多くの人が旅行をしたがる。
予約の方法(宿泊先、交通機関)は
・インターネットで検索したり
・旅行代理店を頼ったり
・新聞とか広告で見つけたり
と、さまざま。
そういった手段で旅行の手続きをしても、
思いがけない失敗をすることが珍しくない。
このページでは、
Ⓐ 予約の要領について
Ⓑ 悪天候に見舞われた場合
(交通機関は、どんな対応がなされるか)
● 飛行機の場合
● 格安航空のŁCCでは
● 他社便への乗り換えは、あり?
● 新幹線( + 有料特急)の場合
● 船舶(フェリー etc.)の場合
それおれの内容はというと、
Ⓐ 予約の要領について
【旅行の予約に関する“こんな思わぬ
失敗例”】
* 予約したホテルを、
2か月前にキャンセルしたら、
料金の『全額分』を請求された
* 『2人1部屋』でホテルを予約したのに、
部屋には『シングルベッド1台』しか無かった
* 『最安値』をうたう旅行代理店に電話したとき、
「その内容はすでに完売です。
グレードアップのプランであれば案内できます。」
と言われて、
大きな変更の意思もないのに
割増の価格で予約する羽目になった。
* 広告で『部屋で朝食が食べられる』プラン
を予約したのに、
結局『外で』朝食をとった。
※ 中小企業の旅行代理店だと、
たまに、週末に窓口が開いてなくて、
問題が起きても対応できない会社もある。
後悔しないように、
事前に、
旅行代理店の“窓口の運営時間”を確認して、
『旅先で困ったときの緊急連絡先』
がない会社は、避けたい。
下に挙げる
全国規模で運営がされるサービスサイトを
利用して、調べるのがよさそう。
【国内の会社が運営する
料金比較のサービスサイト】
【国内の会社が運営する
旅行の予約サービスサイト】
(旅行代理店)
* 同じ旅行プランでも、
・インターネットで予約するほうが
格安になる
・旅行代理店の窓口で予約するほうが
要望に応じた細かなサービスが得られる
ということもある。
* 良い眺めを希望するなら、
事前に、代理店や 宿泊先に
部屋の状況を確認するのが得策。
* 悪天候に見舞われた場合
宿泊と 航空券とか がセットになったプラン
〔ツアー〕だと、
飛行機や 交通機関や 宿についての
キャンセルや 変更の 手続きなどは、
運営する旅行会社に相談する。
・登場する予定の便が特別対応かどうか
・鉄道の運休見込みがあるかどうか
を判断してくれる。
* 昨今は、旅行サイトのほかに、
ホテルや 旅館が 直販で用意する
“宿泊パック”のほうが安く泊まれる
という例が増えつつある。
まずは、宿の公式ホームページで
宿泊価格を確認したい。
それと、
「エレベーターに近い部屋がいい」などの
リクエストをする際も、
公式サイトから(電話などで)直接連絡すれば、
スタッフが応じてくれるかもしれない。
* インターネットでの予約をする場合は、
予約の確認画面を、
印刷なり スクリーンショットなり
で、すぐに確認できるように、
旅先でトラブルに遭ったときに備えたい。
ホテルのウェブサイトから
直接予約する際、
気を付けたい項目はというと、
【例】
● (宿泊を考える)ホテル部屋の内容
////////////////////
“**《一般コース》○○の宿 **”
↑(おもな題名〔以下 ㋐ 〕)
㋑
【ベッド】 : ダブル / セミダブル
㋒
【朝食】: あり / なし
㋓
【たばこ】 : 喫煙 / 禁煙
㋔
【絶景写真】 :
(例)《大浴場》※写真は一例です
㋕
【合計の料金】 :
○月○日 △泊△日
大人△名
〈00,000円~ / 人〉合計 00,000円
㋖
【標準的な部屋設備】 :
全室シャワー、冷暖房、冷蔵庫、テレビ、
ズボンプレッサー(貸出含む)
㋗
【キャンセル規定】 :
・ 1週間前:宿泊料金の50%
・ 当日:宿泊料金の80%
・ 無連絡キャンセル:宿泊料金の100%
////////////////////
↑の宿泊ホテルの内容例で
項目ごとに分けた
㋐ ~ ㋗ ほか についての注意点はというと、
㋐ :
『○歳以上限定』などの“割安プラン”
を、
見逃したらもったいない
㋑ :
部屋のベッドなど、『寝床タイプ』を確認!
㋒ :
食事プランは、『食べる量に適するか否か』確認!
※『食べ放題・飲み放題』に要注意!
食べ放題だと、「満腹感を得やすい
揚げ物とか 炒め物ばかり」
という例もある。
飲み放題だと、
「日本酒の人気銘柄は、コースの対象外で
別途料金が必要」という例も多い。
㋓ :
部屋の『禁煙・喫煙』を確認!
㋔ :
掲載された『絶景写真』は古くないか確認!
その絶景写真は、
注目を引くためのイメージ写真かもしれない。
撮影日時などの“注釈”がない広告のプランは
選ぶのを避けたい。
良い眺めを希望するなら、
事前に代理店化宿泊先に、
部屋の状況を確認するのが好ましい。
㋕ :
鉄道や ホテルの “公式サイト”で、
『割安プラン』の有無を確認!
『“対象外”になる条件(日にち・地域・滞在期間)』
を確認したい!
㋖ :
部屋の設備を確認!
㋗ :
『キャンセル料』の かかる間合いを確認!
・ キャンセル規定についての欄は、
文字が小さくて読みづらいけど、
「“いつから”キャンセル料が発生するのか」
は確認したい。
・ 予約については、支払の方法がさまざま。
(事前決済・現地決済 などなど)
可能なら、“現地決済”にするほうが
キャンセル料が
自動で引き落とされることなく、
問い合わせの際も、安心かもしれない。
(もし飛行機利用のプランだと、
他と定義が違う点に要注意、)
そのほか気を付けたい点は、
* 宿泊費と 交通費が 組み込まれた
パッケージ商品の場合、
旅程変更の融通が利きにくい。
たとえば、
2名1室で予約したのち、
「急に参加者が増えたから3名1室にしてほしい」
と変更を希望しても、断られるかも。
細かな旅程が決まってないのなら、
パッケージ商品じゃなくて、
『鉄道たけ』とかいう 単体の予約も
選択肢に入れるのがいいかも。
* どれを利用して予約するかにかかわらず、
考えるうちに、
『終了』となることもあり得る。
まずは、
『“キャンセル規定”を確認して、
気になる内容は予約してしまって、
キャンセル料が“発生する前に”吟味する』
というのが、かしこい方法かも。
◆ ◆
あと、
知っとくのが得策なのは、
* 交通機関が止まるなどで
延泊の可能性が出てきた場合、
とりあえず
ビジネスホテルの予約を考えたい。
(↑前日までは、キャンセル料がかかりにくくて、
様子を見ながら判断できるから。)
* 航空会社から特別対応が出てたり、
鉄道が計画運休をしてたら、
例外で、前日や当日であっても
無料で キャンセル対応してくれる宿が
多いという。
* 大雨や 台風とかに 見舞われたら、
キャンセル料が発生するかもしれないけど、
その場合、宿泊日を変更することで
対応してもらえるかもしれない。
そうなったら、問い合わせて確かめたい。
Ⓑ 悪天候に見舞われた場合
(交通機関は、
どんな対応がなされるか)
* 飛行機の場合
欠航が発表されてない時点でも、
旅先が、明らかに暴風域に入ろうとする場合、
飛行機は、
暴風の接近によって伴う風速によって
欠航の判断をすることになる。
大手の航空会社であれば、
暴風が近づいて
運航に影響が出そうだと判断した場合、
フライト〈出航〉の数日前に、
航空券を『特別対応』とする。
この対象になれば、
最終的に飛行機が飛んでも飛ばなくても、
変更なり、無料で払い戻すなりができる。
つまり、
欠航になるかどうかの判断を待つことなく、
特別対応の知らせがあれば、
無料で予定の変更ができる
ということ。
往復のチケットを買っても、
片道だけが特別対応の対象になっても、
往復分が適用される。
ただ、この特別対応で
いったんキャンセルをしてしまうと、
再び予約をする場合には、
前の料金は引き継がれないし、
早割のチケットをキャンセルしたからといって、
早割料金で取り直しは無理。
再予約の場合は、
正規料金を支払うことになるかもしれない。
* 格安航空のŁCCでは
格安航空では、
悪天候時の特別対応は、ない場合が多い。
暴風が来ても、飛行機が飛んだ際には、
乗らないという判断をした人に
通常通りのキャンセル料が発生してしまう。
つまり、
キャンセル料が無料になるかどうかは、
出発の 当日か前日 でないと
わからない例がほとんど、ということ。
* 他社便への乗り換えは、あり?
他社便への『乗り換え』は、
機材トラブルが発生した場合のみ
無料でできる。
天気の影響で乗り換える場合には、
別途変更先の料金が発生する。
ただ、
欠航したほうの料金は返金される。
(『差額分を支払う』という考えになりそう)
* 新幹線(+ 有料特急)の場合
新幹線の場合、
運休の発表がなされない時点で
キャンセルすると、
数百円の手数料が発生するけど、
乗車日や 乗車号の 変更は、1回に限り無料。
ただ、
運転取りやめが見込まれた場合、
手数料なしで、払い戻しに対応してくれそう。
・ 遅延が発生した場合は、
乗った新幹線や 有料特急の到着が
予定より2時間以上遅れた場合には、
特急料金が払い戻される。
・ 途中の駅で運転を通りやめた場合にも、
区間によっては、
全額 それか 一部の 料金が払い戻されて、
出発駅まで無料で戻ることができる。
* 船舶(フェリー etc.)の場合
『欠航すれば、キャンセル手数料不要』
の対応がとられて、
欠航が発表される前に、
自己判断でキャンセルした場合には
キャンセル手数料が発生するかも。
◆ ◆ ◆
せっかくの旅行。
大雪や暴風に見舞われても、
そのときの 公共交通機関や 宿泊施設の
対応の可能性を知るか否かで、
・強行を試みて面倒に巻き込まれるか
・何も知らずに諦めるか
・円滑に対応できるか
が変わってくる。