米屋家業 | ほほほのブログ

米屋家業

主人が福岡まで挨拶に来た日のことです。
妹が父親の目の前で、
「敬子姉ちゃんを嫁にもらうなんて、
物好きやね~!」と本気で主人に言いました。
「俺、物好きか」?って
逆に聞き返されましたけど、、。
だそうですよ(* ̄∇ ̄*)

20年近く前ですが、すでに福岡では米屋でお米を買う習慣はありませんでした。
もちろん近所の米屋は廃業してました。
なので私には「姉ちゃん、大丈夫~!?」と心配されました。
暗に反対してたのね。

妹が大阪に来るときはお店が休みのときがほとんどです。
なのでちゃんと?お客様が来店されているのか、ずっと知りませんでした。
たまたま先日、土曜日でスタッフが帰宅したあと私ひとりになりました。
お客様が重なると、猫の手も借りたいときがあるのです。
たまたま妹がいたので、呼び出して手伝ってもらいました。
そこで初めてお客様と対面し、本気でびっくりしてました。
「おるっちゃね~!」(いらっしゃるのね)

たぶん食い道楽の大阪は、味にうるさい。
逆にだからこそギリギリ生き残れているのかしらと、、。
うちのお得意様の中には、行きつけのスーパーのお米を全種類買った強者がいらっしゃいました。
数打てば一個くらい当たるやろと思ったみたいです。
それが一個も当たらなかったのです。

そのお客様は当店でも全種類のお米を購入しようとされました。
ですが、全種類食べなくてもすぐにお気に入りは見つかりました。
今では自分では選ばずに、今年はどれがオススメ?と聞いて購入されます。
もうすでに好みはわかっているので、3種類ほどしぼった中で食べ比べてもらいまいます。
その年のお気に入りを選んだらずっと変わりません。

たまに違うのを食べたくなったときは、必ず先代の女将は今、何食べてる?と聞かれます。
賢いです!
聞くのが一番です。
義母と近いご年齢の方ですから、姑様が食べてるのが好みに近いです。
大阪にはそういうお客様がいらっしゃるから、お店が存続できているのだと思います。
本当にありがたいことです。

現在、高2の甥っ子が高校卒業したら働かせてくれと言ってますので、ビシバシ私が仕込ませていただきますよー!イヒヒ