('23年1月 更新)
医療が複雑化した昨今では、
同じ症状でも医師と病院によって、
診断と治療の方法が違ってくることも多くて、
重要な病気が見落とされたり、
余分な治療がなされる危険性が生じる。
だから、通院する前に、
適切な医療がなされる医者か病院かを
見極めたい。
(上手に医療機関にかかるには)
そのために、大きく3点の項目で
Ⓐ『いい医者』『いい病院』を見分ける判断
Ⓑ『いい病院』を見分ける条件
Ⓒ (患者自身でも)かしこく接するための要領
詳しくまとめたら、
まず、
Ⓐ『いい医者』『いい病院』を見分ける判断
㋐ 医者が患者の人格を否定しないか
㋑ 過剰な医療は無いか
㋒ 環境の整った病院か
詳しい内容は、
㋐ 医者が患者の人格を否定しない
● 詳しい質問をしたら、医者が不機嫌になった
そういう医者は、避けるのが無難。
わからなくて不安で質問する患者さんに、
誠実に対応しない医者からは、安心感を得られない。
● 問診の際に「ストレスのせい」と何度も言われる
苦しくて病院に来た患者さんに対して、
その一言で片づける医者は、説明不足で、
患者さんを尊重してなくて、信用できない。
● セカンドオピニオンに否定的
主治医とは別の医者の意見を聞く
“セカンドオピニオン”は、昨今は当たり前。
今もなお、ほかの病院への紹介状を書き渋る
医者は、好ましくない。
★ 信頼感のある好感が持てる医者
がんの場合だと、医者自身のやりたい治療法だけを
説明するより、
手術、抗がん剤、放射線治療 etc.
複数の選択肢を丁寧に説明する医者は、
信頼しやすい。
(診療所か小病院で)
医者自身の専門では限界がある場合、
すぐに紹介状を書いて、
ほかの病院につなぐ医者も、信用度が高い。
㋑ 過剰な医療は無いか
● 薬を出すだけで、生活習慣の改善について指導がない
診察するときに、生活習慣の指導をしない医者は、
基本的な部分の勉強不足で、
長くお世話になるには不安になる。
● 軽症でも、すぐにレントゲン検査をしたがる
大変な症状なら、レントゲンは考えられるけど、
例えば、風邪でのどが痛いだけでも、
『まず念のためにレントゲンを』
と言うような場合は、過剰医療の傾向あり。
㋒ 環境の整った病院か
● スタッフ(受付、看護師 etc.)の応対がザツ
看護師と受付 ... の応対を見たら、
経営者がどういう指導をなされるのか、すぐわかる。
予約の電話対応ひとつで、方針が推察できる。
● (中規模以上の病院)
ホームページを設けても、1年以上更新されない
ホームページの開設がなされるなら、
1年以上も更新されない、中規模以上の病院は、
患者への対応と情報伝達が、おろそかな印象を受ける。
★ ホームページを定期的に更新して、
医者について詳しい内容が記載されたなら
信頼感が高い。
● 靴を脱いでスリッパに履き替えなければいけない
● 洗面所の蛇口が自動化されない
特に最近(2022年現在)は、
感染症に気を付けるべきなのに、
入り口でスリッパに履き替える病院、
洗面所の蛇口を触らないと使えない病院は、
ウイルスへの対策が万全とは考えにくい。
Ⓑ『いい病院』を見分ける条件
㋐ スタッフ間のやりとり
㋑ 医者の経歴
㋒ 初診の時間
㋓ JCI認証
それぞれ説明すると、
㋐ スタッフ間のやりとり
医者と看護師ほかスタッフ同士が
遠慮することなくやり取りできる病院は、
チームワークの充実度が高い傾向。
1人の患者について、最善の治療方法が、
しっかり話し合われる。
㋑ 医者の経歴
手術数は参考になりうるけど、
『成功率』をホームページに記載する病院は
注意が必要。
異様に高い成功率だと、
難しい手術を避ける傾向にある。
㋒ 初診の時間
患者にかける時間も、確認項目のひとつ。
初診なら、15~30分ほど
時間をとって患者と向き合う医者は、
そのあとの対応も丁寧な傾向にある。
込み合うときにも邪魔者扱いせずに、
『今日は難しいけど、
来週のこの時間なら空いてるから、そのときは?』
ていうふうに代替案を示してくれる医者も
信頼度が高い。
㋓ JCI認証
アメリカで創設された医療分野の
第三者評価機関が審査するもので、
1200項目からなる確認を受けて
合格しなければならない、もっとも厳しい基準。
・(災害時を含む)あらゆる面で安全性が担保されるか
・質の向上に取り組むか
という内容で、
病院にそこそこ余裕が無ければ取得は難しい。
その調査対象は、医者と看護師だけでなく、
清掃スタッフなど広範囲に及ぶ。
有名な医者とか、テレビで好評な病院
とかいう基準で選ぶほかに、
“『JCI認証』の取得済みか否か”
をホームページで確認したいし、
取得済みなら、いい病院という期待度が高い。
★ 昨今は、コロナ感染の対策として、
発熱者とそのほかの人の、動線と窓口を分けたり、
喚起をしっかりするなどして、
対策を丁寧なされるのも、
その病院が信用できるかの物差しになる。
古い施設であっても、努力が垣間見えるところは、
好感度が上がる。
Ⓒ (患者自身でも)かしこく接するための要領
● 医者との会話は挨拶から
● 忘れそうなこととか、わからないことはメモを取る
急にノートを出して、攻撃的な体勢をとられたり、
延々と患者自身の自分の話だけされたら、
医者もさすがに身構えてしまう。
まず大人の常識として挨拶から始まって、
信頼関係をつくりたい。
● 病気について、自分でも下調べしたい
● 医者の意見を聞くとき、自分の考えも伝える
患者も『わからないので、先生にお任せします』
ではなくて、
『自分はこう思うけど、先生のご意見を聞きたい』
ていうふうに具体的に尋ねたい。
そのほうが、医者も患者の希望に沿った治療を
進めやすい。
● 病院とか担当医を変えるとき、
必ずしも本音を言わなくてもいい
もし病院が信用できなくなったら、
病院を移ることも検討したい。
『都合が合わなくなった』とか、
もめごとにならない簡単な理由が好ましい。
医者に気持ちよく紹介状を書いてもらうことに
目を向けるのが好ましい。

