('25年4月 更新)
住宅の建物が完成すると、
『内覧会』がおこなわれる。
(『住宅展示場』や
『モデルハウス』・『モデルルーム』
と似たように
とらえられるかもしれないけど)
『内覧会』との違いはというと、
* モデルハウス:
住宅に関連する業者が、
独自に物件を展示して公開する。
(マンションの場合は、『モデルルーム』という。)
* 住宅展示場:
複数のモデルハウスが展示される
* 内覧会:
完成した物件を見学する際、
内覧の担当者が様々な説明をする。
そのとき、購入を考える側は、
・内部にも 外部にも、不備も傷もないか
・依頼した通りに完成したか
の確認をする。
修正が必要な部分を見つけたら、
立ち合いの担当者に伝えて、
その部分に目印をつける。
内覧会にかかる時間は、
入念になされる場合だと
* マンションでは、2~3時間かかる
(確認部分が、
“室内”や“ベランダ”といった部分に限定されるため)
* 戸建てでは、3~5時間かかる
(確認部分が、
室内に加えて、外装、廊下、屋根裏 まで及ぶため)
《内覧会をする要領》
* 設備が円滑に稼働するか確かめる
* 場合によっては(とくに建て売り住宅)
住宅診断士の同行も考えたい
〔実施する時間について〕
* 内覧会の当日は、ゆとりのある時間設定をする
* 実施日は、引き渡し予定日から逆算して
最低でも“2週間前までには”実施したい
なぜかというと、
もし、
不備の補修工事をすることになった際に、
引き渡しまでの期間が短いと
補修工事の終了が
間に合わないかもしれないため。
補修工事の後は、再び内覧会をしたい。
内覧会について、
このページで
以下の内容に分けて、
Ⓐ 内覧会の体制
Ⓑ 内覧会に持参したい物
Ⓒ 内覧会の全体的な流れ
《内覧会で確認したい項目》
↓
それぞれどんな内容かというと、
Ⓐ 内覧会の体制
● マンションの場合
一般的には、デベロッパーのほかに
施工を請け負った会社の担当者も 立ち会う。
傷も不備もないか、一緒に確認できる。
引き渡された後に、点検のお知らせもあるため、
保証期間内なら 無料で修理してくれるけど、
・引き渡し後は“保証対象外”になる項目もある
・住んで間がないうちに面倒が起きる
(水漏れによって新居が傷む など)
という例も珍しくない。
そんな面倒をできるだけ避けるには、
入居後に気が楽になるよう、
内覧会で、気になる点を進んで指摘したい。
● 戸建ての場合
中には、マンションと同じような
アフターサービス点検が
行われたりするけど、
(戸建ての場合は、
『完成検査』と呼ぶこともある)
内覧会の際は、建物全体の確認
(“内装”のほかに、“基礎工事部分”や“外壁”など)
が必要。
『建売住宅』と『注文住宅』で
内覧会の体制が異なってくるけど、
確認したい範囲は、
マンションよりも多くなりそう。
* 注文住宅の場合
設計担当の建築士が、管理や 説明を するため、
内覧会の際も、安心しやすい。
* 建て売り住宅の場合
基本的に『建った物件をそのまま販売する』
という体制がとられて、
内覧会の当日には、
『状況を説明できる“施工担当者”がおらず、
販売業者だけが居る』という例が多い。
できれば、住宅診断士に同行してもらうのを
考えたい。
こういった“内覧会”は、
家を購入するという立場では、どうしても
『気が付きにくかったり、判断しにくかったり』
という部分が出てくるため、
専門家に立ち会ってもらうのが賢明。
専門的な判断で、細かな部分まで指摘してくれて
より安心して物件の内覧ができる。
Ⓑ 内覧会に持参したい物
(6選)
手ぶらで行くよりも
記録できる物を持参したい。
□ 文房具
(内覧会にて、説明内容などを書き込むため)
・メモ用紙かノート
・筆記用具
・ふせん(修正の指摘部分に貼るため)
ちなみに、
0.5ミリ芯の シャーペンを持参すると、
補修の必要な“ヒビ割れ”がわかる。
使い方は:
ヒビ割れ部分に シャーペンを差し込む。
その部分に シャーペンの芯が入るようであれば、
補修を検討したい。
□ 間取り図 など物件資料
間取り図は、
立ち合いの担当者が持ってるけど、
自分たちの分を事前に用意すれば、
いちいち借りなくて済む。
□ 携帯カメラ など
(あとで物件の内容を確認するために、
内装や 外装を 撮影する物)
家具を選ぶときの材料にもなり得る。
□ スリッパ など
(建物内に入るときの履き物)
内部にキズをつけるおそれもあるため、
着用が可能かを、必ず尋ねて確認する。
□ 水準器
(“壁”や“床”の傾きを調べるため)
ビー玉よりも、水準器のほうが正確。
□ メジャー
(家具や家電などを 置くために、寸法を計測する)
自分の持つ家具が差し支えなく入るか
生活を始めてから困らないように、
しっかり測定したい。
Ⓒ 内覧会の全体的な流れ
基本的には、
『入室 → 内部を確認 → 手直し → 後日に再確認』
という流れになる。
次の①~⑤の順番では、
① 日程を決める
↓
② (当日の最初に)設備の説明を受ける
↓
③ 入室して、確認を始める
↓
④ 担当者と一緒に内容を確認する
↓
⑤ “その場で修正”か“後日の予定を決める”
順番ごとの内容は、
①
日程を決める
内覧会の日程を決める連絡が来る。
入居者が多い大型マンションの場合は、
時間まで指定されやすいけど
いずれの場合も、変更には応じてくれる。
↓
②
(当日の最初に)設備の説明を受ける
日程が決まったら、現地で立ち会い担当者と
待ち合わせてから入室する。
とくにマンションの場合は、
設備の説明(共有部分、スイッチ、給湯器 など)
を最初に受ける例が多い。
↓
③
入室して、確認を始める
《マンションの場合》
内装・設備・建具 など
《戸建ての場合》
内装・設備・建具・外装
を確認する。
↓
④
担当者と一緒に、内容を確認する
多くの場合は、
担当者がチェックシートを持って、
指摘した部分に
記録と、マーキング(目印付け)をする。
気になる部分は、進んで質問して
後悔しないよう、内容を確認したい。
↓
⑤
“その場で修正”か“後日の予定を決める”
当日に修正が難しい部分は、
追加工事をおこなって、
“後日の”確認会の日程を決めてから終わる。
そこで、『共有部分の説明』や
『オプション会の案内』が入る例もある。
【内覧会にて確認したい点:
以下の3項目】
* 指摘した点と 要求した点が、
引き渡し前までに 確実に行われるか
とくに不備を見つけた場合は、
引渡し前までに『もう一度確認する機会の有無』
を調べるのも大切。
* 保証の内容
『保証の内容』に加えて、
『保証年数』なども確認したい。
(保証の年数は
一般的には、1~2年が目安とされる。)
* アフターフォローの内容
・点検が『どのタイミングで』行われるのか
加えて、
・『何か起きたときの相談窓口』
も忘れず確認したい。


