なにかと費用が掛かる“引っ越し”。

 

「できるだけ金銭面の負担を減らしたい」

と考えるのが、一般的な消費者心理。

 

 

 

引っ越し業者にとって、引っ越し件数の繁忙期は

3月中旬~4月上旬になる。

 

 

そんな時期を、できるだけ避けたいけど、

 

その時期に引っ越しせざるを得ない

という例も出てくる。

 

 

引っ越しで

「できるだけ負担を軽くしたい」と考えたときの

方法について、

 

見聞きした話を、以下にまとめました。

 

 

㋐ (連絡用の)メールアドレスについて

 

㋑ “複数の業者で” 見積もりを取る

 

㋒ 利用者が少ない“時期”と“日程”を選ぶ

 

 〔追記〕大型マンションの“一斉引っ越し”では

 

 

 

それぞれの内容は、

 

 

㋐ (連絡用の)メールアドレスについて

 

 

銀行などの利用サイトで

メールアドレスを登録する人が多い。

 

 

集合住宅(マンション・アパート など)の場合、

建物によっては

 

ネット回線の同じプロバイダー業者じゃなくて

(建物ごとに、プロバイダーが共通してなくて)

 

アドレスの変更を余儀なくされる例もある。

 

 

そんな場合に備えて、

ネット回線のプロバイダーに関係なく使える

 

・Gmail(グーグルメール)

・(パソコンを持つ場合は)マイクロソフトのメール

アドレスを設けて、

 

登録アドレスを変更するのが、得策。

 

 

 

とくにGmail(グーグルメール)だと、

 

Googleのホームページを用いて

送受信ができるため、

 

ネット回線のプロバイダー業者が変わっても

使い続けられる。

 

 

 

 

 

㋑ “複数の業者で” 見積もりを取る

 

 

引っ越し日が決まったら、

 

引っ越し予定日の“2ヵ月~1ヵ月前”が

見積もりを取るのに最適。

 

 

予定日の2ヵ月以上前では、

早すぎるゆえに断られやすくて、

 

1週間前に始めるのでは、あまりに急で

人員や車両を 業者が手配できない。

 

 

 

1日あたり2~3社に

訪問での見積もりを依頼すると、

 

前後の引っ越し業者の“提示価格”をもとに

交渉することができて、効率的。

 

 

引っ越し業者の見積もりは、

少なくとも3~4社から取りたい。

 

 

1社目の見積もりができたら、

「そこから、どこか費用が安くなりますか?」

と尋ねると、

 

営業担当の権限で、すぐに3万ほど

減らしてくれそう。

 

 

そこからさらに交渉して、

「上司に相談します」と電話してくれたら、

さらに3万ほど減らしてくれそう。

 

 

その見積もりを、

2社目の担当に見せて、見積り額を低くしてくれて、

 

2社目での見積もりを

3社目の担当に見せて、さらに見積額が低くなって…

 

担当の人が

「この場で決めてもらえば、この料金で!」

と言ってきたら、

その料金が“限界価格”の合図となる。

 

 

自分にとって負担のない見積額に近づける

という方法。

 

 

 

㋒ 利用者が少ない“時期”と“日程”を選ぶ

 

 

できる範囲で、なるべく

費用がかからない時期(日程、時間帯)を

選びたい。

 

 

引っ越し件数のピークとなる

最繁忙期は、3月末~4月上旬。

 

 

引っ越しが混み合えば、

その分、業者に作業量がまわるため

値引きの幅には期待できない。

 

 

引っ越しの繁忙期であっても

込み合う土曜、日曜、祝日を避けて、

 

業者の予定からしても、負担が少なめの

 

平日(とくに、火曜か 水曜か 木曜)を

選ぶことで

費用を下げる効果が見えやすい。

 

 

 

さらに、

費用の面で負担を軽くしたければ、

 

『前日の夜に荷物を搬出して

当日の朝早くに搬入する』、っといった方法をとる。

 

そうすると、引っ越し会社が、

1日に2件の引っ越しを受け持つ形式となって、

 

ピーク時であっても、期待できるという。

 

 

 

注 】

 

インターネットでまとめて

見積もり依頼を出せるサイトもあるけど、

 

電話番号を入力してしまうと、

夜中でも着信が来たりする。

 

慎重に考えたい。

 

 

 

㋓ 〔追記〕

大型マンションの“一斉引っ越し”では

 

 

戸建てへの引っ越しと違うのが、

 

新築の大型マンションには

『自分の考えだけが中心での 引っ越しは無理』

 

という点。

 

 

 

新築の大型マンションでは、一斉入居となるため

 

一般的には、

大手の引越会社が『幹事会社』となって

引っ越しを取り仕切ることになる。

 

 

よって、

 

引っ越し日が抽選となって、

 

必ずしも、自分の希望する日に

引っ越しができるとは限らない。

 

 

とくに、

引っ越し繁忙期(3月後半の 土曜と日曜)には、

引っ越し希望が集中するため、

 

避けるには、

倍率の低い平日を『希望日』とするのが好ましい。

 

 

 

大型マンションの場合は、

 

幹事会社が

『(1件につき)

5人以上の作業員で、2時間以内に終わらせる』

 

などと、無理な条件を付ける例もある。

 

 

 

最安値となった見積もり書を よく見ると、

 

人員が不足する例もあるため、

値段だけで判断しないよう気を付けたい。

 

 

そういった事態を避けるために、

 

幹事会社に引っ越しを頼むのも、得策のひとつ。

 

 

幹事会社に頼む場合でも、

 

各社に見積もりを取って、

その最後に

幹事会社から、見積もりを出してもらいたい。

 

 

 

引っ越しという作業自体

手続きが多くて大変。

 

荷物のほかにも

費用や気持ちの面で

負担が減る方法を

あらかじめ身に付けたいですね。