いい作品っていうのは死ねないヴァンパイアだなって考えてみた。

普段はあの暗い地下の霊廟で冷たく眠っているわけだけど、300年に一回とか、物好きなニンゲンに起こされる。

死ねないけど生きてもいない、じゃぁ自分に心はあるんだろうか、とか戸惑っているうちになんとなくニンゲンに想いを寄せられて、でも自分には心は無いはずだと自分に言い聞かせているうちに、どんどんニンゲンの姿が滲んで消えて行く。

それで、またこの地下に独り、戻ってくる。



そう、その繰り返しさ。


また・・・300年後に!