予期しないケガ、ヤケド。
夏に起こりがちな虫刺され。
そんな事態のときについて、
このページでは、次の項目に分けて、
・(場合別に)迅速に手当てする方法
・気を付けたい点
などなど
まとめました。
Ⓐ
出血の手当て :
Ⓑ
やけどの手当て :
Ⓒ
生き物に刺されたときの手当て :
《こんな生き物の場合》
㋐ ハチ
㋑ ムカデ
㋒ クラゲ
㋓ チャドクガ(毛虫の一種)
㋔ イラガ(毛虫の一種)
それぞれの注意点はというと、
Ⓐ
出血の手当て :
【手当の方法】
専門知識がなくてもできるのは、
『直接圧迫止血』。
出血した傷口を、ガーゼか ハンカチで、
直接強く押さえて止血する方法。
( ※ ティッシュを使うのはダメ。
紙の繊維が傷口に付着して、治療のさまたげに
なるから。)
止血するときは、
ビニール手袋か、手にビニール袋をはめて
対処する。
ケガはどこでするか、想像がつかないから、
できれば普段から、
・ビニール手袋か、ビニール袋
・(できれば)ガーゼ
・清潔なハンカチ2枚
を、カバンに入れて持って、
ハンカチの1枚は、手や汗を拭くために
もう1枚は、緊急時に役立てたい。
Ⓑ
やけどの手当て :
〔やけどの程度;1~3〕
《程度1》
皮膚の色が赤くなって、痛みがする
《程度2》
はれぼったく赤くなって、水膨れになって、
強い痛みがする
《程度3》
皮膚が、黒く焦げるか、逆に蒼白になって、
感覚がなくなる
【程度1~2の場合;対処法】
冷たい水で、痛みが取れるまで冷やす。
水ぶくれの場合だと、
破れたら、そこから雑菌が入ってしまうから
ためた水につけて冷やすなど、慎重にする。
やけど部分を 清潔な布で覆って、
その上から、アイスパックなどで冷やす。
【程度3の場合;対処法】
水で冷やした後、ぬれたタオルで
さらに冷やす。
※ いずれも、
症状が治まらないようなら、早めに
医療機関で適切な処置をしてもらいたい。
Ⓒ
生き物に刺されたときの手当て :
㋐ ハチ に刺されたとき
《性質》
激しい痛みを伴う。
ひどければ、呼吸困難や 意識障害を発生して、
最悪の場合、命の危険性もある。
【対処の方法】
針が残ってたら、
手袋をはめた手か ピンセットで 取り除いて、
水で1分ほど洗って、抗ヒスタミン軟膏
を塗る。
刺されてから1日が経って、
強い発疹か 腫れが 起きたら、医療機関に受診する。
㋑ ムカデ に刺されたとき
《性質》
6~8月に成虫になって、被害が拡大する。
かまれたら激しい痛みを伴って、赤く腫れる。
【対処の方法】
かまれた部分を、水で1分ほど洗い流して、
抗ヒスタミン軟膏を塗る。
㋒ クラゲ に刺されたとき
《性質》
クラゲの触手に毒針を持って、
触れると激痛が起きる。
刺された部分は、炎症を起こして腫れ上がって、
痛みが長時間続く。
【対処の方法】
職種が残った場合は、素手で触らずに、
手袋をはめた手か ピンセットで 取り除いて、
海水で洗い流す。
そのあと、急いで医療機関を受診する。
㋓ チャドクガ(毛虫の一種)
に刺されたとき
《性質》
ツバキや サザンカに 生息してて、
都市部の 公園とか民家でも 見られる。
全身に毒針毛を持って、触れたら、
強い皮膚炎を起こす。
【対処の方法】
粘着性のある物(セロハンテープ etc.)で
取り除いて、
流水で1分ほど洗い流して、抗ヒスタミン軟膏
を塗る。
㋔ イラガ(毛虫の一種)に刺されたとき
《性質》
幼虫は、多くの樹木に生息する。
刺されたら、電気が走ったような痛みを伴って、
1~2週間程度続く。
【対処の方法】
流水で1分ほど洗い流してから、
抗ヒスタミン軟膏を塗る。
2週間しても痛みが残るようなら
医療機関を受診する。
自分でできる手当ての方法を
事前に知って
冷静に対処したいですね