少 症候群)
㋔ ノロウイルス感染症
Ⓑ
(ノロウイルスなど)ウイルス対策用
消毒液の“つくり方”と“使い方”
Ⓒ
(ウイルス感染)こんな予防法
それぞれの内容をまとめると、
Ⓐ
こんな病状の内容と“予防法”
㋐
RSウイルス感染症:
《感染経路》
おもに、『飛沫感染』と『接触感染』。
・飛沫感染:
(感染した人の) 咳や くしゃみ による感染。
・接触感染:
菌が付いた手で、口や 鼻や 目などの
粘膜に触れることによる感染。
《予防する方法》
・手洗い
・うがい
手洗いは、流水と 石けん を使って徹底する。
㋑
アデノウイルス感染症:
《感染経路》
おもに、『飛沫感染』と『接触感染』。
(内容は、少し上に記載しました)
《予防する方法》
・手洗い:
流水と 石けんを 使って徹底する
・消毒:
アデノウイルスは熱に弱いため、
感染した人が使った タオルや 衣類は、
熱水(85℃、1分間以上)で
洗濯か煮沸をする。
※ そのタオルや 衣類は
高熱にさらしても問題ないか
事前に確認する。
㋒
レジオネラ症:
《感染経路》
・温泉施設などで感染しやすい
・エアロゾル感染:
給湯設備、加湿器、浴槽、循環式浴槽などの
ぬめりに生息する細菌によって
汚染された湯気などを吸い込むことで、感染する。
《特徴・症状》
・軽症の場合
発熱しても、自然治癒で済みやすい。
・重症化すると
高熱や 呼吸困難などが みられる。
《予防する方法》
こまめに、水の入れ替えや 洗浄をして、
清潔を保つようにする。
㋓
SFTS(重症熱性 血小板減少 症候群):
《感染経路》
ウイルスが付いたマダニに
かまれることで感染する。
昨今は、
SFTSウイルスに感染した動物
(犬や 猫など)を介して感染する例もある。
《特徴・症状》
原因不明の発熱、食欲低下、腹痛、嘔吐 など。
マダニにかまれた際には、
皮膚科で受診したい。
(自分で取り除こうとしても、無理なことが多い。)
《予防する方法》
マダニの生息地(森林や 草地など)に入る場合は、
長袖と 長ズボンを 着用して
肌を露出しないよう気を付ける。
ズボンの裾は、隙間ができないように
靴下や長靴の中に入れる。
㋔
ノロウイルス感染症:
《感染経路》
ノロウイルスが付着した 手指や 食品から
感染が広がる。
さらに、
感染者が出した物(嘔吐、トイレ)から
舞い上がったウイルスを
吸い込むことでも感染する。
《予防する方法》
『次亜塩素酸ナトリウム』を含んだ
『家庭用の 塩素系漂白剤』を
水で薄めて、消毒液をつくって
ドアノブ、床、トイレの壁、
などをふく。
(消毒液については、以下に記載します)
※ トイレのフタは、閉めて流す。
(空気中にウイルスが舞わないように)
Ⓑ
【(ノロウイルスなど)ウイルス対策用
消毒液の“つくり方”と“使い方”】
ノロウイルスは、ウイルスの特性から
アルコール消毒をしても効果がない。
感染した場合(それか予防に備えて)、
物品の消毒には
『次亜塩素酸ナトリウム』を含んだ
『家庭用の 塩素系漂白剤』を使うと有効。
アルコール消毒との使い分けが面倒なら
インフルエンザウイルスや
コロナウイルス の際に使っても
効果が出るかもしれない。
見聞きした話を
以下に記すと、
:一般的な『家庭用の塩素系漂白剤』
(塩素濃度6%)とする
※ 製品ごとに濃度が異なるため、
つくる際には表示を確認する。
● 消毒液のつくり方
家庭用の塩素系漂白剤を
消毒のために、下記の通りに薄めて
処理に使う。
* 消毒や ふき取り(食器・カーテン など)
に使う場合
〔漂白剤の量〕10ミリリットル
に対して
〔お水の量〕3リットル
で、
『200ppmの濃度』の塩素消毒液をつくる。
* 吐しゃ物の処理
に使う場合
〔漂白剤の量〕50ミリリットル
に対して
〔お水の量〕3リットル
で、
『1000ppmの濃度』の塩素消毒液をつくる。
● 消毒の仕方
感染者が使った食器は、
食後すぐに、
上記の要領でつくった“消毒液”に浸して消毒する。
トイレ回り、衣類、ドアノブなども
ふいて、同様に消毒する。
※ ドアノブなどが『金属に関する性質』の場合、
その消毒液で『金属部分』をふいたら、
さびるかもしれないから、
“洗剤とか 石けんを 薄めた液体”
のほうがいいかも。
感染者が触れたり、吐しゃ物が付いたりした物は、
分けて、洗浄と消毒をする。
【吐しゃ物の処理】
二次感染を防ぐため、
使い捨てマスクや 手袋を 着用して、
ペーパータオルなどで、静かにふき取って、
消毒後は、水ぶきをする。
処理に使った物は、
ビニール袋に密閉して廃棄する。
そのあと、手洗いを丁寧にする。
↑のページに記した
『 ㋑ 自宅療養なら 』の内容に似てる
Ⓒ
(ウイルス感染)こんな予防法
* 室内の換気は、空気の通り道を確保して
空気を循環させる。
* 携帯電話も、拭いて消毒する
気になるなら、
『上記 Ⓑ 』に記した消毒液を
使ってもよさそう
* (帰宅時、料理前、トイレの後 など)
こまめに手を洗う
* 手洗い後は、しっかりと水分をふき取る
* (混雑した場所に居ることが多い場合)
『CO2センサー(二酸化炭素の濃度計)』
を用意して、
濃度が高いときは、できれば外に出る。
いろんなウイルスを
予防するために
しっかりと対策したいですね